私的ゲームランキングトップ100をレビューする 第79位「東方地霊殿 ~ Subterranean Animism.」

WARNING!! WARNING!!

本ランキングの東方シリーズ早くも第3弾となりました。
この後も4~5本は出てくる気がするのでそれはそれということ。

今作ではプレイヤーキャラがコンビを組んでいてそれぞれ特有の能力があったりするのが面白いところですね。あとは以前の作品に比べて難易度高めなのもある(難易度高めって毎回言ってない??)。
ちなみにゆかれいむこそが俺達のロードです。異論は認めない。

・タイトル画面
前の東方輝針城で「不思議なお祓い棒」が一番好きだなどと言っていた気がしますがこれも良いですね、東方シリーズのタイトル画面BGMはおとなしくてあまり印象に残らないことが多いのですが(当社比)、この「地霊達の起床」はかなり明るめかつ洞窟洞窟しているのが雰囲気マシマシで上がります。

・1面
これも毎回言っている気がしますが道中BGMの「暗闇の洞穴」はバツグンに良いですね。地霊殿も捨てるところが無い名曲ぞろいではありますが、1面道中は毎度毎度素晴らしいの一言。まあ前回で1位タイを2曲挙げてしまったのでこれが3位ってところになるんですかね。
1ボス「封じられた妖怪」は星蓮船と近い感じで1面の割にはかなり圧を感じる曲調でボスっぽさが強いです。サビの後もう一度転調というか盛り上がるところでちょうど倒しきれるととても気持ちが良いですね。山崎春のパン祭りのリズム。

・2面
2面道中の覚えてなさは異常。BGM「渡る者の途絶えた橋」もなんとなーくでしか覚えてなくてほんとすまんぼうという話です。
一方でボスBGMの「緑眼のジェラシー」は個人的には2ボス界最強、全編通してエモピアノが暴れまわっているのがたまりませんね。あとサビ?というか真ん中あたりのメロディがうまいことパルスィの妬ましい感じを出していてほんますごいなこの曲作ったやつ。
ちなみにLiz triangleというサークルから出ている「緑眼の獣」というボーカルアレンジがお勧めだぞ!聴いてみよう!

・3面
おばけの救急車~でおなじみ3面道中ですがそんなことをネタにしていられない難易度ですね、自機狙いレーザーと自機外しレーザーででんやわんやします。
地霊殿はずっと地下を舞台にして話が進むのでステージも暗い感じが続くのですが、旧地獄街道をゆくこのBGMは頑張って明るさを出してくれています。
ボスの勇儀(漢字合ってるか自信が無い)さんのテーマ「華のさかづき大江山」はタイトルが1億点。オニオンリング弾幕が思い出されます。
本ランキングには出てきませんが萃夢想の「御伽の国の鬼ヶ島」で表現されていた明らか強そう(小並)な鬼のイメージではなく、豪放磊落というか明朗快活な鬼感を表している気がしますね。ところで「三歩必殺」というスペルカード、あまりにもかっこよすぎる。

・4面
道中の「ハートフェルトファンシー」はハートつながりなのか知りませんが今思うとなんとなーく亡失のエモーションみを感じますね。エモーションのエモーションをエモーションしている???さておきここから難易度がグーンと上がるのでBGM聞いてる余裕があんまりなくなってくるのが悲しいところ。
ボス、好きな人は本当に大好きであろう古明地さとりちゃんの「少女さとり」は4ボスのくせしてカリスマ多めなのがかっこいい曲ですね。
イントロからずっと不気味な感じしといて大サビではきれいに盛り上げてくるの、うまいな~~~。
ちなみにALiCE'S EMOTiONというサークルから出ている「Tag」というボーカルアレンジがお勧めです。聴くしかない!

・5面
にゃーん。
開幕風の音から始まってネコが鳴いたり今までになかったことづくしな5面、「廃獄ララバイ」の寂寥感にふさわしいテイストかつカウンター攻撃やらなにやらどんどん難易度が上がっていくステージでした。
ボスのおりんりんのテーマ「死体旅行」は割と廃獄ララバイとセットで扱われがちなイメージがあります。弾幕自体は魂というかなんというかキャラの設定に合わせていてかつ難しく、それでいて攻略方法はしっかりしているというかなり高クオリティなボス戦です。にゃーん。
ちなみにSOUNDHOLICから出ている「再生のパガトリウム」というボーカルアレンジがお勧めです。聴け!!

