私的ゲームランキングトップ100をレビューする 第35位「MOTHER3」

なにもかも なにもかも

「ゆめにっき」とかと並んでインディーズゲーにあまりにも多くの影響を与えていることでもお馴染み、糸井重里さんが手がけるRPGシリーズの一応は完結作と言った立ち位置なんでしょうかね。
ファンの間ではめちゃくちゃ賛否が分かれていることでも有名で、一部では「3はまだ出ていない」だとか言ってるようなのも居るみたいです。
まあそんなアホな人はさておいて、思いつくままに書いていきましょう。

・重!!!
話が重いんですよね~~今作ね。
1章の終わりの時点で母親と兄が死ぬとかいうそこらへんの物語じゃそうそう見られないほどのヘビーな幕開けなので、まあ確かにこれでちょっと無理な人は無理かもしれないですね。
もちろんお話の展開からしてここの描写ありきなので仕方ないと言えば仕方ない反面、がっつりキャラクターに感情移入させるのが無駄に上手いのでダメージがデカイと結構ね、折れちゃうかもしれない。
その後になると結構明るめの話もあったりして楽しい部分も増えてくるのに4章とか7章とかでまーーーたトラウマ要素ぶっこんで来るのがね、まあ好きなんで良いんですけどね。

・MOTHERらしさとは
なんかこれで文句言ってる人が多いみたいですね。
他のゲームとかでも「ゼルダらしさ」とか「マリオらしさ」とか「ポケモンらしさ」とか言われたりしているようなイメージもありますが、ことこの「MOTHER」らしさは特にシリーズのファンによっては結構口うるさい方もいらっしゃるご様子。
自分は今作からMOTHERに入って、後から2と1を遊んだという恐らくレアケースなので別に「いや全部MOTHERじゃん」と思ってしまうんですけど違う人は違うんでしょうね。
頭の中のひろゆきが「それってあなたの感想ですよね?」と出てきてしまうのを抑えつつ、やっぱり思い出補正ってのは良くも悪くもあるものでして、さらに今作は噂によるとゲーム史の中でもかなりの難産だったというのもあってまあ、色々あるんでしょう。
自分の中での「MOTHER」らしさっていうとやっぱこうセリフ回しというか、どこか皮肉が効いた世界観とクセの強めなバトル、あとはまともに戦わせてくれないラスボスとかその辺じゃないかな~って具合ですかね?あとはアレ、タネヒネリ島とかムーンサイドとかそういう系のやつ。

・タネヒネリ島
今作のムーンサイド枠なんでしょうね。あっちよりだいぶ質が悪い気がします。
ムーンサイドは単純にイカれているだけな一方、こっちはとにかくここまで進んできたプレイヤーの心をえぐりにえぐりまくるようなテキストを連打してくるのでここでも厳しいひとは折れちゃったりしそうなものです。
マップとしての難易度だけで言えばそうでもないのが救いですが、単純な難易度以外のところで苦しめられることになるのでなんというか、周回回すのもちょっと憚られちゃいますね。
でもやっぱこういう強烈なパンチ放ってくるところとかがMOTHERだな~って感じもするので好きと言えば好きですね、しんどいけど。

・魅力的なエネミーたち
MOTHERといえばこれまた有名、数多くのクセすごエネミーが登場することでもお馴染みです。
結構思い出に残っている方々がいらっしゃいますので、長く短くお話しできればなという次第ですね。

・かなしきよせあつめ
どっかのボスだった気がするんですけどこいつの見た目というか雰囲気が悲しすぎて何故か泣けてくる不思議なボスでした。
特別強かったとかそういうのも無かったのになんでこんな覚えてるんでしょ。

・ネガティブマン
2で言うところの「オレナンカドーセ」枠なんですかね?
見た目と名前がまず面白くてそのくせ意外とタフなのもまた面白い。

・まぶしいえがお
まぶしっ!

・あいたくてウォーカー
見た目が強烈すぎるから覚えてた……。

・しっとにくるうベース
個人的詰みポイントその1。
確か4章のボスなんですけどマジで勝てなくて投げかけました。
RPG遊ぶときだいたいレベル上げさぼりがちなのが悪かったですね~。

・けっかいトリオ
詰みポイントその2
こいつは確か7章のボスなんですけどこっちもマジで勝てなくて投げかけました。
というか7章は出てくるボス全部強くてひいこらひいこら言いながら進めてたような気がしますね。

・かめんのおとこ
詰みポイントその3にしてラスボスでございます。
7章の最後で初めて戦うはずなんですけどこれがまた強い強い。
攻略本読んであれやこれやしてようやく勝てるかどうかというレベルで、まあ当時はキッズだったってのもありますけどRPGに苦手意識持っちゃうきっかけにもなってる気がしますね。
8章でのラスボスとしての邂逅ではまさかのリュカ以外に対する全体即死攻撃でびっくりさせてきやがります。
そんでもってシリーズを遊んでいる人であればもはやおなじみ、MOTHERのラスボスというのは往々にしてまともに戦わせてくれないので今回も倒すのに一工夫要する戦闘になっていましたね。
初代では「歌う」、2では「祈る」だったのが今回はなんとただひたすらに「耐える」。
確か35ターンくらいだった気がしますが攻撃を耐え続けていくと徐々に進展があって終わりの方はね、もうね、ヒナワさんのアレとか仮面がアレとかでもうね、涙が止まらねえよ……。
あとこれは余談なんですけどラスボス戦のBGM良いですよね、ギーグ戦のそれとは違って単調だからこその緊張感というか、せっかくリズム取りやすいのにサウンドバトルがあんま意味ないのが悲しいところでもありました。

・おわりに
人間は初めて遊んだMOTHERを親だと認識するので自分の中ではこの3が最高傑作だな~と思うんですけどね、2ももちろん面白いです。1はまあね、昔のゲームなのでね。
2の記事でも触れたドラムロール式のバトルだとか、今作特有のサウンドバトルだとか、戦闘面も結構面白いので遊ぶ場所があればもう1周遊んでもいいかな~って感じでもあります、WiiUが故障してしもうてな……。
あとこれは余談なんですけどスマブラにリュカ出してるんだからアシストフィギュアとかでクマトラだのダスターだのを出しても良かったんじゃないですか?ジェフだっているんだし、ねえ?

次回、34位はそれではみなさん、さようならなあのゲームです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。



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