私的ゲームランキングトップ100をレビューする 第2位「ポケットモンスター 金/銀」

カイリュー はかいこうせん

頼むからリストラはやめてくれでもおなじみ、ポケットモンスターシリーズの世代で言うなら第二作、いわゆる「第二世代」に相当し、前作「赤/緑/青/ピカチュウ」の正当な続編として発売されたのが今作ですね。
発表から発売まで、度々の延期を重ねての発売になったらしく、数あるポケモンの中でもダントツで難産であったというのもこれまた有名です。
ハードをゲームボーイカラーに移したことによる恩恵とか伝説の「きみは いま!」とかでファンからの人気も相当な物なイメージ。
個人的にも直撃世代なもんですのでね、それはそれは思い出もありますわということです。

・ジョウト地方っていいよな~
前作のカントー地方は言うまでもなく関東地方がモチーフで、今作のジョウト地方はそのお隣(お隣)になる関西地方がモチーフになっていましたね、中部地方の事は一旦置いておきましょう。
エンジュシティやキキョウシティ、ヒワダタウンなどなど、街並みからどこか全体的に和の雰囲気を感じられる趣なのがとても馴染みやすく、また各地のロケーションもゲームボーイカラーによる色鮮やかなデザインでかなり記憶に残りやすくなったような気がします。

・旅の思い出
なんといいますかね…これどうやって文字にするかすっごい悩むな…2位なのにな……。
思い出に残っている旅に合わせて、各町とかトレーナーとかのことについて触れていけばいいんですかね??ちょっとノープランすぎるけどそれでいくとするか……。

・ワカバタウン~キキョウシティ
今作の御三家はどいつもこいつも可愛いですね~。
初見の時はヒノアラシを選んで、その後何回か遊ぶ間に全部の御三家で周回していたような記憶。
特にね~マグマラシとオーダイルが好きなんですよね、このころはまだ性能より見た目を気にしていたんだよな……。
ポケモン界でもかなりの影の薄さを誇るウツギ博士なんですけれども、我々ポケモン廃人としては間違いなく一番その研究の恩恵をあずかっているというのも確かなもので、何せポケモンのタマゴを発見したのってコイツですからね、すげー人なんだぞというお話です。
謎の少年とのすったもんだもありつつ最初のジムリーダー戦になるキキョウジムでは、誰もがハヤトの繰り出すピジョンのレベルの低さに驚くことになりますね。まさかのレベル9とかそんなんですからね。
しかも使ってくる技は「どろかけ」、ナメとんのかとも思いつつ、序盤特有の種族値の暴力とかもあって意外と苦戦しやすいのもいやらしいところ。
せっかくマダツボミの塔なんてダンジョンがあるのにジムリーダーで弱点ついてくるの、せこいな~~。
あとこれは余談なんですけどここのBGM、その名も確か「キキョウシティ」なんですが、この曲はね、良くないんですよ。ぼくくらいのおじさんにもなるとこの曲のイントロが流れるだけで自動的に涙が……。

・ヒワダタウン
まさかガンテツさんもあんな欠陥だらけでビジュアルも2色くらいしかないボールたちが後世であそこまで人気になるだなんて思ってなかったでしょうね。
主にぼんぐりでのボールづくりや「ずつき」によるヘラクロスやエイパム捕獲でお世話になる事になるこの町、あとヤドンの井戸関連でもあれやこれやありましたね。
ジムリーダーのツクシはチコリータ絶対殺すマンとしても有名、というか今作の草ルートはあまりにも過酷すぎてな、ベイリーフとかかわいいのにな……。

