私的ゲームランキングトップ100をレビューする 第15位「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」

Kazuya Mishima!!!!

Thank you 桜井でもおなじみ、いつの間にやら任天堂の顔みたいになっているスマブラシリーズの最新作にしてこれはもう集大成と言っても差し支えないでしょう、全・員・登・場!!
前作スマ4のシステムをベースにはしているものの、ゲームスピードの向上やらあれやらこれやらでとにかくボリュームがとんでもねえことになってしまっている本作。
おそらくゲーム史上に名を残すとんでもないお祭りゲームですのでね、思いつくままに色々と語っていければなという次第でございます。

・全 員 参 戦!!
まあなんといってもまずはこれですわな。
E3かどこかだか忘れましたけども初報のトレーラーではわれらがイカちゃんがスマブラの洗礼を受けるという趣のムービーがちょこっと流れただけで、今後どのキャラが参戦してどのキャラがリストラの憂き目にあうのかということでね、それはそれは騒然としたものです。
そんなこんなでいつぞやのE3だかどこだかこれも思い出せないんですけどGODサクライの登場とともに公開されたあの映像、いや~すごかったですね。
ピチューだとかこどもリンクだとかの復活が早々に明らかになり、そのあとのスネークでみんながみんな「!?」となってしまいましたからね、当時の参戦決定のあれやこれやがあったことを知っていれば尚更どれだけすごい事が起こっているのかと驚いたものです。
これは別ジャンルの話にはなってしまいますけど「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のアレみたいなもんですからね、いや下手したらアレよりすごい事なのかもしれませんけどね。
まあブラピとか正直お前要る?って思ったりしないこともない。

・ゲームシステムのあれこれ
基本的には前作の「for」をベースに据え、ゲームスピードの向上とかジャストシールドの仕様変更とか細かいところが結構な感じで新しくなりました。
前作に比べて(比べて)待ちの戦法が弱体化されたことと先述のゲームスピードの向上、それと1on1のストック奪取の演出とか致命エフェクトとか、とにかく画面を傍から見ていても面白いよな演出が多く追加されているのはe-Sports的な観点からもありがたいお話です。
一方で新たなる「亜空の使者」のようなポジションを期待されていた(と思う)「灯火の星」とか、オミットされてしまった「ターゲットを壊せ!」とかイベント戦とかフィギュア名鑑とか、なんつーか消化不良というか寂しいな~と思うところもあるのもそれはそれということ。

・キャラクターたちのお話
良くも悪くもお祭りゲー、愉快なパーティゲームなもんですのでやはり話題もキャラクターのあれやこれやに寄りがちというもの。
特に今作は総キャラクター数がえらいことになっていて、確か80ちょいくらいでしたっけ?明確な数字は覚えてないんですけどそのくらいでしたよね?
さすがに全キャラクターについてあれこれ言っていると日が暮れてしまいますので、特に印象が強めな連中に関して以下色々とお話できればという次第です。

・ゼロスーツサムス
初手でこいつか?って感じですけどね、メインキャラですからね。
前作では最終的にはDLC軍団のキャラパワーに押されながらも強キャラの一角として君臨。
下Bや上Bを絡めた即死コンボと見ていてとてもかっこいい立ち回りがステキなキャラでございました。
今作ではさすがに投げコンから即死はやべーだろと思われたのか投げ技が全体的に弱体化されて低パーでも高パーでも何もつながらなくなってしまいました。
まあ展開が良かったりめちゃくちゃ高パーだと投げ撃墜も見えるのでクソよわって訳でもないのが救いですね。
その他空N下Bや上Bによる早期撃墜なんかはなぜか許されていたので発売当初から競技シーンでもかなりブイブイ言わせていたご様子。
しかしまたしてもDLC軍団の波にのまれて最近はちょっと鳴かず飛ばずというか、まあこのくらいの立ち位置が一番おいしいのかもしれないのでそれでいいんですけどね。
そんなことより世代が進んだのにも関わらず顔がブサイクになっていたり胸が縮んでいたりするのはなんでですか???その辺配慮する必要ありましたか?????

