私的ゲームランキングトップ100をレビューする 第4位「Bloodborne」

ああ…ゴース…あるいはゴスム……

上位者って結局なんやねんでもおなじみ、フロムソフトウェア発のソウルシリーズ…とはまた一味違った、でも根本はソウルライクなゴシックコズミックホラーアクションRPGとでも言うしかない今作。
SIEとの共同開発ということで結構大きめに取り扱われていたりもして、PS4黎明期?かどうか忘れましたけどそこそこな売り上げも記録していたような気がします。
最近ではとにかくセールでバカみたいな安値で買えたりするのも大きな特徴。それでは思いつくままに、カインハーストの名誉のあらんことを…!

・洗練されすぎたアクション
今作の最大のポジ要素はなんといってもそのあまりにもかっこいいを極めているアクションでしょう。
他の「デモンズソウル」や「ダークソウル」とかは基本的にプレイヤー側が不利で、でっかい体でバンバン殴ってくる敵キャラに対し必死こいたローリングと一瞬の隙を突いた攻撃で対応するという、まあこれはこれで面白いところでもあるんですが、今作Bloodborneはちょっと趣が違いました。
テーマに「死闘感」なるものがあるらしく、主人公こと狩人くんはフロムゲー屈指の身軽さでシュンシュンと華麗にステップ(無敵時間付き)、そして変形攻撃というロマンの塊を加えた華麗な攻撃で殺るか殺られるかの殴り合いの攻防を演じることができます。もちろん従来通りステップを駆使して無傷で美しい立ち回りだって可能なのだ!
そんなアクションの中心になるのはもちろん右手に持つことになる「仕掛け武器」の数々。それぞれ変形するときにガシャンガシャンと気持ちのいい音が鳴ったり、そもそも今作は足音とか銃撃とかSEがも~~~気持ちよくってね~~困っちゃいますね~~~。
武器の全体数こそ少ないもののそれぞれ個性が強烈に仕上がっていますので、思い入れのあるものを少しずつお話していきましょう。

・仕込み杖
初見はこいつと共に添い遂げました…!
今思うと壮大なハズレ武器だったりする…というか他が強すぎるんですけどもね、そりゃこんなオシャレな武器あったら選んじゃうに決まってるんだよなあ……。
変形前は素直な振りとまあまあな火力で使い勝手のいい一方、変形後のリーチの長さとかを活かそうと思うとちょっと難しいってのが困りどころですね。ガスコイン神父戦では大変お世話になったんですけれども。

・ノコギリ鉈
原点にして頂点と言いますか、初期武器がめちゃくちゃに強いというのは嬉しいポイントでもありますね。
回転率も火力も十分、変形してしまえば上方向への打点を手に入れることもできたりとこれ一本でほとんど困ることはありません。
無理やり難点を挙げるとすれば刺突属性がない事?くらいなもんでして、RTAとかも武器でルート制限しない限りは大体これですもんね。

・ノコギリ槍
個人的にはこっちの方が好きなんですよね~。
能力補正値が技量よりなことと、変形後の攻撃に刺突属性があるということで、より対応幅が広めな気がします。
鉈に劣っているのは上方向への打点と、すっごい細かいところですけどミコラーシュをハメるときにたたきつけ攻撃にならないのでめんどくさいってところですかね、つまりそんなに差は無いという事です。

・千景
ちかげと読むらしい。
世界観に似合わないかと思いきやカインハーストなる舞台でもって強引にそれっぽさを出してくれています。
フロムゲー特有というか持ち方それはどうなん??って思わないこともないですが、貴重な血質武器であることと、血晶石を組み合わせれば劇毒ダメージにも期待できるという事でそこそこお世話になった思い出があります。
特にメルゴーの乳母なんかに劇毒入れるとそれはそれは気持ちがええんじゃ~。

・その他の武器
本編の武器でがっつり使ったのってこんなもんなんですけど、他の武器も「銃槍」とか「パイルハンマー」とか「教会の石槌」とか「レイテルパラッシュ」とか、使ってみたいな~ギミックかっこいいな~って武器だらけなもんでして、強化アイテム稼ぎがはかどってしまいますね。
あとこれ忘れていたんですけど銃パリィでお世話になる左手武器なんですが、初見で散弾銃選んだ後エヴェリン見つけてからはもっぱらそっち使ってましたね。仕込み杖と散弾銃ってあまりにもハズレ引きすぎやろ……。