・ウバメのもり~コガネシティ
キッズ殺しでもおなじみカモネギイベントがあったり、セレビィにまつわる噂話に散々踊らされたりもしたりして、序盤に出てくる割にはいろいろとあるダンジョンですね。
その先の長めの道路~コガネシティの流れはね、もうね、さっきと同じ事言いますけどBGMが流れるだけでおじさんもう泣いちゃうのよ……。
初見でヒノアラシを選んだというのでもれなくアカネのミルタンクにもボコボコにされまして、当時はどうやって倒したんだっけな…あんま覚えてないな……。
リメイクの時はヘラクロス連れて行って逆にボコボコにしたりしてたんですけどね、いかんせんもう20年近くも前のことですので……。
あとここは地下通路でいろいろ遊べたり、クリスタル版か忘れましたけど三色パンチが投げ売りされていたりしたのもいい思い出、バクフーンにかみなりパンチを、オーダイルにれいとうパンチを覚えさせればその後の旅が随分と楽になりましてね、メガニウムさん……。

・しぜんこうえん~エンジュシティ
しぜんこうえんに行けるようになるのってこのくらいからですよね?
ストライクとかヘラクロスとか、しかもスピアーみたいな進化後の虫ポケモンまで登場するという事で、それはそれはもう虫取り大会を狂ったように遊んでいたのもいい思い出です。キャタピーで1位とかいうデマ流してるNPC許さねえからな
そしてウソッキーにものの見事に騙されたりしながらもエンジュシティまで到着しまして、このエンジュシティの下辺りの道路が謎に記憶に残ってるんですよね。確かオドシシとかエアームドとか出ませんでしたっけ?野生ポケモンがやたらと強そうで覚えているようないないような……。
またしてもキッズを殺しに来るギミックをしているエンジュジムだとか、スズの塔だとか焼けた塔だとか、確かちょうどアニメでもその辺のお話をやっていたということもあってこの辺はキッズながらにめちゃくちゃワクワクしながらトコトコ歩いていたような気もします、焼けた塔の火吹き野郎、あいつら存在が意味わからなさ過ぎて怖かったな……。

・エンジュシティの左~アサギシティ
道路の名前とか覚えらんないですよね、たぶん35番とか38番とかそんなもんだと思います。
ここは牧場が合ってあのほら、当時アイコンがまだポケモン別になってないのでいわゆるコラッタ系のアレが首を上下していたり、あとここにミルタンクとかグライガーとかデルビルとか出ますよね?この辺に出るポケモン全部好きすぎて困っちゃうぞ。
アサギシティはリメイク後こそジェントルマンでのお金稼ぎなんかでお世話になりましたが、こっちだとデンリュウのええと…名前忘れちゃった……のイベントがあって~なくらいでして、ミカンちゃんもこのころにはバクフーンに進化しているのでま~弱いんですよね。(`・ω・´)シャキーン
ただ港町的な雰囲気が結構いい感じで、ここは現実で言うところの兵庫県にあたるんですかね?のちの作品だとミナモシティとかカイナシティとかね、いいですよねこの手の町。

・タンバシティ
めちゃくちゃ丹波って言ってるけど丹波じゃないんですよねここ、四国らしいです。
ツボツボを借りパクできたり、お薬をもらえたり、クリスタル版ではミナキさんとひと悶着あったりもしてね、マルマインが印象的でもありました。
ボスのシジマさんはなんというかこう…ミカンちゃんの影に隠れがちというか、イベント進行の都合上こことアサギシティはセットで考えちゃうとね、どうしてもそりゃかわいいジムリーダーの方に行っちゃうでしょっていう事ですわ。

