私的映画ランキングトップ100をレビューする 第34位「映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」

ここに来ると、夢は叶う。
だからもうキャッチコピーだけで泣いちゃうんだって;;

世界最強の二頭身でもおなじみ、我らが青タヌキことドラえもんの映画の…もう何本目かなんてどうでもええわ。
本ランキングではドラ映画最上位ということで、わさドラも捨てたもんじゃねえぞというのを老害の皆様にアピールしたいところですね。
映画にしては珍しく、のび太というよりはドラえもんの活躍が多めになっているのもこれまた上位たる理由、それでは思いつくまま行きましょう。

・ひみつ道具博物館
なんだこの老害垂涎施設はーーッ!!!!
ということで今作の舞台になるこの「ひみつ道具博物館(ミュージアム)」なんですけどこれがもうここだけで素晴らしいというもの。
これまでのドラえもんに登場したありとあらゆるひみつ道具がイースターエッグ的な扱いでいたるところに登場、お話の途中も乱舞乱舞といった勢いで様々に様々なひみつ道具がこれでもかと出てくるのでファンはそれを見たり探したりしているだけで楽しくて楽しくて仕方なくなるというわけです。
ここに限らず今作はドラ映画にしては珍しく(こればっかり言ってる気がする)悪役という悪役がおらず終始明るい雰囲気でお話が進むのもありまして、とにもかくにも「楽しい」がとどまることを知らないのがもうね、最高なのよ。
キャッチコピーの「ここに来ると、夢は叶う」ってね、ダメだもう書いてるだけで泣きそうになってしまうんでもうね、おじさんこの映画見れないのよボロボロ泣いちゃうからね……。

・ドラえもんのお話
ご存知青タヌキことドラえもん、今作では今作だけ鈴をつけていないと野良ネコ化が進むという謎の設定がつけられ(つっても賑やかし程度のものでしたね、深刻ではない)たりもして、とかく彼の「鈴」をめぐってお話が進むことになります。
この鈴の部分がちょっと目を離している隙にテニスボールだったりレモンだったりいろいろなものに置き換わっている芸が細かいポイントもめちゃくちゃ面白いし、物語後半で明かされるこの「鈴」にまつわる思い出なんかはね、もうね、ダメだまた泣きそうになってしまうからもうおじさんこの映画見れないのよボロボロないちゃうからね……。
ダメです、マジで泣きそうになっちゃうのでアレですけどもうすっごい良い話なのでほんと見てください………。
いやもう駄目、何を書こうとしても鈴の話が思い出されて泣きそうになってしもうて、大変じゃ、あのほら、あれがいいんですよ、終盤怪盗DXのスーツをまとって何でしたっけ、「怪盗ドラックス」みたいなこと言い出すところとかね、めちゃくちゃシュールで面白いんですけどアクションがバツグンにかっこいいのでもう情緒が、情緒がね……泣いちゃう………。

・ゲストの皆さん
言ってしまえば鈴を盗んだ張本人「怪盗DX」の正体だったクルトくんも決して悪いやつではないというか話せばわかるやつなので全然いい感じなうえ、ゲスト兼ヒロイン、いわゆるリルル枠のジンジャーちゃんも有能でカワイイととにかく出てくるキャラクターもまんべんなく面白くて明るいのが良き。
シリアスなドラ映画も良いですけどこのくらい明るくてとにかく楽しいドラ映画も新鮮で良いですね、というか今作は何かと”新しい”雰囲気なのもこれまたいいポイント、リメイクに頼ってないでこういう新作をバンバンだしゃええのよ、「南極カチコチ大冒険」とかもそうですわ、まあ「緑の巨人伝」は置いといてな、涙もひっこむわい。

・ああだめだまた涙が……
いやもうほんとにね、鈴の話がもうね、泣いちゃうのよ。
「さようならドラえもん」とか「帰ってきたドラえもん」もそりゃ泣ける話なんですけどね、こと今作の鈴のアレはもう格が違うのよ。
この映画のラストシーン、まあ言ってしまえば失くしてしまったドラえもんの鈴を見つけたのび太がねああだめだもう涙で画面もキーボードも見えねえ!!
もう、あの、この後もっかい見て一通り泣こうと思います……。
泣ける度合いで言えばアレが近いですね、アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の10話ね、もうアレもボロッボロ泣いちゃった。

・救済のお話
ここ3本くらい救済の話しかしてねえな?
というのも普段のドラ映画にはお約束がありまして、なんやかんやあってのび太が「ドラえも~~~~~~ん!!」と雄たけびを上げるところからタイトルがバーン!みたいな感じなんですけどね。
今作では鈴を盗まれちゃって必死こいて探すけど見つからないドラえもんがああだめだまた泣きそうになっちゃ「のび太く~~~~~ん!!」で始まってうわ涙がボロボロとダメだダメだ泣いてしまう。
つまり普通のドラ映画はのび太くんが何かしら起こしてのび太くんが映画の中で成長していくお話だったりするんですが、今作ではドラえもんがきっかけになってドラえもんがのび太くんの力を借りて一つ成長するというお話なんですああもうまた涙が;;;;

・おわりに
もう何を書いていても泣きそうになってしまうので無理やり終わらせましょう。
というかこの映画はもうひたすらに楽しいのに鈴の思い出がもう、ダメだ、ほらまた、泣いちゃう……。
つまり何が言いたいのかというと楽しいのにボロボロないちゃうもうとんでもないエモーショナルな映画だということです、ああ;;;;;
一つケチをつけるとすればのび太が常時身に着けている「シャーロックホームズセット」みたいな名前の道具を使うたび謎のカットインが入って腹立つとかその辺ですかね?でももうそんなもん、ああ……;;;;

次回、33位はチーズバーガーが食べたくなるあの映画3部作です;;
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました;;


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