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先人の知恵

みなさんは「養生訓」というのを
聞いたことあるでしょうか。

貝原益軒(かいばらえきけん)という人が
健康で長生きする秘訣を書いた書物で、
江戸時代半ば、1713年に刊行され
それ以来読み継がれてきた
超ロングセラー本です。

84歳の時にそれを書き上げ、
その翌年亡くなったそうなので
健康を体現したようなものです。

そこには、先述の通り
たくさんの健康の秘訣が
書かれているのですが
まずするべきこととして、
身体に危害を与えるもの
「内欲」と「外邪」を
取り除くこととあります。

内欲とは、体内から湧き上がる欲望
飲食欲、性欲、睡眠欲、しゃべりまくりたい欲(話欲)と、
喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の「七情の欲」。

外邪とは、体外から体内へと忍び込む病邪のことで、
風・寒・暑・湿の4つの気のこと。

特に、内欲をこらえて
心穏やかに過ごすことが大切なのだということです。

そうすれば外邪をはね返せると。

欲あってこそ、生きられているから
うまくコントロールしたり、ほどほどに、
ということなのかな、と未熟なわたしは思いましたが、

人間の三大欲求に加えて
しゃべりまくりたい欲が入ることに驚きを覚えつつ、

つい先日、話すのが楽しすぎて睡眠時間が少なくなり
しっかり風邪をひいてしまったため、
先人の知恵はやはりさすが、素晴らしいなと思ったのでした。

睡眠大事です。

読書記録でした。

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