・スリバチやま~チョウジタウン
す~りばっちやまの~か~っぜにのり~~~。
万年再開でもおなじみエレブーズの応援歌でも知られるスリバチ山ですけど、すまんな…何も覚えてないんや……。
チョウジタウンはポケモン史上屈指の名(迷)言でも有名な「カイリュー はかいこうせん」が生まれたことで専ら知られてしまい、そのもともとは忍者の里だったとかいう設定や、いかりまんじゅうを筆頭にしたうさん臭さ極まりない雰囲気とかそっちの方面がどうも薄れてしまっているようないないような。
ここの上側にある怒りの湖への道ではニドキングを使ってくるトレーナーがいたのがなぜか鮮明に覚えていて謎ですが、今作の嬉しいポイントである誰でも手に入れられる色違いポケモン「赤いギャラドス」関連は触れずにはいられませんね、当時は仕様もあって個体値がゴミなのが悲しいところではありますがね。
ジムリーダーこと冬のヤナギさんはそんなこと言いながらなぜか短パンを履いているという元気なおじいちゃん。さすがにおかしいと思われたのかリメイクではしっかり冬っぽい服装になっていましたね。しかしここら辺までの氷タイプ使いはどいつもこいつもジュゴンばっかり使いやがって!めんどくせえ!

・こおりのぬけみち~フスベシティ
今作最強のキッズ殺しでおなじみなこおりのぬけみち、ニコニコ大百科で記事検索すると実際に遊べるのでどうぞといった感じです。これは自慢ですが当時のぼくは一切詰まらずに突破できました、エンジュシティでは詰んだのにな……。
さておきここいらでようやく野生で登場するニューラとかウリムーとか、今後のポケモンシリーズを遊んでいても思う事ですが、氷タイプが出てくると終盤なんだな~って思わされます。もっと序盤で出てきてもいいのよ??
フスベシティは神BGMでもおなじみ「りゅうのあな」が最大の特徴、アカネに続いて素直にバッジを渡してくれないジムリーダーのイブキさんもね、髪型がイカれていることを除けば結構な美人さんなのにもったいないな……。
このフスベシティとか、あと「ルビー/サファイア」のルネシティなんかもそうですけど、ここら辺の世代って最後の町をこの手の作りにしたがる傾向があったんですかね?ダイパからは逆に結構発展しているイメージがあります。

・ポケモンリーグ
いや~これ初見の時セキエイこうげんって言われて「!?」ってなりましたよね~。
あの名セリフ「きみは いま !」でカントー地方に突入したことが明らかになり、クリア後の話にはなりますけどまさか丸々全部遊べるだなんて、当時のゲームじゃこんな大サービスそうそう無いんじゃないですか?というか今時のゲームでもパッと思いつくのはDAZE2くらいなもんで、いやはや恐ろしいものです。
ここの衝撃と感動があまりにも大きすぎるが故、この後ポケモンの新作が出るたびに「他の地方に行けるんじゃない!?」とか期待されちゃうのもね、つらいところではあるのかもしれません。
ほんでそのポケモンリーグなんですけど、前作「赤/緑」に比べるとずいぶんと難易度も控えめ、というか今作自体全体通して難易度低めなんですよね、ミルタンクは置いといて
四天王の繰り出してくるポケモンも全体的に種族値が低めで、チャンピオンのワタルこそカイリュー3匹とかいう暴力めいたことをしてきますが、これも別にこおりタイプのわざさえあれば逆にカモなわけでして、それじゃグリーンに負けてもしょうがねえなお前な!

・書き忘れたジョウト地方の思い出
ラジオ塔のすったもんだとか、くらやみの洞穴?でノコッチを捕まえたりだとか、つながりの洞窟で金曜日になるとラプラスがどうのこうのだとか、スリバチ山の地下?だったかでバルキーが~とかね、こういう細かい探索要素に自力でたどり着けるというのは嬉しいところで、またこのころはインターネット文化も盛んではないので攻略本とかも買ってましたね。今でも残ってるかな~ついこの間古紙回収に出しちゃった気がするな~~。

