ちゆ12歳の麻雀入門・その2(ゲーム全体の進み方)
ネット麻雀を始めてみると、こんな画面になります。
リアルに麻雀をするときは、この状態にするまでに、牌を積んだり取ったり面倒くさいのですけど……。
ネット麻雀は勝手に進行してくれるので、そういうのは、いっさい知らなくて大丈夫です。
とにかく始めてしまえば、すべて自動的に用意されて、画面のようになります。
で、真ん中に「25000」と書いてあるのが、自分が最初に持ってる点数です。
終わったときに、この点数が多ければ勝ちです。
脱衣麻雀の話
ちなみに、脱衣麻雀だと、自分だけ1000点スタートだったりします。
その場合は、ゲームが始まる前に、死ぬほどどうでもいいストーリーが付くこともあります。
たとえば、『麻雀同級生』というゲーム。
怪我で陸上部を辞めることになって落ち込む女の子と、主人公が、次のような会話をします。
「ねェ…陸上の代わりに…何か打ち込める物…教えてよ」
「麻雀…って知っているか?」
「麻…雀…」
「そうさ。麻雀なら怪我で痛めた足を気にせず打ち込めるぜ!」
「少し位なら…知っているけど…」
「なら、俺がその楽しさを教えてやるよ。でも、負けたら着ている物を脱いでいくルールだぞ」
「え!?」
「その方が、スリルを味わえるって!」
「…解ったわ」
「OK! じゃあいこうか!」
この頭を使った形跡ゼロのテキスト、嫌いではありません。
プリティーセーラー
脱衣麻雀といえば、90年代には、『美少女雀士プリティセーラー』という、いろいろアウトな脱衣麻雀があったのですが……。
このゲーム、すべての女の子を脱がせてクリアすると……。
このクソみたいなエンディングも、個人的には好きでした。
「1局」の流れ
話を戻します。
画像のように、ゲームが始まると、13枚の手牌が配られています。
で、ひとりずつ順番に、1枚引いて、1枚捨てるを繰り返します。
そうして、一番最初に「アガリ」を作ったひとが、ほかのひとから点数をもらいます。
(最後までだれも「アガリ」を作れなかった場合は、「流局」します)
……というのを、「1局」といいます。
牌を引く順番とかは、ネット麻雀では自動進行。
とりあえず、自分の番が来るたびに、捨てる牌をマウスで選んでいくだけでネット麻雀は可能です。
1試合は、「1局」の繰り返し
麻雀の試合は、「東1局」からスタートします。
「東1局」が終わったら、「東2局」。
もちろん、その次は「東3局」です。
しかし、「東4局」の次は「南1局」になります。
それから「南2局」「南3局」と続いて、「南4局」で最後。
「南4局」が終わった時点で、いちばん点数を持ってるひとが1位です。
早く終る場合
普通は、「南4局」で終わりなのですが……。
早く終わらせたい場合は、「東4局」で最後にすることもあります。
「東4局」で終わるのが「東風戦」(とんぷうせん)。
「南4局」までやるのが「東南戦」(とんなんせん)。
(この言葉は、覚えておいた方が良いです)
たいていのネット麻雀では、好きな方を選べるようになっています。
北とか、西とか
あと、この画像だと、「東1局」のとき、自分のところが「北」で……。
「東2局」のとき、自分が「西」になっています。
この「北」とか「西」とか書いてあるところは、時計回りで変わります。
東西南北の決め方にもルールがあるのですが、ネット麻雀では、自動的にやってくれます。
なので、画面を見て、いま自分が「北」なのか「南」なのかということだけ分かれば大丈夫です。
東=親
その際、「東」のひとが「親」で、それ以外は「子」ということになっています。
「東」=「親」のときは、「アガリ」を作ったときの点数が1.5倍で、たくさん点が入りやすいのですが……。
その辺の感覚は、やってみないとよく分かりません。
とりあえず、「東」が「親」なんだーって認識だけあれば、OKです。
局の進み方について
基本的には、「東1局」が終われば「東2局」になるのですが……。
「東1局」が終わったのに、「東2局」に進まなくて、もういっかい「東1局」になる場合があります。
このルールが、少しややこしいのですが……。
たとえば、「天鳳」というネット麻雀の場合だと、
・親がアガる → 進まない(東1局なら、東1局のまま。東=親のひとも変わらない)
・子がアガる → 進む(東1局なら、東2局になる。東西南北が時計回りで変わる)
という感じになります。
基本的に「親」は有利なので、親でアガると、もういっかい親ができるという特典が付く感じです。
当たりが出たからもう1本! みたいな。
局の進み方について・その2
それから、だれも「アガリ」を作れなかった場合だと……。
・親が「あと1枚でアガリ」だった → 進まない(東1局なら、東1局のまま。東=親のひとも変わらない)
・親が「あと1枚でアガリ」ではなかった → 進む(東1局なら、東2局になる。東西南北が時計回りで変わる)
親は、アガリを作れなくても、「あと1枚でアガリ」まで行っていれば、残念賞でもういっかい親ができるという感じです。
つまり
・「親がアガった」もしくは「だれもアガれなかったけど親があと1枚でアガリだった」場合は、東1局は東1局のまま。
・それ以外は、東2局に進む。
……という感じです。
ちょっとややこしいですが、ネット麻雀では自動的に進行されるので、最初はよく分からなくても大丈夫です。
とりあえず、「なんか難しい決まりがあって、進むときと、進まないときがある」くらいの認識で大丈夫かと。
1本場、2本場……
あと、最初の東1局は「東1局0本場」ということになっていて、もしも東1局が続いたら、「東1局1本場」になります。
それから、「東1局2本場」「東1局3本場」と続きます。
「天鳳」の場合だと、
ここのちっちゃい数字が、それを表しています。
画像だと、東1局の「2本場」ですよという意味です。
いま何本場なのかという情報は、おおむねどうでもいいので、とりあえず気にしなくて大丈夫です。
ちなみに、条件を満たす限りは、東1局が無限に続くことになります。
この『東一局五十二本場』という小説が、麻雀業界のレジェンド・阿佐田哲也先生の作品です。
阿佐田哲也先生は、『週刊少年マガジン』で連載していた『哲也-雀聖と呼ばれた男 -』の元になった人物。
麻雀を覚えると、こういう麻雀小説が楽しめるようになるのが嬉しいですね。
続きはこちらになります。
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ちゆ12歳のオタク日記
芸歴20年、ネットアイドルちゆ12歳のエッセイです。サイトやツイッターに書けないこと、読んだ漫画のレビュー、アニメの感想、最近思ったこと、…
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