・世界観のお話
これまでのソウルシリーズとは違って、Bloodborneでは中世のええと…アレは何というんでしたかね…ヴィクトリア期?的でゴシック的なデザインの世界観をしていて、特に序盤のマップ「ヤーナム市街」とか「聖堂街」とかは露骨にそういう建築の建物が多くて、ふらふらと歩いているだけでも趣があって楽しいというものです。
「旧市街」や「ヘムウィックの墓地街」へと進むにつれてゴシックホラーな雰囲気が漂ってくるな~と思いきや、「禁域の森」以降徐々に強まってくるコズミックホラーな演出の数々。
日本ではそこそこ有名なクトゥルフとか『幼年期の終わり』的な設定を背景にして、上位者だ啓蒙だ瞳だなんだとおかしなことになっていく物語は、難解ながらも底の知れない恐怖と魅力がありまして、この世界にどっぷりとつかってしまう人たちがいるというのもうなずけるお話です。

・おしゃれな狩装束
今作は「獣狩り」という要素もまた一つ重要なテーマとして用意されていて、防具とか装備もそこら辺の設定に根付いたものになっていました。
特にソウルシリーズでは誰もがお世話になったであろう「盾」なんかが露骨で、今作にはまともに扱える盾が存在しないんですね。
防具に鎧系が少ないのも同様、獣の膂力に対してあまりにも無力であるという設定で、とにかく動きやすさを重視したものが多くなっています。
これはつまりどういうことかというと防御力とかそういう数値を気にせず、好きな見た目の防具を使って狩りに臨めるということで、やはりソウルシリーズというのは結構見た目きつめな敵が出てきたりもするので目の保養になるというのは重要なことでもありますね。
一方でじゃあ防具とか意味ないじゃん!っていうとそういうわけでもなく、防御力では無くて毒とか発狂とか、状態異常の耐性値なんかで場所によって使い分けられたりするという、うまい事やってますね~。
用意された狩装束はオシャレなものからネタ要素全開なものまで、こちらも従来のソウルシリーズに比べると数こそ少ないものの、どれもこれも衣装がヒラヒラなびいてかっこいいですからね、いろいろ着まわして見るのも良いんじゃないでしょうかね。

・これまた圧巻のBGM
ラテン語?的なボーカルが加わったりするめちゃくちゃにかっこいいBGMも今作の魅力の一つ、というかソウルシリーズは大体そうなんですけども。
序盤のボスで流れがちな「Cleric Beast」とか「The Hunter」とかも当然かっこいい一方、終盤だと曲名忘れちゃったんですけど再誕者とかゲールマンの曲もね、実際戦っているときは音楽聴いてる余裕なんかないので見落としがちなんですけどいいんですよね~。
あとネタ的な観点で言えばミコラーシュ戦のBGMもいいな~というか、こいつとの戦闘は長引きがちなのでどうしても印象に残るというのもあります。ア~~~~アアア~~~~~。

・ボスの皆様
ソウルシリーズと比べると数は少なめな一方、個性豊かというか戦っていて楽しいな~というボスがかなり多めなのも今作が楽しいポイントの一つ。
全てというのも難しいというか終わらなくなってしまうので、思い入れのあるやつらをね、いつものように。

・聖職者の獣
最初のボスにしちゃ強すぎない??
後述の「ガスコイン神父」も最初に戦える割には強すぎることで有名ですが、こっちも中々なものです。
戦うマップの狭さとかカメラワークとか、そういう外部の要因もあって結構苦戦しがちだったり、あと周回回すとやたらと堅くなるのも特徴ですね。
まあもう慣れたもんなので別にクソボスとかいうつもりではないですが、あとBGMがめちゃくちゃかっこいい!

・ガスコイン神父
匂い立つな……。
トロフィー獲得率がえらいことになっていることでもおなじみなお方。
まあ確かにね、今作の攻めが強いシステムとかおねパリの強さに気づかないとなかなか突破するのは難しいイメージがあります。
初見の時もま~~苦労しまして、前ステップが刺さることに気づいてからはすっと行けたんですけどね、強うございました。
特に変形後の突きと獣モードね、あれは初心者からしたら無理じゃよ無理。
だが、たまらぬ狩りだったぞ……。

・教区長エミーリア
メカクレのケモノとはこれまたニッチな…(好き)。
見た目とは裏腹にパワー系な戦闘スタイルかと思いきや、見た目通りな回復行動もあったりする序盤~中盤の一つの壁になるボスといった趣。
獣血の丸薬+発火ヤスリでハメられてしまうのも今となっては悲しいことですけどね、このボス戦は月明かりに照らされるエミーリアちゃんがとにかく美しくてな、これは目覚めてしまっても仕方あるまい……。

・血に渇いた獣
かわけもだとかちいかわだとか。
こいつも今となってはお酒でハメられたりパリィの餌だったりしますけどね、初見は毒まき散らしとか大暴れだとかでずいぶんと苦しめられたものです。
でもさすがにDLCでモブとして出てくるだなんて…悲しいよ……。

・糞ー糞糞の糞
カンストのこいつらマジでクソすぎるんですけど???

