私的映画ランキングトップ100をレビューする 第20位「アントマン&ワスプ」

バーバヤーガだ!!!

アベンジャーズ屈指の癒やし枠でもおなじみ、アントマンシリーズの2作目ということで今作から相方のワスプさんも本格始動でございます。
MCU初のバディムービーといった趣もあって、色々と新しいことに挑戦している様子も見れました。
またこの映画は公開順的にかの衝撃作「インフィニティ・ウォー」の後ということでね、お通夜なファンの皆様に届けられた清涼剤かのように爽やかな…そんな映画でしたね!!でした!!
ということで思いつくままに行きましょう、ワザー!!

・サツだー!!
今作の時系列は「シビル・ウォー」直後、「インフィニティ・ウォー」以前ということで、ベルリンでのすったもんだを経て自宅軟禁中のスコットさんでしたというところからお話がスタートします。
もうこの時点からアントマン特有の規模の小さな楽しい楽しいコメディ感全開。アメリカ特有のだだっ広い家を贅沢に使ったお手製アトラクションで愛娘のキャシーちゃんもご満悦なようです、しかしいいパパだなぁ……。
前作では少々ギスっていた元奥さんの旦那さん(名前をすっかり忘れてしまった)ともすっかり仲良し、家族という枠組みを色々こねくり回しているのも今になってみると今作あたりから始まっていたのかな?って感じがしますね、いやはや恐ろしいユニバースだぜ。

・アントマン&ワスプ
今作の主人公になりますお二方。
シビル・ウォーの一件もあって開幕こそギスギスしているものの、次第に前作から培われてきている絆が復活し、中盤からは楽しく激しく一緒にヒーローやっちゃってるもんでね~あらあら~^って感じですね。
特に学校での一連のやりとりは爆笑必至。あんなことされちゃあね、好きになっちゃうってもんですわ……。
一つケチを付けるとすればその戦闘シーン、アントマンって小さくなると密度が上がって格闘が強くなるとかいう設定だったと思うんですけど、今作だとあんまりその小さくなってドッタンバッタンが少ないんですよね。
これは他の人も言っていたのであんまりアレですが、前作で見られたサイズ感が変わることによる面白い映像体験があまり見られなかったのは寂しいところでもありました。まあ一回やっちゃってるからって言うのもあるのかもしれませんし、後述しますけど今作はそんなに必死にドッタンバッタンするような相手も居ないですからね、そういうことなのかもしれない。

・ゴースト
かっこええわ~!
今作のヴィラン…とも言い切れないようなポジションで、一応アントマンたちとやいのやいのはあるんですけどね、別に悪人というわけではないのだ。
その能力とかスーツとか、彼女特有のスタイリッシュな感じがあるのでぜひね~今後のMCUで出てきてほしいんですけどどうなんでしょうね、死んでいるわけではなさそうなのでチャンスはありそうなもんですけども。
あと彼女の保護者のようなポジションで出ていた名前忘れたさん、原作だとブラックゴライアス?みたいな名前のヴィランだったそうで、彼に関しても何らかの掘り下げがあったりすると面白いですね、サイズ自慢は済みましたか??

・3バカ
前作から引き続き登場の3バカの皆さん。
流石に前作ほどの活躍はありませんでしたが、中でもルイスだけはびっくりするほどフィーチャーされていると言うかうまいこと巻き込まれてくれていましたね。ワザー!!
なにか喋るたびに劇場を笑いに包んでくれるそのトークスキルは健在。特にソニー・バーチの部下と繰り広げた自白剤のやりとりは謎のしつこさもあってたまりませんでしたね、やっぱり自白剤じゃないか!!!

・ソニー・バーチさん
ということで名前が出ました今作の真のヴィラン…と言うほどでもないくらいには小物なもんで、やっぱり今作には明確なヴィランは居ないんですわね。
登場してから退場(と言っても捕まるだけですけど)するまで特に目立った悪事を働くようなこともせず、とにかくマクガフィン的な扱われ方をするラボを巡ってのあれやこれやでドッタンバッタン大騒ぎ。
彼も死んでいるわけではなさそうなのでうっかりどこか別の作品で登場してしまうようなこともあるんでしょうか。別に楽しみではないですけど出てきたら出てきたでちょっとニヤッとしちゃいますね。

・ジャネットさん
この記事ではまったく触れていませんでしたが今回もしっかり登場しているもうひとりの天才ことハンク・ピムさんの奥様でございます。
彼女を見つけるためにあっちへいったりこっちへいったりするのが今作の大筋になりまして、また彼女はとあるワンシーンでとんでもない大爆笑をかっさらって行くことでも有名ですね。
マジであのシーンはこれ映画館か?ってくらい見ている皆が笑っていて、まあかくいう自分もちょっと抑えられないくらいには笑っちゃってました。
思い返してみるとあそこはスコット・ラングの中の人のええと…ポール・ラッドさんや!思い出せたぞ!の演技もまた凄まじいものだったんですね。
さておきやいのやいのの後には無事家族の皆と再会することもできまして、スコットくんをひっくるめて最後は仲良く量子世界を探索だ!いや~明るくて楽しいなんて爽快感のある映画なんだ!!!!

・あっ……
ということでね…もうすっごい楽しい気分でエンドロール入ってね……。
いつものポストクレジットシーンがあるわけですけども……。
まあね?一応予想というか覚悟はしてたんですけどね?あんな映画出しちゃった後だしそういうシーンを入れないのも逆に不自然だよなって思ってはいたんですけどね??
ぱっちんされちゃったよ~~しかもスコット以外全員てそりゃひどいよ~~~!!
今思うと、”今”思うとあの消え方をしたからこそのあの展開だったわけですけど、もうインフィニティ・ウォーでズタズタにされた私達の心がね、少しこの映画で救われたかなってところでね、もうあの何?ポスクレ始まった瞬間のあの空気の変わり方何??すごくない???
そしておなじみのwill returnも「?」て!「?」とか要らんこと言うな!!!
もうここからエンドゲームのトレーラーでスコットが出てくるまでもう気が気じゃなかったんだぞお前……。

・おわりに
MCU屈指のお気軽ムービー(ポスクレを除く)ということで、なにか嫌なことがあった後とかにサクッと楽しめちゃうようなとてもありがたい作品でございました。
アントマンとワスプの掛け合いもそれはそれは見事なもので、早く次がみたいな~としっかり思わせてくれるのも流石はMCUといったところ。
すでにアントマン&ワスプ:クワントマニアでしたっけ?そんな感じの3作目が動いている様子、しかもあのカーンが登場するってもんでもうどうなっちゃうの~!って具合でもありますが、とにかくワクワクしながら待っているとしましょう。

次回、19位はかまいたち濱家さんもお気に入りなあの映画です。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

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