私的映画ランキングトップ100をレビューする:Extra「アンチャーテッド」

やべやべやべ!!

ということでついこの間公開されたばかり、トム・ホランドが主演をつとめるこの作品のお話をしようと思います。
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」などなどMCU作品では散々悲惨な目に遭わされていたトムホがついに笑顔になれる映画だということでそっちの方向でも楽しみな一作、実際劇場にもトムホファンガみたいな人達がそこそこいらっしゃいましたね。

・アンチャだ……。
映画開始早々これで嬉しいですね。
絶体絶命のピンチから始まって「なんでこんなことになったんだ……?」という話の進み方はまさにアンチャーテッド2、そして飛行機から落ちるか落ちないかという人間離れした空中戦パートはこれ確かアンチャーテッド3ですよね??
他にもフィリピンだなんだの黄金の話はアンチャーテッド1(だった気がする)で、オークションで十字架をやいのやいの、サリーと因縁のある傭兵お姉さん辺りはびっくりするほどそのまんまアンチャーテッド4。
サムとネイトの孤児院?的な施設でのあれこれも確か4でしたね、ちょっと改変されててあれでしたけどね。
とまあ映画のいたるところに原作をリスペクトしたシーンが詰め込まれているので、もうそれだけで楽しく嬉しくなっちゃって!しかもトムホが笑顔!
原作知らない人はなんというかご都合主義な展開とかアレかもしれないですけど、元々が「プレイするB級映画」なゲームなのでそこに突っ込むのは野暮というお話、むしろアンチャはこうじゃないとだめなのだ!

・クロエ
似すぎじゃない??
よくもまあここまで似ている女優さんを探してきたものだという話。
一方その演技というか話し方がなんか微妙というか棒っぽいというか、もしかしてこれ吹き替えで見た方がゲームっぽくて面白かったか?と今になって考えてしまいますね、でもネイトの声違う人だしな~。
あと何かこいつがヒロインじみたムーブしてましたけど、エレナは??エレナは出ないの!??!??!?!?!?!?

・ネイト
ピーターパーカーじゃね?
一人称が「俺」だったり酒をぐびぐび飲んでいたりとこれまたずいぶん大人になってしもうて……と世界の孫ことトムホをそういう見方してしまうのもね、仕方ないお話ですね。
やっていることは結構アンチャな一方、登るとこ探しとかいつものあのコスチュームとかが登場するのはずいぶんと後半のお話。
これは出し惜しみというよりはやっぱり次回作以降へ繋がるオリジンとして描いているからなんでしょうか、しかしあのホルスター?的な奴を装備してメインテーマがバーン!は痺れましたね。ちなみに音楽を手掛けているのは我らがラミン・ジャヴァディ様、エターナルズぶりにお会いしましたね!

・サリー
あたしのサリーはこんな悪いやつじゃない!!!!!
まあオリジンなので、きっと今後はゲームのようにツーカーな相棒の関係になる…なるんですよね?なってもらわないと困るんだけどな!
しかしあっちはあっちでピーターパーカーに見えるしこっちはこっちでええと…名前……トランスフォーマーの主人公に見えちゃいますね、ケイド・イェーガーしか出てこねえやって書いてたらケイド・イェーガーで合ってて草。

・次回作へのあれこれ
ヴィランがレイフでもナディーンでもないよくわからんやつの割にポスクレでローマンの名前を出していたり、エレナに至っては名前すら出てこなかったり、サムが生きている描写を露骨に挿入していたりするので恐らく続編もあるんだろうなと楽しみになりますね。
しかし今作で1~4の要素をかなり使ってしまっているのもまた事実、チンターマニ石とか砂漠のアトランティスとか映画映えしそうな要素も残ってはいるので、その辺を上手いことやってくださいな。

・おわりに
ゲームの映画化というのは往々にして不安しかなかったりする一方、主演があのトムホということで謎の安心感もあったりした今作。
蓋を開けてみれば原作愛溢れる愉快なアクションムービーということで、ゲーム同様気軽に楽しめるA級エンターテイメントに仕上がっていましたね。
スパイダーマンの方ではあれやこれやが一段落しているというのありますので、ぜひともネイサン・ドレイクとしての物語をどんどん見せて欲しいものです、売れてくれ~~。

ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。


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