私的映画ランキングトップ100をレビューする 第37位「キングコング:髑髏島の巨神」

人類、あまりにも弱すぎる。

今後のネタ切れが不安なことでもおなじみ、モンスターバース第2弾の作品になります。
MCUを筆頭に映画のユニバース化っちゅーもんはけっこう難しいと思うんですけども、今のところいい感じに展開されているのが嬉しいところですね。
一個前の「GODZILLA」を引き継ぎ、さらに今後の「ゴジラ:キングオブモンスターズ」「ゴジラVSコング」へとつながっていくことになる今作。
怪獣界最古参のゴリラとしてプライドをかけた傑作でございますので早速行きましょう。

・あの人、出てます。
↑このシリーズ書いてる記事は短く終わる説、あります。
さておき今作のあの人出てます具合は中々なもの、特にお隣MCUでおなじみの皆様がちらほらと、ほらここからも(IMAX)。
人類側の主演を務めたロキトム・ヒドルストンとヒロインを務めたキャロル・ダンヴァースブリー・ラーソン、さらにさらに人類側というか実質今作のヴィランを務めたニック・フューリーサミュエル・L・ジャクソンなどなど、君たちどこかで見ましたよね?という顔ぶれが勢ぞろい。
あと今思い出しましたけど「グレートウォール」とか「パシフィック・リム:アップライジング」とかにも出ていたジン・ティエンも出てましたね。

・コング
日本では見栄えのアレもあってキングコングと言われているおなじみのゴリラさんですが、向こうではもっぱらコング呼びなことも今となってはそこそこ有名ですね。
今作ではまだ成長途中にあるという設定のためサイズ感こそありませんが、髑髏島の守護神たる実力は既に十分、そこらへんの雑魚モンスターや人類の兵器などなどは歯牙にもかけない強さを見せつけてくれます。
色々あってえるえることサミュエル・L・ジャクソン(長いので以下えるえる)の部下を数人殺してしまったばっかりにしつこく狙われ、永遠のライバル怪獣であるスカルクローラーにもしつこく狙われ、本人は穏やかに暮らしているだけなのに色々と理不尽な目に遭いがちなのが可愛そうなところです。
主人公なのでしょうがないと言えばしょうがないんですけど思い入れが強くなって当然なストーリーってのもあって、のちの「ゴジラVSコング」でもさも主人公みたいなね、描かれ方しちゃってねぇ!ゴジラ派のおじさん怒っちゃいますよこんなんねぇ!
それはさておき彼の戦闘シーンすごかったですね。
流石ほぼ人類ということで道具を駆使したりモノや怪獣を投げ飛ばしたりやりたい放題。
しかしここまでやっても「こいつでゴジラに勝てるのか……?」となってしまうのは悲しいお話です。

・その他のタイタンさん
ことモンスターバースにおいて怪獣というのは「タイタン」と呼ばれます。紫ゴリラを彷彿とさせますね。
そして今回の舞台になる髑髏島には大小さまざまなバケモンが登場しまして、こいつらもタイタンに当てはまるのかどうかはさておき、色々と印象に残るメンバーもいらっしゃったので少しずつ

・バンブースパイダー
竹林じみたところで登場したでっかいクモですね。
なんかバンブースパイダーって名前を書くと急に弱そうな感じですが、その生態というか生き物っぽさというかアイデアが面白いな~という次第。
竹に擬態するバカでかいクモ、うーん天才だ。

・スケルバッファロー
ドボルベルク湖の中でもさーーーーっとしていた怪獣?生き物?でした。
水辺+巨大な生き物という構図はジュラシックパークからの伝統、迫力を出すのに向いているのかどこかで見たような構図でテンションも上がるというものです。

・スカルクローラー
今作の怪獣側のメインヴィラン。
ガメラで言うところのギャオスでゴジラで言うところのキングギドラみたいなものらしいです。いわゆる永遠のライバル。
今思うというほどライバルか??ってくらい大したことない怪獣な気がしないでもないですが、人類にとっちゃ特級のバケモンであることに疑いはなく、また怪獣としては珍しくずる賢いというか残虐な性格なのもこれまた見どころ、ルックスがどこからどう見ても使徒なのはあれですかね、監督の日本好きが高じてのことなんでしょうかね。まあかっこいいのでOKです!

・キングは一人ではない
お約束になりすぎて最早存在しない方が珍しくなってしまったような気がするエンドクレジットシーン、ユニバースものであればなおさらですね。
モンスターバースの次なる展開を示唆するために、今作の終わりではどこぞの壁画に描かれたゴジラとキングギドラのカットが流れます。
んも~~これが最高というかやっぱアガっちゃうんですよね~!この映画が出た時点で既に次回作があるっていうのは知ってたんですけど、やっぱこういうのを見ると「いよいよか~~~!!」ってね、なるものです。
特に個人的にキングギドラが最推しなので、まあね、本ランキング後半の後半て登場しますので、つまりはそういうことです。

・日本大好きか??
横井だの碇だのめちゃくちゃ日本の要素出てるし、何なら先述のスカルクローラーとかね、使徒じゃんね。
というのも監督が大大大の日本好きらしく、怪獣映画も大好きだということでこういう感じになったんだとか。ありがたいお話ですね。
これは余談なんですけど日本版のポスターも良い感じに古臭い特撮映画みたいで洒落ていましたね、他の映画も見習ってほしいものです(どうやら監督さんもお気に召したとかなんとか)。

・終わりに
言ってしまえばコングが髑髏島サバイバルバトルを勝ち抜いていくだけのお話でもあるんですけどね、そこに華を添えてくれるのが我らがえるえること闇かばんちゃん改めサミュエル・L・ジャクソンだったりもします。
トム・ヒドルストンやブリー・ラーソンもそうですけど、怪獣サイドに負けず劣らず、人類サイドもなかなかパワフルな面々が揃っているのでそっちのファンもにっこりなエンタメの傑作でございました。うまくまとまったな!!

次回、36位はスカイウォーカーがライズするあの映画です。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。


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