・ロマちゃん
いっつもノコギリでいじめててごめんね……。
しかしこいつとかメンシスの悪夢のクモとかはキモイながらもまあなんとかなってるのに、エルデンリングのアリはなんであんな無理なんだろうな……。
あと今思い出したんですけど思い入れのあるマップの話、あれちょっと長くなりそうなんでDLC部門だけにしとこうかな……。

・再誕者
これ塔の騎士やな???

・悪夢の主、ミコラーシュ
 \且ノ<マジェェエスティィイック
こいつのセリフ好きすぎてもう暗唱できちゃうかもしれないな……。

・最初の狩人、ゲールマン
「ゲールマンの狩りを知ると良い」って、かっこよすぎない??
英語だと「tonight galeman join to the hunt」でしたっけ?ちょっとゲールマンの綴りとか自信ないんですけどどっちもかっこいいな~~^。
彼もまた月の魔物に支配された被害者だったのか、夜を解放されるのは果たしてどちらなのかというね、深い話もございました。

・月の魔物
お前見た目もやってることもやべえって……。
結局何者なのかはイマイチわかりませんが、まあ、そういうゲームなのでね。

・トゥメルの女王、ヤーナム
お前攻撃方法やべえって……。
さておきこいつ倒したら貰える「ヤーナムの石」ってあれ結局何なんですかね?考察が捗ってしまうな……。

・星の娘、エーブリエタース
かわいい~~~~~!!!!
見た目も攻撃もとにかく可愛さ満点、今作のメインヒロインの座を欲しいままにしてくれています。
ぼくもエブたそと一緒に星を見上げたいというものだな……。

・9kv8xiyi
世の中には聖杯文字だけで会話できる人もいるとかいないとか??
今作のエンドコンテンツとして実装されている「聖杯ダンジョン」なんですけども、これに囚われている地底人が後を絶たないともっぱらの噂でございます。
個人的にはこういうのあんまり好きじゃないので、トロコンに必要な分だけやって後はもう一切触れてないんですけどね、まあ今作に文句つけるとしたら唯一ここかな~って感じです。特に冒涜アメンドーズ貴様だけは絶対に許さないからな!!!


だから奴らに、呪いの声を…

赤子の赤子、ずっと先の赤子まで……


・The Old Hunters
今現在でもフロムゲー史上最高のDLCだと信じて疑わないんですけどどうでしょう??
本編を遊んでいてちょっと不満というか、物足りないな~という部分だった武器のボリュームとか世界観の掘り下げとか、そういうのを一撃で解決してしまった圧倒的な完成度の追加コンテンツでして、まあこれを最初から入れておけというのは…野暮よ野暮。
追加された武器はどれも面白かったりめちゃ強かったりかっこよかったり。追加されたボスはどれも(どれも?)戦っていて楽しくBGMもこれまた最高。
そして明らかになる”秘密”に触れた時……。

・獣肉断ち
あぁ~~^かっこいい!!
敵に使われるとバカ強いのに自分が使うとそうでもないのは置いといてかっこいい!!
蛇腹剣といいますかああいうのを振り回してブンブン!楽しいんですよね~。
筋力系武器なのがちょっと個人的に扱いづらいなってのがアレですけどね、これメインで攻略するのも悪くないな……。

・爆発金槌
あぁ~~~~~^^^^^^
「つまらないものは、それだけで良い武器足りえない」という火薬庫なる組織の考え方、最高やな!
本編の武器だとパイルハンマーなんかとつながるロマンを感じる武器、納金ビルドでブンブンして死闘感出してえな~~~おれもな~~~!!

・回転ノコギリ
なんじゃこれは!!!
ピザカッターを武器にするなんて何喰ってたらこんなの思いつくんじゃ!!
対ロマ専用決戦兵器としても有名で、周回回すたびにこいつ使ってロマちゃんをね、こうブィイイイインとね、気持ち良くなってしまいますわ……。

・獣狩りの曲刀
変形攻撃が!かっこいい!!でもあんま使ってない!!