・カントー地方の旅
うわああああカントー地方だああああああ
BGMも野生ポケモンからトレーナーからぜーーーんぶ変わっていて、いやこれすごくないか??もう楽しくて楽しくて仕方なかったですよこれ。
あの曲もなんなんですかね~あのお祭り感というかエクストラモード感というか、まあ後で話す(予定)んですけど今作のBGMはね~~もうそれはそれはなのよね~~。
流石に一部の要素は容量の都合上オミットされているものこそあれど、ジムリーダー8人もまさかのカビゴンもそのまんま登場してくれているし、しかも今作の時系列的な設定を反映されていて、どこの町に行ってもしっかり前作とは違う新しい要素が入っているというね、もうファンサービスここに極まれりといった具合で、ああもう思いだすだけでワクワクが止まらなくなってしまうな!!!!
ノスタルジーと共にカントー地方をこれまた制覇し、とここで急に思い出しましたけど今回は最初に戦うことになる(はず)ジムリーダーがマチスってのもまたいいですよね、タケシじゃないんだ!っていう透かしが効いてるんですよね~~もうお上手なんだからね~~~!
話を戻しまして、カントー地方制覇後、計16個ものバッジを手にして向かったラストダンジョン「シロガネやま」にいよいよ挑むことになりまして……。
ここもね、リングマだとかムウマだとか露骨に終盤っぽいポケモンが出てきて楽しいです。というか今作のリングマ、めちゃくちゃ強そう。

・原点にして頂点
上手い言葉考えたな誰だか知らんけど!
暫くの間旅で戦える範囲での最高レベル記録を保持し続けていた、前作の主人公こと「レッド」さんとのバトルが待ち受けているだなんてもう、たまらねえよ……。
開幕レベル81だかそんくらいのピカチュウを出してきて「!?」となるのはお約束。その後も御三家最終進化をポンポン繰り出してくるのでもう嬉しいのと驚きとで感情がえらいことになってもうてます。
ここの戦いがあまりに印象に残るばっかりに、今作のチャンピオンBGMはもっぱらレッドのBGMみたいに言われちゃっているのが少し寂しいところではありますが、まあワタルさんにあんまりいいイメージないのでね、仕方ないですね。

・BGMのお話
もうこれも捨てるもんがないのよ!
戦闘BGMは言うまでもなく全部素晴らしいし、町とか道路とかのBGMでさえ脳内で再生するともう涙が止まらなくなってしまう……。
そんな中でお気に入りを絞り出すなら「戦闘!ジムリーダー」とか「キキョウシティ」とか「戦闘!スイクン」とか「戦闘!ロケット団」とか「コガネシティ」とかあとどこだか忘れましたけどカントーの町とか、「ワカバタウン」もいいな……あと「りゅうのあな」と……エンジュシティの左の道路と…トージョウの滝がある道路と…カントーのあそこの道路と……トレーナーハウスと………

・ジョウト地方のポケモンたち
なんかこいつらってこう、「お前ら第二世代顔だな!」って雰囲気ありません?世代だからそう見えちゃうだけなんですかね。
序盤に出てくるオタチとかハネッコとかウパーとかメリープとか、ジョウト地方特有のなんというかね…あるんですよ……。
そんな中でもやっぱりお気に入りのポケモンたちというのはそりゃ相当居るもので、ええと…マグマラシ、オーダイル、オオタチ、ニューラ、ハッサム、フォレトス、マリル、ええと…ええと……グライガー、マンタイン、ランターン、スイクンとかホウオウとかルギアもいいな…あとハガネールとヘルガーとブラッキーとネイティオと…止まらねえ!!

・終わりに
自分はいわゆる「廃人」の世界に足を突っ込んだのがエメラルドからなので、実質そういうのを知らずに楽しんでいた最後の作品がこれなんですよね。
だからそれだけ純粋に思い入れが深いというか、まあそんなん言っても新作のポケモンを初めて遊ぶときは今でも同じように楽しくやってるんですけどね??
なんというかインターネットで攻略情報を~とかも少なく、手元の攻略本とにらめっこしながらいろいろ試してみたり、学校のお友達との間でいろいろな噂話があったり、そういう楽しみっていうのはもう味わえないし、どうしても思い出補正として残ってしまうんだよなあというお話でした。

次回、いよいよの第1位は最高だゾ!!なあのゲームです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

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