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90sスケートシューズの話

90年代にもスケートボードを一生懸命に楽しんでいたぼくですが、今回そのお話しを少々。

当時地方の田舎に住んでいて、そこでの個人的なフィルターを通しての話なので、いや違うよなんて意見ももちろんある事でしょう。
ただ、とてもありがたい事なのですがクレームや訂正のご意見は心の中にしまっておいてください。

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前回PlanBのスケートビデオ“Virtual Reality”でみたアディダスのスーパースターがカッコ良かったなんて話をさせてもらいましたが、今回はそれよりもう少し前でAIRWALKだとONEとかJIMとかが出るもうちょい前の89、90年からの話。

80年代バッシュのようなハイカットにプラスチックパーツの着いたスケートシューズも出ていたが、僕らが夢中になったそのシューズとの出会いはそれよりもうちょっと後の事。
ただ出会いは突然、そいつはいきなりぼくの目の前に現れた…。
そう!スケートボードをぼくよりちょっとだけ先に始めていた友達がそれを履いて登場してきたんだ。
小さい頃から近所の古着屋で英才教育?を受けていたぼくはNIKEやアディダスがカッコいいのは知っていたし、むしろスタイリッシュに履きこなしているつもりだった。ただ目の前にいる友達はぼくの知らない得体の知らないめちゃくちゃカッコいいシューズを履いている!! "AIRWALK NEXT" だった。

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もちろんスケートボードはそっちのけで、その友達に質問攻め。
聞くところによると、隣の県のスケートショップに行って買ってきたらしい。
その後あわてて探しまわった結果、売っているところを発見したもののすぐに買えるという訳でも無く、売れていくシューズを見送りながら過ごすこと数日...
その店に"VELOCITY MACH" というモデルが入荷してきた!白と黒のツートーンカラーでルックスは最高、ソールがギザギザでため息が出ちゃうぐらいカッコいい。
しかし、世の中そんなに甘くない。そのシューズはあっという間に完売...
次に入荷してきたのが "VELOCITY SONIC" 黒をベースにオレンジと紫のポイントカラー、これもすごくカッコ良かったが別の友達が即ゲット。またもや見送る事となってしまった。

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買えるだけのお金は用意した。いつでも来いと次を待つ。
そこからしばらく経って、ようやく入荷。
ついに来たぼくの "VELOCITY" !!待ち焦がれすぎて学校の上履きにマジックでギザギザソールやVELOCITYロゴを書いちゃってお母さんごめん。なんて気持ちもありつつ急いで試着!
ん?待てよ、なんか違う??
そう、今回入荷したのは "VELOCITY SONIC" シューレースカバーのようなものが着いてるモデルだった。え?これカッコいい??となっていた冷静な自分とは別に、一緒にいた友達はやっとじゃん!良かったねぇと祝福モード。
そーだよね。"VELOCITY" だもんね!と浮れたぼくはその "VELOCITY SONIC" をゲット。

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ちなみに、しばらく経ってからその邪魔なシューレースカバーをカットした事により、要らないシューズとなってしまった苦い思い出でもある...。

長々となってしまったが、これはぼくと "VELOCITY" との物語である。

最後にひとつ、気付いた方もいるかも知れないが、この時代のAIRWALKのシューズはカラーでの表示ではなく、カラー別それぞれに名前がついていた。
"VELOCITY" でいえば黒/青/緑/白のやつが "SONIC"、白/黒のやつが "MACH"で黒/オレンジ/紫が "FLASH" なんて具合に。
これもこのシューズに引き込まれた理由のひとつだったと思う。

ぼくがいずれカラー別で表記をしなければいけないような事があれば、その時は命名するようにしよう。  


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