私的ゲームランキングトップ100をレビューする 第66位「バイオハザード5」

シェバ!ハーリィ!!!

最近はもうどこに向かっているのかいまいちわからない有名シリーズ「バイオハザード」の5作目。
1で主人公を務めたクリスが久々の復帰ということで昔からのファンは何かと思うことがありそうです。
自分は4から入ったゴリゴリのにわかなので今回のゴリラクリスには何ともという具合ですね。

システム的には4のそれを受け継いでいて、チャプターセレクトができるようになったり2人マルチプレイができるようになったりと色々進化しつつと言ったところ、それでは早速思いつくまま書いていきます。

・グラフィックのあれこれ
前作の4からハードの世代も変わりまして、フルHDで描かれるバイオハザードはとても迫力があるものになりました。
グラフィックのそれは何ならさらに世代の進んだ今見ても普通に通用しちゃうんじゃないの?というほどクオリティが高く、テクスチャーというか質感の上手さがスペックの限界を上手いことごまかしている感がありますね。
序盤の日差し照り付けるアフリカの感じや後半の雨の中進むことになるコンテナ船などなど、趣の異なるマップでもしっかりクオリティがキープされているのもすごいところです。

・サウンドのあれこれ
足音のいいゲームにクソゲーなしとはこのランキングでしばしば語っていることでございまして、今作もとても素晴らしい音を出してくれます。
足音の種類自体はそう多いわけでもなさそうですが、土、鉄、石、木、水場、どこを歩いても気持ちの良い足音が出るというのは地味ながらも確実にゲームプレイに響くのでここはとても高評価、お気に入りはチャプターで言えば4-なんぼくらいの遺跡マップの足音です。
その他だと銃を撃つときのサウンドとかもこだわりがしっかりしていて、どうやら実銃からサンプリングしてきているらしいです。次回作の6では銃器関連が劣化しているので今作で存分に楽しむとよいのだ。
あとあれですね、銃を構える時とかの「カチャッ」って音ね、あれがね、たまらんのですわよ。

・マルチプレイのあれこれ
今作を象徴するシステムがこのマルチプレイ関連になりまして、一人で遊ぼうが二人で遊ぼうが常に主人公は2人、一人だとNPCとしてついてきてくれます。
これがまあ怖さを軽減しているとか一人だと面白くないとか色々あるらしいですが、幸いにも一緒に遊べる人がいたので個人的にはとても楽しかったですね。
ゲーム自体がそこそこ長めでがっつり遊べるということと、マップが広くてそれぞれ探索する楽しみ、武器や謎解きの分担などなど、マルチプレイをめちゃくちゃ推しているだけの面白さは十分だったと思います。
まあホラーじゃないよねと言われてしまうともはやぐうの音も出ないんですけどね、それはそれということ。

・ホラーじゃないよね
バイオハザードっちゅうもんはジャンルで言うと「サバイバルホラー」とでもいうんでしょうかね、まあ一応今作でもホラー映画のお約束みたいな演出はあるにはあるんですけど、全体的にマップがクソ明るかったり、終盤はもはや銃撃戦だらけの様相を呈していたり、そもそも主人公たちがバカ強いというのもあってホラー感はね、もう擁護のしようがないくらいにはないです。
それゆえになおさらマルチプレイでしか面白味が感じられないという批判がでるのもうなずけるというか、まあ、お友達作りましょうということでここはひとつ。

・ンデス、めんどいンデス
チャプターだと2-なんぼくらいのところに出てくるボス「ンデス」ってのが居るんですね、しりとりで活躍しそうな名前。
こいつとの戦闘がとにかく面倒で、しかも難易度が上がるとめちゃくちゃ理不尽になるというオマケつき。
この手のゲームで通常とは違った趣のアクションをするステージを採用すると往々にして上手くいかないものなんですけどなんで無くならないんでしょうかね???
ああいうのはオマケ的な遊び方ができて初めてウケるのであって、本編で強制させると萎えちゃったり冷めちゃったりされても文句言えんよ?と思う次第であります。

・おわりに
あれ…?
クソ程周回回したし(15周くらい?)トロフィーもコンプリートしたいな~~って思うくらいには遊んだはずなんだけどな??
まあなんというかこのゲームの面白いところってほんとに「マルチプレイできるか否か」に集中されちゃってるのでそれ以上にはならないんですよね。
最近だと色々なハードで安く売られているので、一緒に遊ぶお友達がいる方はぜひね、遊んでいただきたいものです。

次回、65位はドキドキしちゃうリテラチュアなゲームです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?