・月光の聖剣
我が師…導きの月光よ……。
ソウルシリーズというかフロムゲーおなじみ(らしい)月光剣なんですけど、今作はも~~~~最高ですよこれは!!詳しくは後程!!
武器としても貴重な神秘属性攻撃で扱いやすい大剣モーションということでまあまあ便利、そして何よりも変形時のあの音!フォーーーンっていうあの音ね!無限にL1ボタン押しちゃうんだ……。

・落葉
あの……例のムービーの時みたいな……ガキーン!!って音は……出ないんですかね………。
さておき分離して二刀流になるのはめちゃくちゃかっこいいし、貴重な技量S補正武器ということもありますので、全武器のなかでも一番お世話になったんじゃないかと思います。
これも後述するんですけどね…マリア様……あまりにも格好が良すぎるんだよな………。

・シモンの弓剣
弓でwww獣にwwww挑むなどwwwwwwww
と、言われていたのがあまりにも美しいフラグでしたね。
強化すれば距離を取って引き撃ちしているだけで大体のボスは完封できてしまうぶっ壊れ性能、弓としてはもちろん、変形前の曲剣モードもまあまあ使い勝手も悪くないのでありがたいところです。
ロックオンと溜め撃ちを駆使すれば結構無理めな角度にも矢が飛んでくれるので、ミコラーシュ戦なんかでも有能だったりする、いやはやシモンを嘲った人たちがかわいそうでなりませんね~!

・瀉血の槌
ぜんぜん使ったことないんですけどモーションがあまりにもヤバすぎるのでインパクト強いですよね。

・DLCマップのお話
「狩人の悪夢」「実験棟」「漁村」の大きく分けて3つのマップが追加コンテンツとして用意されていたわけなんですけど、どれもこれも遊んでいてね~楽しいのよね~。
こいつクソモブちゃうか!?ってのもまあそれなりに居ることはいるんですけど、走り抜けできるようにできていたり実はパリィ取って楽できたりと攻略法もあるにはあるのでこちらもお上手と言った次第。何とは言わないですけど聞いてますか????
最初のマップ「狩人の悪夢」は一部使いまわしの部分があるのでうーむと思うこともあったりなかったりするんですが、それ以上に新しく手に入る武器が多い事とかあとはね、まあ言うまでもないですけどボス戦が最高なのでもう全部チャラってもんです。
「実験棟」はどこかしこからとにかくやべーとこに来ちまったんだなという雰囲気が漂う上、入り組み具合とか縦に広い構造とかがどことなくダクソ無印の「公爵の書庫」を思い起こさせて新しさと懐かしさが共存する…なんかガチの建築を評価しているみたいなことを言ってるなお前??
さておきここもボス戦が最高ですからね!後述!!
そんでもってね、これがいっっっっちばんヤバいと思うんですけど、何食べてたらこんなこと思いつくんですかね??
今作のあまりにも壮大で難解な物語の行きつく先、ビルゲンワースが秘匿した最大の”秘密”、その答えがある最終マップが「漁村」って!漁村てあんた!
フロムゲー特有のマップ切り替え時にデーン…って鳴るSEと右下にマップ名「漁村」が表示された時のゾクゾクと来たらもう、あれですね、映画で言うと蒲田くん並の衝撃だったかもしれませんね。
そんでもちろんここのボス戦も最高なもんですので、以下のDLCボスについてお話しましょう。

・醜い獣、ルドウイーク
ウィークじゃなくてウイークなのが重要!
本編で名前だけ出てきていた彼ですが、まさかこんな姿で登場するとはなあ……。
理性を失い、獣としての本能のままその体躯を活かしたダイナミックな攻撃は見切り辛く、飛び上がっての一撃必殺プレスやモーションが素早い突進攻撃、そして謎のハイドロポンプなどなど、裏を返せば見切れてしまえば当たる事もそうないんですよね、まあ1発目のボスなもんで……。

ああ、ずっと、ずっと側にいてくれたのか……。

我が師、導きの月光よ……。

・聖剣のルドウイーク
お前それは反則がすぎるやろ……!!
死闘の最中、背中に刺さっていたのかよくわかりませんけどそんな謎の剣がうっかりポロリしてしまい、それを見た瞬間彼の中に理性が蘇る…!
ビジュアルこそ獣のままではありますが、力の入った眼と立ち姿、そして一気に曲調の変化したBGMに合わせてまるで舞踏のように振るわれるその剣はまさしくルドウイーク本人の戦いそのもの。
攻撃パターンにも微妙なディレイが混ざったりOFF波動やエクスカリバーじみた光波が追加されたり、もうこの辺は戦ってて脳汁が留まるところを知らずという趣です。
あと地味にいい演出なのが、こいつとどめを刺せるってときは絶対崩し状態になるんですよね。つまり内臓攻撃で華麗にフィニッシュを誰でも決められるというね、粋なことしてくれるな~~!!

