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220. Bonchidai táncok (ボンツヒダの踊り)

ボンツヒダの踊り

では、ボンツヒダの踊りをご紹介しましょう。今回ご紹介するのは、ルーマニア人の踊りとハンガリー人の踊りとを分けたコレオグラフのようです。それぞれが踊り分けているようですので、その違いを見るのも楽しそうです。

最初は男性の踊りで、ハンガリー男性のLassú magyar ラッシュ―・マジャルから Sűrű magyar シュールー・マジャルに続きます。途中から、ルーマニア男性が交代し、最後は1ポントだけ全員で踊って締めくくります。そのすぐ後、3分26秒あたりでまずルーマニアのカップルの Învârtita (forgatós)インヴェルティータ(フォルガトーシュ)が始まります。曲は楽器演奏だけで歌は入っていませんが前回ご紹介した曲です。

Învârtita (forgatós)の特徴

このÎnvârtita (forgatós) インヴェルティータ(フォルガトーシュ)で特筆すべきは、男女の回転のときのリズムです。曲のフレーズとも合う16拍がひとくくりですが、この中で基本のステップリズムがあるのです。それは、

♪♪♩ ♪♪♩ ♩ ♪♪♩ ♩
♩ ♩ ♪♪♩ ♩ ♩ ♪♪♩

というもので、動画をよく見るとこのリズムで回転しているのが分かります。特に女性の足を見ているとわかりやすいです。時々、女性を回転させるため男女の向きが変わるときなどは、このリズムは使わないので違うリズムになりますが、曲のフレーズの始めで男女の回転が始まったら目を凝らしてご覧ください。また、男性が女性を回転させるときに刻む女性の足のリズムは、いろいろな動画を観てもそのたびに違うことが多いため、人によって多少違っていてそんなに厳しい縛りではないようです。が、回転のタイミングは同じなので、そのタイミングに差し支えないように調節することが大事です。

ハンガリーの踊りの特徴

一方、ハンガリーのカップルで踊られる Sebes csárdás シェベシュ・チャールダーシュは、上下運動に特徴があります。私たちの講習会でも「電車来ちゃうけど走っちゃだめだから急ぐ」時の勢いをつけて回りましょう、って指導されました(笑)。

それと時々入るチュヨガターシュは、ルーマニアの踊りのときはルーマニア語、ハンガリーの踊りのときはハンガリー語をかけているようです。

いつもお手数おかけしておりますが、下のタイトルをコピーし、YouTubeサイトで張り付け、検索してください。

Göncöl Táncegyüttes - Bonchidai táncok


#音楽 #ハンガリー民謡 #ハンガリー民俗舞踊 #フォークダンス


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