私的映画ランキングトップ100をレビューする :Extra「ブレットトレイン」

ドモアリガートゥ

「デッドプール2」にもチラりと出ていたことでおなじみ、ブラットピット様主演のこの夏一番のやりすぎドタバタエンターテインメント映画でございました今作。
原作は「ゴールデンスランバー」とか「重力ピエロ」なんかでもおなじみな伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」なる小説で、こっちはこっちで映画に負けず劣らずのノンストップドタバタ物語な趣らしいです。
監督には「ジョン・ウィック」とか「デッドプール2」とかでもこれまたおなじみなデビット・リーチさんということでしてね、どういうことかというと今作もそういう趣なわけでしてこういうのが好きな人にはもうたまらん!!!
それでは早速思いつくままに行きましょう。

・あれ?
見る映画間違えちゃったカナ???
って開始早々なっちゃうのがこれまた面白いところ。
そもそもが日本を舞台にしているというのはありつつも、映画が始まって5分くらいずっと日本人しか出てこないし日本語しかしゃべってないしで、これ本当にブラピが主演の映画ですよね??となってしまったのもいい思い出。
まあこの直後出てくる謎のネオンめいた「木村 FATHER」で確信することになるわけですがね、「この映画、最高のやつや!!!」ってね!!

・ところで原作のお話
伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」なる小説を原作にしたお話で、ハリウッドでこの手の映画を撮ろうとするとまあ思いつく前例が「オール・ユー・ニード・イズ・キル」とかそこらへんなんですけどなぜか大物が主演を槍がちなイメージもございますね?
少々の原作改変なんぞはまあしょうがないところもあるらしいですが、おおむね雰囲気を壊したりすることもなく、むしろこの映画を見てから原作を読むとそれはそれで楽しめちゃったりするよ!みたいなレビューもあったのでね、いつか読んでみたいものですね。
※これはクッソ余談なんですけど最近今更になって「容疑者Xの献身」を見てこれがま~~~~面白くってね、うっかり最新作の「沈黙のパレード」も原作読んじゃいましたわいなという本当にどうでもいいお話

・全部出すやん
映画というか物語っていうのはこう起承転結が一応はあるわけで、その中で登場するミクロなあれやこれやが実はここであんな意味があったんや!と、いわゆる”伏線回収”的な展開ってのもこれまたお約束というもの、最近は漫才なんかでも流行っていたりするイメージがありますね。
そして今作のそれはもうちょっと笑っちゃうくらい露骨というかもう狙ってやってんなお前!っていうか、もう意味深なくらい意味深なものがポンっと出てきて、それがやっぱり最後のほうになるとどんどんいい意味でバカバカしく物語に作用していくという具合。
全体的な映画のテンポの良さもあってもうね、何も考えずにとにかく楽しめてしまういわゆる「見るハンバーガー」的な映画ってことですわな。

・ブラピってすげえ
いうほどブラピが出ている映画って見たことなくてせいぜい「セブン」とか「ファイトクラブ」とか、あとはまあこれを入れていいのか微妙なところですけど「デッドプール2」とかね、入れて言いわけねえんだよな。
んでまあセブンの時のブラピの演技がそれはそれは凄まじくて、そんでファイトクラブではま~~~男前で、どっちの映画もそんなに好きかっていうとまあセブンは結構好きだけどファイトクラブはちょっとな~って具合で話が逸れていますが何が言いたいのかというとブラピってかっこいいよなってことですわ。
作中終始明るくふるまっていて、どこか某雷神様を彷彿とさせるような勢いなもんでむしろこいつが一番サイコなんじゃねえの?って思っちゃったりしちゃったり。

・強烈な個性の皆様
あんまり映画の中身の話してねえなってことで、まあ実際中身なんてあってないようなもんというか、トンデモ日本のトンデモ新幹線の中でブラピやらなにやらがトンデモバトルをするっていうお話なのでね、まあそれはそれということ。
色々な因果のめぐりあわせで東京発京都行の新幹線に乗り合わせてしまったプロの殺し屋な皆様ですが、こいつらもまーーーたどいつもこいつもキャラが濃くってねえ…たまんねえなこれな!
見に行ったのが気づけば1か月くらい前になってしまって正直そこまではっきり覚えているかというと怪しいところではあるんですが、マブダチフルーツコンビのレモンとええと…オレンジみたいなマンダリンみたいな……とか、原作ではショタキャラらしいクソ邪悪お姉ちゃんのプリンス(プリンス)とか、いかにも噛ませ犬みたいなルックスで出てきたなと思ったら名前がウルフで文字通り噛ませ犬だった奴とか、あれ?お前もデッドプール2に出てたな??なホーネットとかね、もうどいつもこいつももう草が止まらない勢いでございました。
あとラスボスが謎のロシア人っていうのもね、時世と時勢的に中々趣があっていいものですね、あの腕でロシアンルーレットするやつ、かっこいいよな~~~。

・おわりに
ラブ&サンダーに続いて夏の何も考えずにサイコーに楽しめるエンタメ映画ということでしてね、いや~~今年の夏はこの二大巨頭のおかげで満足満足というものです!!イナゴワールドやないかい!!!!!!!!!!
最近というかブレットトレイン以降、10月も「RRR」くらいしかこう見に行きたいな~となる映画も少なくって、なんだかちょっと寂しい気分もしますがね、まあブラックパンサーが控えているのでそっちも楽しみにあとはディズニー+のドラマとかでお茶を濁すとしましょう。ブラパンも中々寂しい映画になりそうなのはそれはまた別のお話

ということで次回、また気まぐれに書くと思いますが今度こそね、永久に時をいつまでもってことですわ。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。


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