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タイニーさんってどういう人たち?〜弥生さん編〜

どんな人たちがご飯を作っているかを知ることは、安心感ににつながるな〜なんてことを考えています。他人が作ったものより、知人に作ってもらったものがなんか美味しい気がする、って感覚ありませんか?

tiny peace kitchenでは個性豊かなメンバーが働いています。少しずつメンバーのご紹介もしていきますね。

平日は週に1度 tiny peace kitchenの厨房を担当し、休日は自宅の1階でカフェを営む、タイニーメンバーの弥生さん。
現在の働きかたはどのようにして生まれたのか、どんなことを大切にされているのか、インタビューをしました。

ひとつの問いから、思いがけない展開が

私は、「家族みんなで何かをすること」や「家族のサポートをすること」に楽しみを感じながら過ごしています。ある程度子どもが大きくなり落ち着いてきたとき、ふと、「いつまでも家族に縋っていてはいけない」と思うことがありました。

「私って、何をして生きていきたいんだろう?」

日本茶専門店の喫茶室に勤めていた頃、
1日の始まりにお茶を飲んで、1日の組み立てをし、「よし!」と気合いを入れて出掛けていく人を送り出したり、
1日の終わりに寄って、家に帰る前にお茶を飲んで一息ついて元気になっていく人を見送ったりするのが、すごく幸せな時間でした。

「これからは人が安らぐ姿を見守る時間を過ごしたい。」

そんなとき10年ぶりに再会した友人が、自宅の1階で雑貨屋さんを開いていました。

彼女は「もうすぐ引っ越すんだ」と言うので、「本当に引っ越すなら声をかけてね」と言ったら、
「実はもう不動産屋さんに話をしていて。でも、自分が知っている、おうちを大切にしてくれる人に家を渡したい」と。

そこで彼女の家を見に行ったところ、私よりも主人の方が家を気に入ってしまって(笑)。
思いがけない、意外な展開から、目の前に道がひらけました。

そこで、ふと気になった『お店を始めるラボ』という講義へ足を運んだのですが、そこにゲスト講師として来ていたのがtiny peace kitchen代表の智子さんでした。

罪悪感のない、毎日食べれるごはんやおやつを提供すること。
まるでお母さんがつくっているような、家庭料理を提供していること。
やさしさや安らぎのある、空間や経済圏をつくろうとしていること。
食べる相手のことを思って提供する食べ物や空間への考え方が、
”都会の保健室” という考え方を掲げるtiny peace kitchenと、“もうひとつのリビング” をつくりたいと考える私は、そっくりでした。

そこで意気投合し、お店を開く準備を進めながら、
2017年の10月から tiny peace kitchenで働きはじめました。

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タイにーへや

自分の人生を一生懸命、理想に向かって生きていく

お店のことを本格的に動き出そうとした矢先、家族の中で困りごとが勃発し、大きなショックを受けました。
流れに乗って人生がひらけてきたと思っていたら、突如として目の前が真っ暗になってしまい、

「こんなに不安でいっぱいな自分に、人に安らいでもらう居場所なんて作れない。」

そう落ち込んでいた私に、友人が「いくら家族でも、みんな自分の人生しか生きることはできない。変わってあげることはできない。
だから、あなたにできるのは自分の人生を一生懸命、理想に向かって生きていく姿を見せること。家族を理由にして自分の人生を止めるのはおかしい。」と声をかけてくれました。

その言葉を聞いて、この経験をした今の自分には、前の自分とは違う、何か人に与えるものがあるのではないか。少しずつ自分が思ったことを進めていこう。そう思って再出発しました。

そして無事、2019年9月に、鎌倉の元鶴岡八幡宮の目の前の自宅一部を改装し、カフェ『hugge』をオープン。25年前にパン屋のアンデルセンを訪れた時に、ヒュッゲという言葉に出会い、それ以降ずっと心に残っていたこの言葉を店名にしました。

