離乳食とアレルギー

食物アレルギーは乳幼児での発症が多く、成長とともに治っていくと言われています。原因食材としては鶏卵、牛乳、小麦の順で多く、この3種は子供の頃に発症することが多い食材でもあります。
症状が出た=食物アレルギーというわけではありません。その日の赤ちゃんの体調等によってアレルギー症状が出てしまうこともあります。症状が出た場合には直ちに受診し、医師の診察を受けましょう。

離乳食で注意が必要な食材はに鶏卵、牛乳、小麦、大豆です。
まず、牛乳アレルギーはミルクを使用した際に症状がでなければほぼ大丈夫と考えていいでしょう。ミルクアレルギー児対応のミルクもあるので、症状が出た場合には医師と相談して対応を決めましょう。

次に鶏卵アレルギーです。多くは卵白のタンパク質が原因で起こります。以前は離乳食への導入がステップ3からでしたが、今ではステップ2に卵黄、ステップ3から全卵を使用していきます。卵はつなぎやパンなどパッと見て使用がわからないものにも含まれているので、アレルギーとなった場合には加工品にも注意が必要となってきます。

最後に小麦と大豆です。ステップ1から使用する食材です。加工して使用されます。調味料に使われることも多いため、症状が出た場合には、医師との相談し対応を決めていきましょう。


食物アレルギーがあっても、離乳食はアレルギー食材を除き、基本に沿って進めていきましょう!
◯お子さんの体調の良いときに
◯十分に加熱し消化しやすくして
◯少量ずつから
◯もし症状が出てしまった際に、すぐ病院に行けるように、平日の昼間に食材を試していく

長期間アレルギー源の除去をしていくと、乳製品ではカルシウムの不足が問題となってきます。また、集団生活が始まり集団が大きくなるほど誤食の可能性も大きくなります。体への影響と身を守るために食物アレルギーと診断された後も定期的に受診し、食物負荷試験などで食べられるようになったかを確認していくことが大切です。


食物アレルギーの食事のポイント
◯専門医の正しい診断を受ける
◯必要最低限の原因食材を除去し、症状を起こさない
◯定期的に除去している食材が食べられるようになったか確認をする


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