193. Húzzad, cigány, mindaddig (Ördöngösfüzesi csárdás)
フゼシュ節(笑)を堪能してください
フゼシュの曲は独特なメロディーラインの曲が多く、興味深い、と最初に書きました。今回もそんな曲の一つに入るのではないかと思います。楽器の伴奏と一緒に歌うと歌いやすく、無伴奏だとぐっと難しさが増します。
歌詞の「スカートに火が点くまで」とは、実際に火が点くわけではもちろんありません。そのくらいたくさん踊らせろ、そのくらいずっと弾き続けろ、という意味です。たぶん(知らんのかい!)。確か踊りの先生がそう言っていたような気がします。
通訳あるある、私の場合
それで思い出しました。おかげさまで踊りの研修会で通訳を任せてもらうようになってずいぶん経ちました。私は通訳をするときは相手の言葉やニュアンスに忠実になおかつ、複数ある類義語の中で一番ふさわしい日本語を探りながら話す努力をしているつもりです。ところが、どうやら通訳しているときの私の脳みそは、ハンガリー語を日本語に変換することだけに全力を注いでいるらしく、その内容を記憶するということはサボりがちらしいということが早い段階で判明いたしました(笑)。
すぽっと抜けている記憶
以前、踊りの研修会で、昼食時に結婚指輪の話題が持ち上がったことがありました。先生が「私たちのところではね、婚約中は左の薬指に、結婚したら右の薬指に指輪をするのよ。色は金が多いわね」と言っていて、私が「へ~、面白い!…あのね、」と同席していた日本の友人たちにその話を訳したら「それ、前に通訳してたよ」と言われて愕然とした経験があります。私、ボケたのかしら?全然覚えていない。そう言えば、別の場面で友人が何か踊りの説明した時も「へー、おもしろい!そうなんだ~!」と素で感動したのに「あなたがそう訳したでしょ!」と言われたことがあります…。
…ですので、文頭に戻りますが、今回のこの歌、「火が点く」はこの解釈で大丈夫だと思います。うろ覚えでも「先生がそう言っていた気がする」と思っているということは、たぶんそれはそうだったはず。。。それにしても、は~、、、だいたい「研修会」という場にいるのに覚えてなかったら意味ないじゃん!
Húzzad, cigány, mindaddig
Húzzad, cigány, mindaddig, mindaddig, de mindaddig,
Míg a pendely lánggal ég, de lánggal ég!
Húzzad, cigány, mindaddig, sej, de mindaddig,
Míg a pendely lánggal ég, de lánggal ég!
楽士よ、弾いておくれ、
スカートに火が点くまで
発音動画。パスワードは abc です。
https://vimeo.com/461788823
演奏です。パスワードは同じく abc。
https://vimeo.com/461789194
演奏:Dobroda zenekar -"Fülbevaló" より
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