● hugge(ヒュッゲ)に込められた想い

hugge(ヒュッゲ)とは、「人と人との心の触れ合いから生まれる、温かな居心地のいい雰囲気」という意味のデンマークの価値観を現す言葉です。

一人ひとりが自分の考えを持ち、自分のライフスタイルを大切にしているからこそ、他人を思いやるヒュッゲな気持ちが生まれるそう。

カップルもご夫婦も、ママと子供も、近所の人も、
誰もが安らいで過ごせる、もうひとつのリビングをつくりたいという、やよいさんの想いが込められています。

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日常をほっと癒す、第2のリビングでありたい

初めてのお客さんは、ふらっと入店された1人の男性でした。
煎茶と、焦がしきな粉のわらび餅を食べて、帰っていきました。

すると、1ヶ月もしないうちに、彼女を連れて、再び足を運んでくれたのです。
そして彼は、ソファ席で眠りはじめて。
「気持ちよくて寝ちゃった。」と笑いながら帰っていく姿を見て、”第2のリビング” としてとても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

近所の方も、「今日は子どもの学校の行事ですごく疲れてしまって…。夕飯作る前に一呼吸入れたいのですが、何がおすすめですか?」と。
この人は、「コーヒーが飲みたい」とか「お茶が飲みたい」とかではなく、一呼吸つきたくて、夕飯作る元気を得るために、お店に来てくれたんだ、と思ったらすごく嬉しかったですね。

癒されるためにhuggeに来る、という”第2のリビング” としての使い方をしてくれるお客さんがいて、幸せな気持ちになります。

毎日食べられるおやつへのこだわり

今はひとりでお店を運営しているので、huggeの営業は休日の土日。
(※2019年12月現在)
身体に優しい素材で手づくりされた「季節のおやつ」と、日本茶やコーヒーなどのドリンクを販売しています。

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私が提供しているのは、毎日食べれる、おうちのおやつです。
主婦感覚だからフードロスを出すのも、ロスになる分を見込んで単価に上乗せするのも嫌で。
お客さんに「お饅頭で」と言われたら、「今からお饅頭を蒸しますから、10分ほどかかりますがよろしいですか?」と尋ねます。
待っていただいて、その都度できたてのお饅頭を提供できれば、ロスにはなりません。
そのことを話すと、お客さんも「賛成です、待っていますね。」といってくれて、多少の不便があっても大切にしたいことに共感して貰えるのは、嬉しいです。

また、飲み物は日本茶やコーヒー、ジュースなど複数種類を用意しています。
個人的には、お茶を飲む人を増やしたいと思っていますが、お茶が苦手な人もいます。
だから、日本茶だけに拘ることも、コーヒーに拘ることも、私の店では本意ではありません。
日本茶が苦手な人も、コーヒーが苦手な人も、今の気分に合った飲み物を選んで、一緒にほっこり出来る空間を実現したい。
お互い香りは邪魔だけど、それもまぁそれぞれでいいじゃん。と認め合える、そんな空間にできたら。

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これからも、お店を気に入ってまた来てくれる、そんな風に価値観の合う人のつながりが網目状に広がっていったらいいなと思います。
そこから、今とはまた違うどんな世界が見えるのか、楽しみです。

週1のタイニーは、幸せホルモンの注入

tiny peace kitchenのみんなは、それぞれ違った才能を持っていて、キャラクターが強くて、それがすごくチャーミング。
お互いの個性をセールスポイントだとお互いに思っているチームで、そんな関係を築くみんなを尊敬しています。

チームで仕事をしていると、みんなのフォロー合戦がすごくって。
「100個のお弁当を何時までに納品する」という目標があるとき、
まるで、みんなでバレーボールしているみたいな感覚なんです。
自分の役割をこなしながらも、臨機応変に声を掛け合って仕事を進めるのが気持ちいい。

私にとって、週1で働くタイニーは、幸せホルモンのセロトニンが出る時間。

この2年間、私もタイニーも、ずっと変化していて、その時々の状況に合わせて一番いい関係性を築けるように、関係性を育みつづけています。
今のチームはやさしさが連鎖しあうチームで、元気と刺激を貰いに、通っています。
そんな tiny peace kitchenの家庭料理を食べに、足を運んでみてくださいね。

huggeとtiny peace kitchenのコラボ企画が始まります!

2019/12/16(月)からhuggeとtiny peace kitchenのコラボ企画が始まります。
huggeのジンジャーブレッドクッキーとシュトレンを数量限定で、ご用意しています。クリスマスシーズンにぴったりなおやつを、ぜひお手に取ってみてくださいね。

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tiny peace kitchenへのご来店、お待ちしております!


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