・初代教区長ローレンス
まあ…クソボスやね……。
DLC初見は確か4周目とかそこらで遊んだんですけどね、まあ強かったわ……。
今ではカンストでも別にどうってことないくらいには慣れましたが、まあ…擁護するのはちょっと難しいかもしれねえな……。
モーション自体は聖職者の獣と似通っているので大したことなさそうなんですけどね、エリアが狭いのと後半のアレが良くないのかしら??

・失敗作たち
なんだこいつら……。
見た目が激ヤバなんですけど正直このゲームをここまで遊んでいるとなんというか感覚が麻痺しちゃってなんとも思わなさそうですよね。
DLC唯一の複数ボスで、そして複数ボスというのは往々にしてクソボス扱いされがちなんですけど、そんな中でもこれは上手い事やってるんじゃないですか?
攻撃チャンスもしっかり用意されているし、何ならパリィ可能なもんで慣れてきたら無双じみたこともできます。そして何よりこのボスで重要なのは「失敗作バグ」なるソウル稼ぎでして、まあ詳細は省きますけどカンスト世界とかだとこのバグを決めると一気に血の意志が8億くらいもらえます。すごいですね。
あとこいつら何気にBGMがめちゃくちゃコズミックでかっこいいんですわ、失敗作なんて名前付いてますけどゲーム的にもBGM的にも大成功じゃんね。

・時計塔のマリア
かっこいい~~~~~~~~!!!!!!!
もう初見の時はそのあまりのかっこよさに「大きくなったらマリア様になる~~^!!!」と叫んでしまったのもいい思い出です。
見た目や声がモロ人形ちゃんということで、それはそれは考察のしがいもあろうというキャラクターな一方、武器「落葉」と血(血)を使ったその華麗な戦闘スタイルがもう、かっこよくてな、もう……。
大体の攻撃がパリィ可能ということで戦っていてとても気持ちよくなれるのもこれまた嬉しいところ、今作以降ソウルなアクションにはマリア様意識してんとちゃーん?なボスが毎度毎度いますので、まあ制作側も自信あったんでしょうね。
最近は周回も重ねて適当に遊んでいても勝ててしまうので、あの優しく抱いてもらえるモツ抜きをわざと食らってみたりして遊ぶのにハマっています。マリア様に抱かれるなんてご褒美なんだよな……。

・ゴースの遺子
ゴース?ゴースの遺子なの???
というかDLCのラスボスが胎盤振り回す産まれたてのおじいちゃんって何??
しかもこいつめちゃくちゃに強いしなんか雷落としてくるしでもうめちゃくちゃですね?
パリィとスローイングナイフでハメられるのはまあ置いといて、狂気的なボイスとモーションでガチガチの胎盤を振り回してくる攻撃と、形態移行後のとんでもない機動力は、まさしくラスボスにふさわしいというものです。
またBGMもめちゃくちゃオシャレな仕上がりで、実際これ戦闘中はうるせえし死闘だしで聴いている余裕ないかもしれませんが、イントロは静か~~に始まってその後も恐怖を煽ってくる感じで進んでいって形態移行と同時にサビに突入!という、今ではおなじみかもしれませんけど上手い事やってますよね~~。
これは余談なんですけどこいつ倒したら手に入る武器「ゴースの寄生虫」、いくらなんでもぶっ飛びすぎやろ……。

・そのほか色々終わりに
今作はフレーバーテキストがめちゃくちゃ詩的でエモーショナルで、アイテム一覧を読んでいるだけでも楽しいというのもいいところです。
個人的なお気に入りのテキストは「露台の鍵」とか「ロス・マリヌス」とか「落葉」とか、あとアーチボルド関連も良いですね、この辺も語りだしたらキリがねえや。
とにかくこのゲームはもういいところを語っていれば収まりが付かないことになってしまうのでこのくらいにしておきまして、最近はものすごい頻度でセールも行われていますのでね、是非とも一度遊んでいただきたいというものです。
あとPS5で遊んでも30FPSしか出ないの悲しいので上限解放してください……

次回、3位は世界はヒーローを求めている!なあのゲームです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

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