私的映画ランキングトップ100をレビューする 第19位「マイ・インターン」

男はハンカチを持ち歩いてやいのやいの。

パンテーンだかなんだかのCMでもおなじみ、アン・ハサウェイと愛すべきおじいちゃんでおなじみなロバート・デ・ニーロがダブル主演?だかわかりませんが名コンビを組むことになるハートフルヒューマン映画ですね。
あまり映画を見ないことでも知られる(?)かまいたちの濱家さんのお気に入りということでも知っている人は知っていそうなところです。お前はマイ・インターンのときのアン・ハサウェイか!!!
まあそんなことはさておいて早速、思いつくままに行きましょう。

・どういう映画かといいますと
死にたくなる映画なんですよね。いや深刻な意味じゃないですので安心していただきたいんですけど。
いやまあ深刻っちゃ深刻なのかもしれないんですけどこの映画見るともう眩しくて眩しくて仕方がなくて死にたくなるというか消えてしまいたくなるというか、浄化されてしまうんですわ。
開幕からとっても素敵なおじいちゃんのデニーロ様がもう眩しくて、アン・ハサウェイが社長をやってるアパレルの会社で働く人達もみんな眩しくて、もう自分みたいな底辺で生きているゴミのような人間がね、こういう映画を見るとどうなるかっていうと浄化されて消えてしまうんです……。
この手の作品って他にもあって、まあ映画だと同じようなのがパッと出てこないんですけどアニメで言うなら「氷菓」とか「俺ガイル」とか「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とかが当てはまるんですよ、いいですか?私どものような人間に以上の作品を見せると最悪死にます、気をつけていただきたいところですね!

・デニーロ様
ということでナイスで素敵なおじいちゃんを演じていらっしゃいます我らがロバート・デ・ニーロ様、つい最近ではイカれたコメディアンに脳天をぶち抜かれていたりもしましたね。
70歳くらいの年齢で、奥様に先立たれ人生の余暇を持て余しているというところでシニアインターンに応募。もうこの時点であまりにも眩しくて困ってしまいますが、その後も現代に適応するべく奮闘し、周りの人間に対しても出すぎた真似をせず締めるところは締め、ちょけるところは大いにちょけるというあまりにも人間ができているのでもう…消えてしまう……。
この出過ぎた真似をしないっていうのが本当に素敵なおじいちゃんで、まあどこそこでよく見るようないわゆる老害ムーブは一切しないんですよね、本当に一切しない。
周りへのリスペクトを決して忘れず、必要なところで必要としている人にはしっかりと人生の先輩として手を差し伸べる…こんなおじいちゃんがそばにいてくれればそりゃあね、物語にもなりますわいというお話です。
あとこれは余談にはなるんですけど彼を取り巻く周囲の人間もま~~~いい人ばっかりなんですよね、こういう人たちに囲まれて働けるのなら…いややっぱり眩しくて死んでしまうかもしれないな……。

・アン・ハサウェイ様
ご存知美人すぎるハリウッド女優ということで、若くして会社のボスを務めるイケイケなお姉さまを演じていらっしゃいます。
こちらも公私ともにバリバリに充実したもうなんていうんですかね?トップオブ勝ち組街道まっしぐらというようなお方で…と思いきや?な展開でお話が進んでいきます。
そんなところにどこの馬の骨ともわからんジジイが直属の部下だなんてもう最低!といったところからあれよあれよとデニーロ様のパーフェクトおじいちゃんっぷりに絆され、いつの間にか無二のお友達として最高のビジネスパートナな関係にまで発展していくのでもう…消えちゃう……。
しかしアン・ハサウェイさんはオーシャンズ8とか今作とか、イケイケなお姉さんを演じさせたら右に出るものは居ないというか、アレですね、有能なお姉さんを演じさせたら右に出る者はいないジェシカ・チャステインさんと通じるものがありますね。生まれ変わったらこんな美人さんになりたいものだ……。

・その他いろいろ
お話の都合上悪役…というか物語が進んでいく上で障壁になるような人こそ登場するものの、あくまでハートフルなヒューマン映画ということで、とにかく気持ちを楽にして見れるということと、演出の妙なのかテンポも非常によくてダレることもなく見れるというので、つい何度も何度も見返しては死にたくなってしまうんですよね。
個人的にはデニーロ様の取り巻きになる若造社員衆もなかなか魅力的だな~と思っていて、彼らも最初は軽くナメた態度をとったりして…と思いきやあっという間に良き仲間として仲良しこよしになっちゃうという、なんだこのデニーロ様の人誑し力は…失礼だな…純愛だよ……。

・おわりに
いや短いというかこの映画が好きな理由はもうひとえに死にたくなっちゃうほどに眩しいってところに尽きるので、もう仕方ないということです。
今急に思い出しましたけど序盤、インターン仲間の若造と一緒にカバンの中身をポンポンと机の上においていくシーン良いですよね。なんというかあそこはどこかコメディチックなのにデニーロ様がかっこよすぎてとても大人でシュッとした雰囲気も出ているという、いやはや人の為せる技というのは恐ろしいものです。
今だとAmazonPrimeでタダで見れたり見れなかったりを行ったり来たりしている作品でもあるので、ぜひこんな記事を読んでいる暇な人には見ていただきたいものです。一緒に消えてしまいたくなろう!!

次回、18位は狂気の綱渡りなあの映画です。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

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