・6面
さっきの5面から徐々に徐々に地獄特有の暑苦しさが感じられてきますが、この6面はまさにその極地、BGMの「業火マントル」からしてそうなんですが中ボスのおりんりんの弾幕もあって非常に息苦しい(いい意味で)攻略を強いられることになります。
ちなみにセブンスヘブンというサークルから出ている「追憶のソール」というボーカルアレンジがお勧めです。聴こう!
ほんで特筆すべきは6面ボス周りのすべて、霊烏路空ちゃんのこゆーいキャラももちろんですが、BGM「霊知の太陽信仰」に合わせて展開されるあまりにもあまりにも豪快でパワフルな弾幕と、何よりもあの「CAUTION!! CAUTION!!(ブォーン ブォーン ブォーン)」の演出は6面史上最高級だと言えます。
開幕からぶっぱなしてくる通常攻撃は迫力のすごさと難易度のバランス(かなり易しめな初見殺し)が完璧で、そこから連続してくる「ニュークリアフュージョン」「メガフレア」「地獄極楽メルトダウン」「地獄の人工太陽」はいずれも初見殺し要素を持ちつつしっかりと攻略法を確立すれば楽しく避けられるという緊張感もやりごたえも欲張りセットな弾幕。特にラストの吸い込まれながら避けていくというのはもう「んほ~~~~」と言わざるを得ませんね。
ボーカルアレンジもたくさんあって、NJK Recordから出ている「WARNING!」、SOUNDHOLICから出ている「Overloaded Fire」、Liz triangleから出ている「RIA」この3曲が特におすすめです。バレたかもしれないが上3つのサークルのファンボなんよな自分な。

・EX
東方史上2番目に好きなエクストラステージですね。道中BGM「ラストリモート」はファン投票でもそこそこ人気が高かったような気がします。まさかの中ボスで登場した東風谷早苗さんも「フルーツ(笑)」やらなにやらで有名になってしまいましたね。ちなみに自分はライスシャワーの安置避けがとても苦手です。
ボスの古明地こいしちゃんはもう設定から何から最高のキワミですね。
スペルカードは何かしら心理学的な用語にちなんだものが多く、またその弾幕の内容もその用語をうまく再現しているのがすさまじい(以下にいくつか例を挙げます、挙げたいのだ)。
「弾幕パラノイア」…パラノイア(偏執病)、つまり被害妄想という意味なんですけど、弾幕の密度にびっくりして大げさに動くと当たっちゃうという仕組み、うまいな~~。
「妖怪ポリグラフ」…ポリグラフ(うそ発見器)、もともとは脈拍が大きくなるとそれだけブレてこいつ嘘ついとるな!みたいな仕掛けらしいですけど、それと似た感じで大きく動くとそれだけ弾がばらけてえらいことになるという奴ですね。説明が下手すぎて上と一緒やんけってなりますね。
「弾幕のロールシャッハ」…ロールシャッハテストという有名なアレですね、左右対称の模様をみて何に見えるかであれやこれやするという、ウォッチメンに出てくることでも一部では有名。弾幕もそのロールシャッハ模様そのまんまです。
その他にも色々エゴだのイドだのありますが割愛、BGMの「ハルトマンの妖怪少女」もハルトマンなる心理学者だかそこら辺の学者から名前が来ています。8分の7拍子(らしい)の不安定な曲調がたまりませんね。
ちなみに凋叶棕というサークルから出ている「胎児の夢」というボーカルアレンジがお勧めです。アー夢を見る~。このアレンジを聞いたのをきっかけにかの有名な「ドグラ・マグラ」を最後まで読みました。チャカポコチャカポコ、スチャラカチャカポコ。

・おわりに

捨てる曲が無いとか色々思い入れが強いせいかいつもよりボリューム多めになってしまいました。
まあ今後もこのくらい気持ちが入ったゲームだと結構書けちゃうということがわかったのでプラスに考えていきましょう。
繰り返しにはなりますがゆかれいむこそが正義というのだけは伝えておきたい。他のことはどうでもいいのです。ゆかれいむゆかれいむ。

次回、78位はこの俺様が!世界で一番!強いってことなんだよ!なリメイクです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。


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