私的ゲームランキングトップ100をレビューする 第54位「OneShot」

チャンスは一度きりだ。

Steamで激安で販売されていたり、最近はコンシューマー用に移植されることが決定したりもしているめちゃくちゃ斬新なゲームです。

一見普通の見下ろし型2Dゲームに見えますが、遊んだ人にしか分からない衝撃的な遊びの数々がプレイヤーを楽しませてくれます。

あまりにも中身がびっくりする仕様なので各所でネタバレ禁止だなんだと仰々しく喧伝されていたりもしますが、実際そうなので仕方ないですね。
今回のランキング企画はネタバレ全開で進めていくと決めているので、細かいことは気にせずに思いつくまま、行きましょう。

・おどろきのゲーム体験
このゲーム、今でこそSwitchやらなにやらに移植されることが決まっていますが、方々から「これはPCでないとダメ」というような意見が絶えない作品ですね。
というのも、今作は今でこそそんなに珍しいもんでもないかもしれませんが、PC内部のフォルダやらデスクトップやら、いわゆる「第四の壁」を軽々しくぶち抜いたアソビを仕込んでいるのが驚きというお話。
プレイヤーは主人公の「ニコ」※かわいいを導く神様としてゲームをプレイすることになり、途中からはもうPC内を駆け回りながら世界を救うためにあれやこれやすることになります。
ゲームを進めていて初めて「お前PCの中見てみろ」的なヒントを見てドキュメントを開いたときはもう驚きというか、鳥肌がブワーーー!!!って出てきたのが今でも印象的、こんなことができるんや……。
その他にもデスクトップがいきなり変わっていたりファイルを移動することであれやこれやを解決したり、もうずっとゾワゾワしっぱなしでしたね、科学の力ってすげーや。

・ニコ※かわいい
ゲーム内の主人公になる「ニコ」くんですが、こいつがもうかわいくてかわいくてしょうがないですね。
一人称が「ミー」で人によってはジャージャーなビンクスを思い出したりするそうなんですが、見た目から話し方から諸所の立ち振る舞いまで何から何までかわいい。そんなわけでこいつの為に頑張っちゃうぞ!と気持ちが高まるのがまたゲーム体験の向上に一役買ってます。
初期バージョンだとゲームを終了する際に結構ハードなアレがあるらしいですが、直近だとそこらへんちょっと優しく変更されているらしいですね、んも~~かわいいな~~~~まったくも~~~~~~。

・一度きりだぞ
タイトルにもなっている通りこのゲームは全てが「Oneshot」。最初の最初はゲームを終了するとニコが死んでしまいゲームオーバーというくらいには一度きりを徹底しています。
その他ゲーム内での選択やらなにやらも一方通行、一度決めた選択は取り返しがつかないように作られていますね。
エンディングも2種類+なんちゃらがあって、その辺上手いこと回収できるように一応なってはいるんですけど、ずるっこい手段を使わない限りはそれすらも一度きり、クリアしちゃうとそれっきりです。
そんなこんなもひっくるめてすげえクオリティのゲーム体験なんですけどね~~記憶を消してもっかいやりてえな~~~~ストレンジ先生頼むよ~~~~~。

・おわりに

あれ?短くない?
ゲーム自体そんな長いってわけでもないのでまあね、仕方ないね。
とはいえメタ構造を中心に据えた傑作ということでインパクトの強さは流石というもの、これより後にドキドキな文芸部を遊んだのであっちがなんというか霞んでしまったというか、どっちもめちゃくちゃ面白いんですけどね。
クッソ面白いのにしょっちゅうセールをする上に推奨スペックもそんなに高くないので、遊んでない人はね、まあもうここまで読んじゃったら台無しですけどね、ままええわということで。

次回、53位はアブソリュート♡カワイイ~~~~!!!なあのゲームです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

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