・ウルフ
祝、復活!ということでね、おめでとうございます。
「X」のころはボスバトルの攻略なんかでもずいぶんとお世話になっておりまして、いやはや感慨深いものがありますね。
前作の性能はなんとな~く引き継いだ感じで、それぞれの技モーションとか性能とかがかなりハイスタンダードなものに変更されての登場。古のザクレイキッズたちがこぞって使っていたというのも懐かしいお話です。
個人的には後ろ空中攻撃のモーションが昔のやつ、あれが好きだったのでちょっと悲しいな~って部分もあったりするんですがね、まあ出てくれるだけで幸せというものです。

・スネーク
こちらも祝、復活!ということでまさかまさかの登場に界隈騒然でしたね。
個人的にスマブラをガチり始めたのが「for」からなもんで、いや~Xの時から真面目にこいつの対策やっとけばな~と思わされることが度々ございました。
当時はもう上スマで滑って遊ぶくらいのことしかしてなかったですからね、そんなにキャラパワーを感じるわけではないにしろ戦っててずいぶんと面倒なキャラクターでございます。

・ベヨネッタ
前作の罪があまりにも重かったのか、かなーーーーり重めな弱体化をもらって度々足が折れてしまうお姉さんになってしまいました。
あのくらい強くても個人的には何の文句もない(というか投稿拳で投票していたのもあって思い入れが強いんですわな)のでとてもとても悲しいというか、動かしていて気持ちよくないってのはやっぱ対戦アクションを遊ぶ上で致命的だな~って感じがありますね。
あとこいつもゼロスーツサムス同様謎に見た目が弱体化されてて何なの?他にもカムイとかも露骨ですよね?今更キッズの性の目覚めとか気にしないでよくないか???

・クラウド
腕伸ばせや!!
こいつも別に文句ないっていうか、かっこいいキャラが強いなんて当たり前なんだからいいんじゃないの??って思ってたんですけどね。
リミットゲージの仕様とか武器のリーチとかいろいろ調整があった末、今では使い手がやばいということもあってまあまあ強めな評価に落ち着いたんでしょうかね?まあオンラインだとぶっぱなしばっかりでアレですけれども。

・パックマン
オレは発売直後からずーーーーーーーっとこいつは壊れてるって言い続けてるからな!!

・ジョーカー
ここからはDLCの話をするぜ!
ということでTGAというゲーム業界では有名な超ビッグイベントでの参戦発表になりました、我らが心の怪盗団の切り札”ジョーカー”参戦です。
いや~これもびっくりしましたね、確かこの情報が出た時ちょうど寝起きで、Twitterとかで流れてくるのを見て「おや?ぼくは寝ぼけているのかな??」などと考えていたものです。
やりすぎなんじゃない?と思わされるような原作再現の数々、さらにはステージ「メメントス」ではシリーズのありとあらゆるおしゃれなBGMが聴き放題ということで、いやはやたまらんものじゃ。
キャラクターの性能としても癖が少なく、初心者から上級者まで動かしていてとても楽しい仕上がり。現在に至るまで最強キャラ候補の一角にとどまっているのもステキなポイントです。
でもなんでBGMに「Life will change」が入ってないんだ!!!!!

