見出し画像

男女の友情

※とても個人的な話です。

気づいてしまえば当たり前のことに気づく時、謎が解けた瞬間と同じように「なんでこんなに簡単なことがわからなかったんだろう?」と思う。今日もその一つ、男女の友情について。


実は、心のどこかでずっと

自分って「男好き」なんじゃないか?

と思って生きてきた。笑

……というのは、恋愛経験が人より豊富という話ではなく、基本的に男性といるのが好きだからだ。学生の頃はわりと男子の中にいた。気が合う、話しやすい、話していて楽しいという単純な理由だ。


男性といる自分は素のままでリラックスしているのに対し、女性と接するときはどこか装っている。そうして無意識のうちにスイッチの切り替えをしていることに、自分自身まったく気づいていなかった。

もうちょっと言っちゃうと、女性は何を考えているかわからないと感じる時がある。未知の生物のように思える瞬間もある。人によって全然違うけど。

女性全般について言えるのが、はじめ気を遣って接するため疲れてしまう。けど、仲良くなるとその鎧を外せる人がいる(外せないままの人もいる──むしろほとんど外せない)。一方で男性の場合、多くはもともと鎧をつける必要性を感じない。そんな違いかなぁ。

女性に対する態度の矯正は今思えば幼い頃から積み重ねてきた。社会の中で生きていくため無意識にやってきたことだ。

一般的には異性への態度こそ、失敗と修正を繰り返して習得していくものではないかと思う、話を聞く限りでは。それが私は逆だった。女性と話すと、うっかり傷つけたり傷つけられたりうまくいかないことが多かった。どう発言すべきか、今は何が求められているか、毎回頭で考える必要がある。だから装っている/リラックスできない感覚になる。

とはいえ男性の考えがわからない時もある。いうても女なので、そこまで男性の気持ちが理解できるわけではない──のだけど、ざっくりまとめると男性のほうが肌で感覚を共有しやすくてリラックスできる。

うーん、こんなに重要なことになぜ今まで気づかなかったのだろう!?汗


気づかなかった理由の第一は、私の性的嗜好がノーマルだからだろう。つまり同性愛とかジェンダー的に人と違うという感覚を抱いたことは一切ない。スカート履くし、ファッション好きだし、化粧するし、しばしば書いているようにイケメンにはちゃんと興味がある。笑(文章の印象から中性的あるいは男性的と思われるようですが。)恋愛対象は男性。

でも、緊張せずに話せるのは同性より異性なのだなぁと。楽だから、頭で考えずに話せるから。理屈じゃないんだよなぁ……。

男の人と一緒にいるのが楽という素直な感覚と、恋愛対象も男性であるという性的嗜好が混ざった結果、私は「男好き」なのかな……と心のどこかでずっと思っていた。でも、アイドルや俳優にあまり興味がないし、そんなに恋愛体質ではない(すぐ人を好きになったりしない)ので、よくわからなかった。

結局、女性だけでなく男性の友人がいる、それだけなのだけどその比率や「友人」という感覚がもしかしたら普通の女性の場合と違うかも。ということか。

男女の友情ってしばしば話題になるけれど、そもそもの感覚がズレているから、同じ目線で語れていないかもしれないなぁ。普通は同性のほうが気を遣わず話せるもの、なんだよね?笑 そこが逆なのだ。

もちろん男女だけじゃない要因もあるし、相手によるので一括りにできないけど、大きくはそういうことだと思いました。


というわけで、私にとって男女の友情はごく自然なもの。

しかし悩みの相談など深い話をできるのはやはり女性の友人。男性との会話は主に仕事、趣味、その他漠然とした害のない話になる一方で、女性との会話は仕事、家庭、人間関係など現実的な内容……そうそう、人間関係の話は男性とは一切できないねぇ。笑

だからお世話になっている度でいえば断然彼女たちにお世話になっていると思う。(逆に自分はそういう形で支えになれないタイプだし、女性の友人にとって何か良いことがあるのだろうか?と不安な気持ちも若干ある……。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?