『週刊少年ジャンプ』ミステリ漫画3選
先日、『週刊実話』系のサイトで、
「『ジャンプ』の“推理もの”といえば?」
という記事がありました。
この記事では、ジャンプの「ミステリー漫画3選」ということで、次の3作品を紹介していました。
『人形草紙あやつり左近』
『魔人探偵脳噛ネウロ』
『SKET DANCE』
『あやつり左近』は分かります。
『ネウロ』も分からないことはないですが、たぶんアレは推理物の皮をかぶった違うジャンルの漫画です。
『SKET DANCE』も分からなくはないのですが、通常は「ミステリー漫画」の棚に置く本ではないと思います。
まあ、純然たる「傑作ミステリー漫画」を過去のジャンプから探すのは難しいので、テーマ自体に無理がある気はします。
でも、傑作じゃないヤツなら、色々ありましたよね。
というわけで、ちゆが「『ジャンプ』の“推理もの”といえば?」と言われて真っ先に思い出すのは、この3作品です。
最強ラインナップ
……コイツらには、表紙で人差し指を突き立てないといけないルールでもあるのでしょうか?
とにかく、1990年代に『金田一』『コナン』が作った推理漫画ブームに『ジャンプ』も続こうとしたときの、悲しみの失敗作たちです。
てことで、以下、この3作品の思い出を書かせていただきます。
過去の「ちゆ12歳」の記事でも、2001年5月23日や2002年8月14日で少しだけ触れております。
(時代背景:『金田一』による推理漫画ブーム)
1992年、「少年誌初の本格ミステリー漫画」を謳って、『週刊少年マガジン』で『金田一少年の事件簿』の連載がスタート。
堂本剛さん主演のテレビドラマなどが大ヒットしました。
その『金田一』の大成功によって、謎解きをメインにしたミステリ漫画というジャンルがメジャーになります。
※1995年に講談社漫画賞を受賞したときの評価では……。
「推理物としてはややオーソドックスだが、しっかり描いており少年物にミステリーを定着させた功績は大きい」(尾崎秀樹先生)
「少年推理物という分野を再び復活させた作品」(大和和紀先生)
ちなみに、当時のさとうふみや先生のコメントがこちらで……。
先生が「幸福の科学」の会員だということを踏まえて読むと、
カギカッコ付きの「幸福」が意味深という気がしてきます。
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