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手塚賞佳作3回。これが『合体可変戦機ビームトロン』の1兆ビットパワーだ!
ありがちペンネーム話
多くの人が似たようなことを考えるペンネームというのがあります。
たとえば、「一一一一」とか、
![](https://assets.st-note.com/img/1698637655792-YkMXt6M6wf.png)
「太宰治虫」とか。
![](https://assets.st-note.com/img/1698637814114-OjCN7PgRv8.png)
※「太宰治」と「手塚治虫」を合成したものと思われます。
そして、この『合体可変戦機ビームトロン』の作者、
![](https://assets.st-note.com/img/1698659032694-gGJuBZ1ZWy.png)
久利英太先生のペンネームも、そういう系なのかも知れません。
(たぶん「クリエイター」→「久利英太」です)
手塚賞で佳作3回
久利英太先生は、1965年12月生まれ。
1980年~1982年ごろに、手塚賞の佳作を3回も取っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1698647626746-wP6okhMxBU.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1698648406033-LpJ78DUEhd.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1698648607669-pBip4Z3B6r.png)
※この準入選の「妖卜」について、なぜかWikipediaでは「bdト」になっているようでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1698648869893-ZbKsnARzs5.png)
受賞作について
久利英太先生の受賞作は、たぶんどこにも掲載されていなくて、内容の詳細は分かりません。
ただ、次のようなカットは載っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1698654073227-S4HggUSTG9.png)
それぞれ、こういう選評をされています。
第20回:「絵のうまさに将来性を感じる」(本宮ひろ志先生)
第21回:「セリフに少し重点がかかりすぎ」(中野編集)
第23回:「あれもこれもと、面白くなる努力のいれすぎ」(ちばてつや先生)
受賞後
ともあれ、1980年~1982年に結果発表の手塚賞で、久利英太先生は佳作。
その後、1984年~1986年にかけて、『ジャンプ』の増刊などに読切が掲載されました。
結局、久利英太先生が『ジャンプ』に連載することはなかったので、そこでアンケートの数字はあまり取れなかったと思われますが……。
以下、その読切作品について、簡単に紹介させてください。
1984年9月『ムウの戦士』
まず、『フレッシュジャンプ』1984年10月号に、『ムウの戦士』という読切が掲載されました。
![](https://assets.st-note.com/img/1698657657789-uyQ3hEpMgg.png)
地球から8000光年離れた惑星ムウを、ヘルゴッドさまが征服。
その星の姫だけが地球に逃げてきている……という状況設定です。
![](https://assets.st-note.com/img/1698657978736-yPv6lCbnYU.png)
この、ヘルゴッドさまのくどい顔が素晴らしいです。
そして、主人公は姫を守るために、ヘルゴッドさまと戦うのですが……。
![](https://assets.st-note.com/img/1698658303348-eFTDJ0SCZH.png)
こ、これは……。
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