見出し画像

夜空とラジオ

わたしは何もない日は起床から就寝まで一日ラジオを付けている。
ラジオを付けたまま寝落ちをし、ラジオをつけっぱなしで寝ていることも頻繫にある。

先週の10月19日から一週間、ラジオ業界は聴収率調査週間だった。
今回の調査は一段と前回の調査からの間隔が狭い気がした。
時の経つスピードが恐ろしい。

まだ真冬でないことをいいことにオリオン座流星群を眺めながら、佐久間宣行のオールナイトニッポン0を聴くことに。
家のベランダから深夜3時にラジオを聴きながら天体観測。
ゲストはバカリズム。私は升野さんと呼んでいる。
予想以上にお二人のトークがいまの自分に響いて、とてつもない時間を共有しているなと感じた。
星空を眺めながらというのもあってか、なんだか泣きたくなったりした。
升野さんの仕事への向き合い方、バカリズムのオールナイトニッポンGOLD時代のリスナーからのメールは個人的に熱かった。あの時代、月曜日が升野さん、火曜日が宮藤官九郎、水曜日が小島慶子とミッツ・マングローブ、木曜日がゆず。この枠を毎日聴いていた。とくに升野さんのエロリズム論というコーナーが好きで書籍化されたときは予約して購入した。あぁ懐かしい。

佐久間さんと升野さんのトーク、ずっと聴いていたかったなぁ。
27時~28時30分という深い時間起きていて良かった。リアルタイムで聞けて良かった。とても贅沢な時間でした。
radikoのタイムフリーで何度でも聴きたい。

10年前もこうして深夜のベランダで星を眺めながらラジオを聴いていた。
あのときはスマホでもなく、radikoなんてなかったから携帯用ラジカセにイヤホンを挿して、電波を探しながら。
なかなか雑音が入るんだよね。
深夜はお昼では絶対に電波が入らないABCラジオとか関東なのに聴けるのが嬉しくてチューニングを合わせて聴いたりもした。

いまの時代に学生だったならどんなに良かっただろう~。
タイムフリー・エリアフリーがあったら遅くまで起きてなくてもいいし、寝落ちして、朝絶望しなくてもいい。
全国のラジオがどこに住んでいても聴ける。
けど便利になった分、こんなに色濃く当時のことを思い出すこともないのかな。
間違いなくラジオはわたしの青春。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?