私的映画ランキングトップ100をレビューする:Extra「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」

ウィーアーリーサルプロテクター!!!!!

開幕40分の退屈を乗り越えるととっても楽しいドタバタコメディでおなじみな1作目「ヴェノム」の続編にして最新作。
今作は新たなヴィランとして原作コミックでも相当な人気を誇る(らしい)クレタス・キャサディこと「カーネイジ」が登場し、キャッチコピーも「最悪は塗り替えられる」ということで大殺戮の予感がいたします(ヴェノムが全然最悪じゃないじゃん!というのはお約束)。

・カーネイジかっこえ~~~
映画を見る前に軽く予習というか、カーネイジの原作設定とかをおさらいしてから臨んだんですけど大正解でした。
聖エスタスなんちゃらという施設、赤子のころに一度心停止→蘇生を経験した後は里親?に虐待されていたという過去、その後家族だったり犬だったりを殺して~という原作で描かれていたカーネイジのオリジンをうまいこと全年齢向けでも通じるように再現してくれています。
演じるウディ・ハレルソンの演技も素晴らしく、ことマーベル世界でのジョーカーのような狂気を孕むキャラクターということでとにかく期待に期待を重ねていたんですが、悪役としての輝き方は想像以上の大満足でしたね。
その他で言うとカーネイジモードで大暴れしている時の音楽、車に乗っているときからそうだったんですけどとにかくゴリッゴリのバリッバリにイケイケなサウンドなのが最高ですね、ゲームで言うならなんでしょうね、デビルメイクライみたいな感じが近いかな??
さきほどちょこっと触れましたが今作は全年齢向けという都合上あまり残虐な描写ができませんので、大殺戮と言いながらも過激なシーンは控えめになんとか頑張って見せたろうという意気込みが節々から感じられます。まあこれはいいとこ悪いところあるのでそれはそれということ。
なんか途中竜巻起こしているところで「あれは…マッカリ!?」となりましたね。マッカリ大好きなもんで。

・ヴェノムかわえ~~~
前作でも途中から可愛さが大暴走していたヴェノムちゃんですが、今作では開幕から可愛さ全開、1作目が終わって「もっと見たいのに~~!!!」ともやもやしていたラブコメを全編通して余すことなく見せてくれます、もっと見たいのに~~~!!!
これは人によって評価が分かれるポイントではあると思いますが、ラブコメにはつきもの(?)な痴話喧嘩的なくだりもあるんですよね、けっこう長めの。
個人的には終始仲良くしていてほしいと思っているのでここらへんは見ていてちょっと苦しい感もありました。喧嘩は前作ので十分なのだよ……。
コスプレクラブみたいなところで演説始まったあたりは前作のレストランで感じた共感性羞恥的なあれもあってちょっと「おぉ…」となりましたが、まあ総じて最高な夫婦漫才だったので良しとしましょう!

・カーネイジの描写もうちょっと
原作だとカーネイジって1人なんですよね、ヴェノムは「We」なんですけどカーネイジはそうじゃない。
シンビオートと完全に一体化しているが故にめちゃくちゃ強力で、スパイダーマンとヴェノムが手を組んでも全然太刀打ちできないとかそんなレベルの強さらしいです。
今度の映画でもそんな感じのを期待していたんですけど、なんとクレタスとカーネイジが仲間割れするんですよね。これはまあヴェノムとエディが「We」であることで勝利に繋がっていくのでいい演出と言えばいい演出な面がある一方、もうちょっと強さに振り切ったカーネイジも見たかったな~~なんて思う次第。


・ポストクレジットシーン、やってくれましたなあ
※ここからは映画最終版の盛大なネタバレになります!
まだ見ていない、かつこんな記事を読んでいる稀な人はすぐに帰るのだ!!!!いいな!!!!!言ったからな!!!!!!!!!!!!























スパイダーマン、出ちゃったね~~~すごいね~~~~~。
ついにという感じですよね、いやほんとびっくりしました。
しかもあのトム・ホランドのスパイダーマンですよ!ヴェノムと!スパイダーマン!!
いや~~はかどるな~~~MCUにヴェノムが来るのか~~~ノーウェイホームにも出るのかな~~~モービウスはどうなっちゃうのかな~~~~と、あの一瞬で色々と考えちゃいますね。
元々ノーウェイホームがえらいことになっちゃってるのはトレーラーとかで知ってはいたのですが、まさか今作でこーんなどでかいサプライズがあるなんて予想もしていなかったです。
一緒に見ているお友達と思わず目を見開いて目を見合わせて「ひょえー!!」ってなっちゃいました。
いやはや、マーベル映画の今後が楽しみでなりませんね。まだ死ねないぜ。
これでエンドロール後に「Venom will return」とか書いてたらもう気絶しちゃってたよ~~~~~。

・おわりに(その2)
ついこないだ見たばかりというのまってこっちの方が長くなってしまいました。すまんぼう。
ポストクレジットシーンの衝撃があまりにもエグすぎて本編の記憶が無くなってしまう人もいるとかいないとか。
こういうサービスは嬉しくてうれしくてどうしようとなってしまう反面、本編の印象が薄れてしまうのはちょっと寂しい話でもありますね。

ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。


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