338. Várj madárkám, várj, várj, várj (moldvai népdal)
Táncháztalálkozó 踊りの祭典
「踊る人」には周知の事実ですが、ブダペシュトでは毎年大きな踊りの祭典があります。今はおそらくイレギュラーな形で行われていると思われますが、それまではだいたい春の3月末ごろ3日間にわたって行われ、国内外から踊る人、踊らない人、売る人、買う人、およそ民俗舞踊・芸能に関するたくさんの人が詰めかけます。私がいたころは、場所は népstadion スタジアム(屋内競技場)でした。
メイン会場の様子
プログラムは盛りだくさんで、時間を区切ってうまく回るようにプログラミングされています。まずメイン会場は中央の広いスタジアムで、ここでは主に、生演奏で好きなように踊るタンツハーズが開催されます。タンツハーズでは、踊れる人はもちろん、初心者でも参加できるように必ず指導者がいます。指導の輪と、踊れる上級者とで会場を共有します。周りの観客席には衣裳や靴、ブーツなど踊り関係全般のものや、民芸品を売る店が立ち並びます。スタジアムですから観客席は段になっているので、そこにうまくお店を構えるわけです。
モルドヴァの衣装
そんな観客席の一角で私はモルドヴァの衣装を一式購入しました。ちょうどモルドヴァの踊りを習っていたころでしたので「ナイスタイミング!」と思い、飛びついてしまいました。あとから考えたらうまく乗せられて買わされたかな、と思いましたが、めったに手に入らない衣装なので嬉しかったです。麻で織り込まれたカバンまで出してきたので、「これ、踊りに使うの?」と訊くと「使う、使う!ほら、いいカバンだろ?」と半ば強引につけてくれました。または、買わされた、と言った方がいいかしら。いいカモだったんだろうな(笑)。衣装は実際に服の上から着つけてくれたので、帰ってから自分でも着てみました(写真下。中の右下が件のカバン)。
Várj madárkám, várj, várj, várj
Várj madárkám, várj, várj, várj, este hozzád megyek már,
Várj madárkám, várj, várj, várj, este hozzád megyek már.
Megvizsgálom szívedet, véle szeretetedet,
Megvizsgálom szívedet, véle szeretetedet.
待って、小鳥よ、待っていて、夜には君のところへ行くから
君の心を確かめるよ、君の愛も
発音動画。パスワードは abc です。
https://vimeo.com/513250466
演奏です。パスワードは同じく abc。
https://vimeo.com/513251897
演奏:Halmos Béla, Kanalas Éva, Fábri Géza-”Meg kell a búzának érni”
より
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