私的ゲームランキングトップ100をレビューする 第63位「メテオス」

頼む!!復活してくれ!!!

知る人ぞ知るパズルゲーム界の名作、スマブラシリーズでもお馴染み桜井政博さんが手がけた落ちものパズルゲームです。

ニンテンドードリームとかそういうゲーム雑誌なんかではちょいちょい取り上げられていたような記憶もありますが、あまり大々的な宣伝を行っていなかったのか、DSという所謂覇権ハードで登場した割にはあまり知られていないイメージがあります、悲しいなあ。

「メテオスオンライン」などというものもあったらしいですがそれはそれ、早速思いつくままやっていきましょう。短くなりそうだぜ。

・オープニング
DSのくせに半ば実写みたいなクッソ気合の入ったオープニングムービーが流れます。しかもこれがなかなかかっこいい。
ゲームのコンセプトというかシステムというか、「メテオス」という邪悪な星から降り注ぐメテオ(隕石)たちを、滅びの運命にある星々がそれぞれの方法で撃ち返すという感じなんですが、それを良い感じに物語仕立てで見せてくれます。

・宇宙人くん
そんな惑星メテオスに立ち向かう上で重要なのが、個性豊かな惑星に住んでいる宇宙人くんたち。
彼らは特有の能力を使って母星に降り注ぐメテオをつなげ、撃ち返していきます。
こいつらがいちいち見た目もかわいいし設定も凝っているしとさすがの桜井作品と言ったところ。
お気に入りは「レイヤーゼロ」「ファイアム」「フリーザム」辺りですね。特にレイヤーゼロは遊んでいて脳汁ドバドバなテンポの速さをしているのでいっつもここで遊んでました。

・斬新なパズル
従来の落ちものパズルなんてのは「そろえて消す」というのがお約束で、まあそれが1列だったり同じ色を4つだったり連鎖したりBack to Backだったりばたんきゅーだったり色々するわけですけど、本作品はそのどれにも当てはまらない新しいパズルゲームになっています。
言っても「同じものをそろえる」というところまでは同じで、それを「打ち上げる」ってとこがすごいですね、何?打ち上げるって、何?
そこから先も上手いことできていて、ただ適当にそろえて打ち上げるだけでもまあ上手いこといくっちゃいくんですけど、下の方で点火するとそれだけ上にもうパズルが詰み上がっちゃってるわけで重くて飛んでいかなくなってしまいます。
こうなった滞空中にもう一度メテオを揃えると再点火(2次点火、3次点火)され打ちあがる力が強くなる、という具合で他作品で言うところの連鎖の気持ちよさがありますね。
ほんでこの点火のシステムも先述の宇宙人くんによって個性があり、縦にそろえるとやたら飛ぶとか、逆に縦だと全然飛ばないとか、そりゃもう色々あるわけです。

・操作のあれこれ
DSとかWiiとかあの辺の世代のハードに出されたゲームあるあるで、無理やりタッチ操作だとかリモコン操作を強要してくるんですよね。
まあそのタッチ操作やらなにやらが上手にできていて遊んでて楽しいならそんなに文句も言われないのかもしれないですけど、やっぱボタンで操作してえよな~って思う人はどうしてもいるわけです。
そんなお客様のニーズにもしっかりお答えするのが本作、おそらくはタッチ操作の方が上手いこと行くんでしょうけどボタンでもちゃーんと遊べます。

・おわりに

いやもうね、DSのゲームでしかもパズルだからね、もうこんなもんよ、仕方ないよね。
テトリスDSの時もたいがい短めだった気がしますがね、もう浮かばないんですわ。
ただめちゃくちゃ楽しかったしSwitchっていうハードと相性もよさそうなんでぜひともリメイクなり移植なりでまた遊べるようになってほしいものですね。
中古屋さんでも全然売ってないくらいには知られてなさそうな感じなので、桜井さんたのむよ~~スマブラも開発終わったじゃろ~~~。

次回、62位はわたしをふさぐピアスが足りないあのゲームです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

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