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人間の良心を信頼する (畑記録)

去年の夏、越してきた時にはまったく葉っぱがなく死んでるのかな? と思った畑の桃の木は満開を過ぎ、畑と家の横に連なる桜並木もほぼ咲いた。

あっちこっちで赤ちゃん葉っぱが芽吹き、カラフルに花開き始めるこの季節は、人だって新陳代謝を毎瞬毎瞬くりかえしているってことを再確認する。

越してきた時はジャングルだったな
桜と桃のコンビネーション



この3年いろんな感情が湧いては流れ、脱皮をくりかえし、今はただ土と種とともにある喜びで満たされている。最終的に "人間(自分と他者)の良心を信頼しよう" とふと思ったら、すごくいい気分になれてここに至った。

昔はどうやって人間を信頼できるのか見失った時もあったけれど、赤ちゃんは生まれてすぐ喜怒哀楽を全開にして世界に全幅の信頼をおいているのを思うと、人間の世界では信頼はデフォルトで、全力でさえあれば根拠のない信頼で生きていける世界だったんだなぁと今は思う。

今までどん底を何度も抜け出して生きてこれたのは、自力で這い出したというより全力でもがきまくっている中で出会った人や言葉に救われたことばかりだったなと思う。そうやって、世界には自分が持っていない部分を補ってくれる存在がちゃんと在るんだという安心を重ねながら、凸凹のまんまで自分と世界を信頼して身を委ねられるようになれた。

そんなこんなを振り返り、自分の持ち場さえ全力で守っていられたら、あとは必然に委ねてダメなら散るのみと清々しい気分になれて今を謳歌している春うらら。

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(畑記録)

畑は約15年ぶりくらいで勘はあてにならず笑、自然農法にしたいけれどマメ科も生えているものの笹やススキなどイネ科がすごくて、土づくりはよりたかさん方式でざっくりやってみる。

畝をたてる部分を掘っていき、30㎝ほどでカチカチの硬盤層が出てきた。水が捌けるようスコップで何ヶ所か刺して層を割り、腐葉土ともみ殻くん炭、もとの土に銀の土を足してミルフィーユ状に戻して、最後は冬に刈った枯れ葉でマルチして終わり。

ジャガイモサツマイモ菊芋の芋トリオを育てたいな〜。

30㎝ほど掘ったところで…
水捌けの悪い硬盤層をスコップで数ヶ所割る
放射能測定済の腐葉土ともみ殻くん炭を追加
もとの土と銀の土をミルフィーユ状に戻す
自然野菜のお店の品種不明なジャガイモ 笑


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