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『仏ゾーン』『シャーマンキング』『重機人間ユンボル』の思い出

以下は、2007年4月の『ネットランナー』に書いた文章の再掲載になります。
武井宏之先生の『週刊少年ジャンプ』連載3作品の話です。

 

来るヤツが、来た。『仏ゾーン』

1997年。『週刊少年ジャンプ』にて、武井宏之先生が『仏ゾーン』という漫画の連載を始めました。

謳い文句は、「世界初の仏像アクションコミック」。

「来るヤツが、来た。」

基本的にはバトル漫画で、千手観音のセンジュくんが、必殺技「千手パンチ」で戦います。

千手パンチ、めっちゃフキダシからはみ出しております。

しかし、同じ号に載っている『るろうに剣心』を見ても、

斎藤一があまりフキダシを気にせず叫んでいるので、これはそういうものらしいです。

それから、主人公のライバルの阿修羅像は、なぜかウォーズマンを装備していました。

単行本では、「何でウォーズマンなんですか?」という読者からの質問に、武井先生が「あれは一種ボクなりの最大級のギャグ」と答えていました。

結局、この漫画は19週で打ち切られてしまい、「彼らの旅は続きます」という最終回を迎えました。

この「いつかまた会いたい」が実現するとは、このときは誰も思いませんでした。

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