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天王岩クライミング

日程

5月19日(日)

行程

1日目

5:55横浜駅-6:43本厚木-7:50十里木駐車場-8:30天王岩(15:15まで滞在)-15:40十里木駐車場-17:06びっくりドンキー-17:55分倍河原駅

参加者

5人(3年生2人、OB3人)

執筆者:遊牧民

1日目

前書き

 クライミングをやってみたい!ということで連れて行ってくれるOBを探したところ、ボルダリングも殆どやらなくなってしまった現役を連れて行ってくれる心やさしいOBの方々に恵まれたので、天王岩に行ってきました。これに先駆けて大岡山南壁で懸垂下降の手ほどきを受けました。

横浜駅にて

 なんとか予定時間通りの相鉄線に乗車。終着海老名では先頭車両側に改札があり、そこから小田急で丹沢や箱根へのアクセスが出来るため、先頭車両は山装備の人が多い。正直眠かったが、電車内で寝る習慣がないので寝れる気がしない。朝から入れ忘れたモバイルバッテリーの捜索をしようとしたが、発見できずギブアップしたため、携帯の充電残量が不安であった。

本厚木駅から

 集合よりもちょっと早めにロータリーに到着。ロータリーに来た先輩の車に乗せてもらい、全体の集合場所である十里木駐車場へ向かった。乗ってすぐに15分遅いが510円安いルートを提案され、一瞬そちらを選びそうになったが、集合に遅れるため踏ん張った。そんなルート提案されなきゃ後味悪くないのになぁと先輩が言っていてその通りだと思った。道中では新入部員が4人と近年ではそこそこ多い(去年が1人だったのもあるが)ことや、東女ワンゲルとの交流の話など、中々普段関わりのない代の話を聞けて話が盛り上がった。

十里木駐車場から

 周辺が有料駐車場ばっかりだが、ここは無料駐車場であった。そのため、朝8時前着でも全く空きがない。後続の車が入庫出来るギリギリだったため、危なかった。ギアやロープなどの共装を3年で分担して持ち、天王岩へ向かった。途中川を利用した釣り堀などを横目に歩いたが、どこにあるか知らなかったため体感非常に長かったように思う。なんやかんや雑談をして天王岩に到着した。

天王岩にて

 最初はギアの説明を受けてた。部室で見たような見てないような…という装備が沢山あり、今後後輩に教えるなら部内備品として一式揃えたいところである。その後先輩にトップロープを張ってもらい、小便小僧(5.8)の課題に挑戦。初めての岩場とだけあって、最初から剥がされてしまう。すぐに腕がパンパンになってしまい、落ちる。トップロープで落ちるときに咄嗟にロープを掴んでしまったが、その癖直そうねと言われる。これはトップロープで落ちる経験を積んでいくと徐々に治っていった。結局足早に副部長に交代した。正直最近ボルダリングジムに行っていなかったのはあるが、結構辛い。腕を休ませながら副部長のトライを見る。

小便小僧トライ中の自分

 副部長から交代して、再チャレンジを行った。何度かトライを繰り返していくうちに核心をクリア。後は傾斜が寝ているので、比較的楽だが、そう思っていた慢心によって手足の置き場に迷った上、何度もトライを重ねた結果腕が限界を訴え始めてきた。腕の休憩のためテンションをもらおうと思い、テンション!と叫んだら、甘えるな!と返ってきた。テンションハラスメントである。仕方ないのでどうにかホールドを模索してなんとか完登した。テンションをかけて貰わなかったのは正解だった。追い詰められたからね。
 その後は懸垂下降中の仮固定と登り返しを教えて頂いた。仮固定はまぁ結ぶだけなのでいいとして、登り返しは必要なギアが多く、その分どこを接続するか等が複雑で後日思い返してみてもあまり詳細は覚えていない…。

登り返しのレクチャーを受ける副部長

懸垂下降中の技術を学んだところで、懸垂下降を岩場で行った。大岡山南壁と比べて恐怖感は倍であるが、ビレイデバイスのフリクションを信じて降りる。やはり、垂直な壁とは異なり、クラックがあったりするなど、思うように足が付かないところがあり、そういった場所では恐怖感が増す。とはいえ、そこまで手こずる訳でもなくすんなり降下することができた。

 他のルートをトライしてみるなどしたが、もう腕がパンパンで上ることができなかった。体を休めたところで、先輩のノーリー(5.10bc)を見る。流石に岩の経験が豊富なだけあって、3人ともすんなりと完登。憧れます。先輩のトライを見た後は各々持ってきたギアの整理をして帰路に就いた。

帰り道

 帰り道では、現役二人は課題が残っているからか、話しながらすたすたと歩いて先輩3人を置いて行った。まぁ後ろから来ることが分かっているからいいが、ちょっとは交流した方が良かったかなぁと後悔。十里木駐車場のトイレで手を洗い、先輩の車に乗せてもらった。夜ご飯を食べて解散するつもりもなかったが、道中のハンバーグ屋さんの看板に全員が食欲をそそられ、結局びっくりドンキーで食事を取った。先輩に奢っていただいたので非常に感謝…。その後は分倍河原駅まで他愛もない会話をして解散した。経験者がいないと出来ないいい体験が出来たので、非常に有意義であった。


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