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【こどれん1】天王寺まだうろつく

もう一度言おう。
こどれんとは、孤独に慣れる練習のことである。
親兄弟がいようと、伴侶がいようと、子がいようと、友がいようと、人は一人になる日が必ず来る。
それは歳を取ってから、とは限らない。
いつ一人になっても楽しく過ごせるように、わたしは孤独に慣れる練習を積む。

天王寺の意外な姿はここにも
茶臼山周辺をテクテクやって、そろそろ街中に戻ろうかとしたとき、庭園の入り口が見えた。
ひっそりとしているが、しっかり入園料を取るらしくチケット売場を設けている。
近づくと『慶沢園』という看板、市の施設らしく大人でも150円という格安の入園料。
試しに入ってみるには痛くない。

狭い門をくぐると、ほー!ひらける景色!

いいやんいいやん!
人が少ない。
結婚式の前撮りとか、コスプレ愛好家たちがキャッキャと写真撮影をしているが、知る人ぞ知るスポットなのだろう。
全体に静かで日当たりがよく、来園者は思い思いに庭を楽しんでいる。
ホッとするわ〜…

池の前にベンチがあり、腰掛けて茶とみかんを食べる。
ボーッ…。
あ、横になってみるか。
ベンチの上に仰向けになる。空がよく見え、日光が顔に当たって気持ちがいい。
ホーーッ…リラックスタイム。
いいとこだー…。150円、もう元とったわ…。

庭園の様子
散策を始める。
求めていた紅葉もしっかりある。いいぞいいぞ!

▲カメラの性能がもう少し高ければ…!でも自分としては気に入った写真。

▲カメラの性能め…!(まだ言う)
向かいの洋館は先程立ち寄った大阪市立美術館。海外みたい。

▼庭園のあれこれ

うむ。思った以上にいい紅葉鑑賞ができた。
来年も来よう。
もっと性能のいいカメラ(スマホ)を持って。

腹減った
庭園を出るともういい時間で、15時を過ぎていた。
昼ご飯がまだだ、何か食べたい。
庭園を出たところに広がる『てんしば』にはオシャレな飲食店が並んでいるが、落ち着かない。
寒いし、地下行こう。それがいい。
地下鉄の駅に繋がる地下街『あべちか』をうろつく。
で、その結果

最高よね。
串カツ5本と生ビールのセット、1000円!
分かりやすくていいね!頼みやすい!
串は牛、ちくわ、玉ねぎ、イカ、エビだった。なかなか気前がいい。
ソースは甘め、串もビールもすすむ。
本当は腹パンパンにしたいが、自宅には夫が待っている。晩ごはんをここで済ませるのはよくないだろう。
串はストップ、ハイボールを1杯追加して店を出る。
あ〜外で飲むの久しぶり。この開放感がいいよね〜。

人知れず少しテンションの上がった状態で地下鉄に乗り、梅田の百貨店で二人分の晩ごはんを調達する。
自分一人の自由さも、晩ごはんを買う相手がいるという安心感も、どちらもあるというのは本当にありがたいことだ。

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