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めったにお化粧をしなくなって久しいが、 なぜだか、ペディキュアだけは欠かさない たとえ…
中学1年のときの担任・K先生は、地理を教えていた 休み時間から戻ると、タバコとコーヒーの入…
友だちとたわいもない話から 「鏡に映った姿をみることはできても、 自分に会うということは決…
誕生 1984年8月11日 ロサンゼルスオリンピックのさなか、 夕暮れどきに産声をあげる 予定日…
命名 家族会議の結果、 祖父案が採用される 多くの 希望を持った 子 —— 今だから笑っ…
度胸と愛嬌 生まれてこのかた、 人見知りをした記憶がない ちいさな頃、母の背におぶわれて…
泣き虫 愛嬌がありあまるゆえに、 心も相当な汗っかきだったようだ とにかくよく泣く 転んだだけで泣くし 悔しいときにも泣く 涙をこらえるということができなかった もともと備わっていなかったのかもしれない 家族はみな、 「たきこは泣くもの」として育ててくれた なんて寛大で、そしてあきらめのいいひとたちなんだろう けれども、一歩家の外を出れば、 そんな甘やかされてばかりでもいられない 幼なじみのあの子(ボス格)には、 「たきこは、泣きぼくろがあるから泣き
おてんば とにかく活発で じっとしていられない子だった (外面のよさを発揮して、 外ではお…
お洋服は 思春期の扉を開けてくれた 大切な、大切な存在だ ----- ファッション誌を買って読…
書くということ 書き仕事をなりわいに、 書いたものを人さまにお見せするようになってから 自…