・バンジョー&カズーイ
思い入れの強い人はそれはそれは嬉しそうなもんでしたけど、そうでもない人にとってはあんまりアレというか、性能も正直不快気味なうえに弱いってのは可哀そうなお話です。
まあオンラインとかでもそんなに見るわけじゃないので別にいいですかね。

・勇者
う~ん愉快なパーティゲームだなあ。
大会とかで暴れ散らかしているのを見る分にはいいですけど、いざ自分が使われる立場になるとまあまあしんどくてアレですね。
キャラコンセプトというか作りこみがエグいのでその辺り面白いというのはいいところですわ。

・ベレト/ベレス
FE風花雪月の発売時期的にこれは来るんだろうな~と思っていたらやっぱり来ましたね!
元の作品はそれはそれはめちゃくちゃに遊び倒しまして、黄色ルートなんてもう10周以上回したんじゃないかな??まあそっちの話はまた別の機会にということで。
キャラコンセプトがカムイやらシュルクやらと似通ったリーチ&ロマンっていうのがちょっとあれだな?って思うところがあったり、お前フェイルノートの使いかたおかしくないか?って思ったり、なんかブサイクに……まあもういいでしょう。
100%個人的なお話なんですけども足が遅いキャラクターというのを扱えない病気を患っているのでそこがとてもとても心苦しいポイントでしたね、まあ原作でも速さヘタレやすいしそういうことなのかもしれない。

・ミェンミェン
ARMSから出るならこいつがいいな~とは思っていたもののまさかここまでアレなキャラになってしまうとは思っていませんでしたね。
キャラコンセプト的には結構好きなので使ってみたいな~と思ってもいたんですけども、人の相性ってのはね、悲しいものです。

・カズヤ
こいつ出すくらいならGGからソルなりカイなり出せんかったか??
多分そのほうが幸せになる人も多かったんじゃないかなと思ったり思わなかったり。
鉄拳はEVOとかでもちょいちょい見てますけど全然ジャンプしないしスマブラに合わないと思うんですよね~。実際かなり悪名高い評価になっちゃってますしね、おすしね。

・セフィロス
かっけぇ~!!
数少ない左利きキャラというのもなかなかステキなところで、それに所作の一つ一つがまーそれはかっこいい。指パッチンは置いときましょう。
実装当初はピカチュウ並みの体重と技のスキがえげつないことととオンラインだとできることの幅がだいぶ狭まってしまうからかDLCの中では低めな評価な印象でしたが、今では立派に強キャラポジションを獲得しています。やっぱセフィロスともなるとこのくらいがふさわしいな!
別にFF7に特別な思い入れがあるわけでもないんですけど、やっぱ任天堂のゲームでスネークとセフィロスが戦ったりしちゃうってのはね、とんでもないことですわ。

・ソラ
キャラクターに対するあれこれは置いといてこの参戦もまたかなりの衝撃、DLCの最後を飾るキャラクターとしてこれ以上ない参戦ですね。
BGMで宇多田ヒカル関連のあの曲その曲が実装されていないのはまあ大人の事情とかいろいろありそうなもんですので、不問ですわ不問。
ステージは競技シーンでも使えそうだし多分ですけど原作再現もすっげぇ凝ってるんだろうなってのがまた恐ろしいところです。

・その他いろいろ
BGMがすっごい多いってのはありがたい反面、オレ曲セレクトの設定にめちゃくちゃ時間がかかっちゃうのがちょっとアレですね、まあうれしい悲鳴ってことなんですけど。
他にはやっぱりスピリッツよりはフィギュアが良かったよな~とか、トレモも以前と比べればそりゃすっごい進化してるので嬉しいんですけどまだまだだよな~とか、オンライン周りのあれこれもなんだかんだ他の格ゲーとかと比べちゃうとちょっとねという部分があったりして、一つのお祭りゲーとしてはこれ以上のものは恐らく無いだろうってくらいエグいことやってるんですけどね、まあそれがゆえに粗いというか気になっちゃうこともあるということです。

・おわりに
色々あって記事を書くのが随分と久々になってしまってアレですけど、このまま少しずつ更新ペースを上げて完走しきりたいものです。
さておき今作は日本だと「スペシャル」、海外だと「ULTIMATE」なるタイトルがついているわけで、いやはや今後こんな規模のスマブラというかゲームって出てくるんですかね?恐ろしいものをつくってしまったGODサクライには頭が上がりませんわ。

次回、第14位は今日はもう寝ようぜなあのゲームです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。


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