2022年には既にrawで撮れる動画撮影アプリがAndroidにあった話

少し前にiPhone15proのLOG撮影機能について記事を書いたが(下記参照)Androidではどっかが既にやってそうだよなぁと思っていた


LOGどころかRaw

このアプリはmcrawなる独自のロスレス圧縮形式で動画を撮影し、一般的な形式のDNGや中間コーデックに変換して書き出せるようだ。専用ソフトを使えばmcrawを直接編集ソフトに読み込ませることもできるという。

前回のnoteでも書いたように、LOGは効果的にbit深度を間引く手法なので、もし生データそのままを残せるならそちらの方がよりカラーグレーディングの余地も残せることになる。

とはいえ、出来上がるデータは画像化エンジンに全く頼らないセンサー本来の地力勝負だ。正気を疑う価格のシネマカメラならともかく、スマホの極小センサーでは劇的なクオリティアップにはならないかもしれない。

YouTubeにもほとんど使用例が無いし、俺もAndroid機を持っていないので色々見比べることはできないが、これで撮られた動画はスマホ特有のバッキバキなシャープネスがかかっておらず、それだけでも結構見た目の印象は変わると思った。

互換性には難ありか

ハード側がraw取得を許可してないといけないうえにクソデカビットレートでの書き込みもできないといけないというわけで、Androidならなんでもオッケーというわけではなさそう。

俺はAndroid機を持ってないので、これを見たAndroidユーザーの方は是非使ってみてYouTubeとかで公開してほしい。俺が喜ぶので。

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