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「ジャンプ界の死神たち」という記事に載っていなかった死神たち


今月の『最強ジャンプ』

10月4日発売の『最強ジャンプ』では、『BLEACH』のアニメに関連して「死神特集」が載っていました。

例の「勉タメ」(集英社が商標取得済)ってやつで、「各地の神話の死神」「死神の異名を持つ動植物」などを紹介する記事。

その中に、「ジャンプ作品に登場する死神たちが大集合」というページがありました。

※『デスノート』『保健室の死神』『暗殺教室』『ワンピース』『ダイの大冒険』『ジョジョ』『銀魂』というメンバー。

これについては、10月2日放送の「おはスタ」でも紹介。

「こんなに死神がたくさんいるぞ」という説明に、「いっぱいいるー」「ほんとだー」という雑なテンプレ反応が飛んでいました。

 

印象としては…

個人的には、こういうのに「○○がない、やり直し」みたいなことは言いたくないです。

「ジャンプ年表に『ハレンチ学園』が載っていない」といった歴史問題ならともかく……。
今回のは、近年のメジャーな作品から担当者の判断で選んでいるだけで、私が文句を言うこっちゃではないです。

そもそも『ジャンプ』に死神が多すぎで、だれもが納得いくような記事にするのは無理でしょうし。
……「ジャンプに登場した織田信長」よりも「ジャンプに登場した死神」の方が遥かに多いのですよね。

ただ、子供が遊びで話すレベルの「もしも私が選ぶなら」を言うとしたら、個人的には「死神の辰」は入れたいです。

※死神の辰……『LIAR GAME』『ONE OUTS』で知られる甲斐谷忍先生の初連載『翠山ポリスギャング』(20週打ち切り)の主人公の片割れ。

『週刊少年ジャンプ』1994年8号

主人公の異名が「死神」で、作中でも重要ワードになっているものですし……。
とはいえ、2023年の『最強ジャンプ』の記事に『翠山ポリスギャング』を載せるのは無理ですよね。

 

今日のテーマ

そんなこんなで、以下、

「ジャンプ作品に登場する死神たちが大集合」という記事に集合していないジャンプの死神たち

の一部を紹介させてください。

 

百万光年の死神

まず、『ジャンプ』に登場した死神として、比較的時期が早いのは『光速エスパー』の「百万光年の死神」。

『週刊少年ジャンプ』1969年10号

それは、高速で移動する漂流星の前方にあらわれる、宇宙気流の波。
その衝撃波が通過した跡には、何も残りません。

てことで、規模的にはジャンプ史上最大の「死神」かも知れません。
(エスパーで対処可能だったとはいえ、無数の星を消滅させております)

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