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少しだけ『大奇岩』の話をしたい

この記事は6月20日に更新しました。マガジンとしては「5月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。

※今回は小ネタで、本題は短い話になります。


 

前置き

今日は、1969年の読切『大奇岩』の話をさせてください。

『週刊少年キング』1969年25号

なんで急に『大奇岩』の話をしたくなったのかは、この読切のオチに関わるので、あとで書きます。
(もったいぶる話じゃ無いのですけど、話の順序の都合で……)

 

作者について

『大奇岩』の作者は、篠原とおる先生でした。
1970年から『ビッグコミック』に連載した『さそり』が出世作となった方でして……。

1971年の『ビッグコミック』の広告(ジャンプ 1971年28号掲載)

それから『0課の女』『ワニ分署』などを描き、強い女性が主人公のアクションに定評があります。

『週刊少年ジャンプ』でも、少年向けのヒロインアクション漫画に挑戦したことがありました。

『週刊少年ジャンプ』1971年24号

(その辺は、以前の記事でも触れました)

『大奇岩』は、『さそり』よりも前の作品で、ジャンルは「SF怪奇まんが」となっていました。

 

大奇岩

※以下、『大奇岩』という読切のネタバレになります。

『大奇岩』は、『週刊少年キング』1969年25号に掲載。
(たぶん、単行本には収録されていないように思います)

7800人が暮らしている普通の町に、突然、巨大な岩が降ってきて、町の3分の1がつぶされた……という冒頭です。

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