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353. Irigyeim hagyjatok szeretni (Rimóci csárdás)

パローツ方言

パローツの人たちがつないできた伝統は言語についても同じことが言えます。彼らが話すハンガリー語には独特の方言があるのですが、残念なことに、過去に標準語の使用が強制されていた時期があったため、今その方言が話せるのは高齢者だけといいます。

華やかな衣装

パローツの女性の衣装は、ふっくらさせるスカートやブラウスの上にまとうショール、エプロンの刺繍など、とても華やかです。普段着、行事用、教会の礼拝用、農作業用、と何種類か持っていて、衣装箱いっぱいに大切に収納されています。Wikipediaによると、特に結婚から第一子出産前までは特に鮮やかで華やかな衣装を身に着けるそうです。これは、「慎ましやかな未婚の時期と、子育てに忙殺される出産後の時期の間が最も華やぐ時期とする考え方に基づいている(Wikipediaホッローケーより)」といいます。そういえば、結婚後、第一子が生まれるまでというこの時期の女性のことを menyecske メニェチケというのだと、踊りの先生が教えてくれました。日本語だと新妻?若妻?ということでしょうか。その華やかな衣装を着る時期と重なりますね。

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Irigyeim hagyjatok szeretni

Irigyeim hagyjatok szeretni,
Hagyjátok a szemem reá vetni,
Rá van szokva szemem a nézésre,
gyenge karom a legény ölelésre.
やっかんでいる人たち、私が誰を愛そうが放っておいて
彼に視線を投げかけようが放っておいて
彼を見つめる癖がついてるの
か細い腕は彼に抱擁されるようになっているの

発音動画。パスワードは abc です。
https://vimeo.com/519430588
演奏です。パスワードは同じく abc。
https://vimeo.com/519430704
演奏:Kanyó Margit és a Dűvő együttes "Rimóci énekek és táncok"より


#音楽 #ハンガリー民謡 #ハンガリー民俗舞踊 #フォークダンス

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