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僕が考案した精神障害者雇用ための面接シートを使ってもらってみた

Boyaです!

うれしい出来毎があったのでそのトピックについて投稿してみようかなと思います。

どんなネタかというと、僕が今勤めている会社の障害者雇用のマネージャーに僕が考える障害者雇用採用面接確認ポイントを作成してお渡ししてみました。

実際に採用面接で使用したところ非常に良かったという感想を頂きました。

どんな感想だったかをまとめたいとおもいます。

それでは行ってみましょう!!

採用面接で使ってみて良かった点
・障害特性面、生活面、コミュニケーション面などの
 カテゴリ毎にチェックできる
・それぞれのカテゴリが標準化されていて比較しやすい
・連続して面接すると各個人の特徴を捉えやすい

僕が作成した採用面接確認ポイントを19カテゴリ66項目をチェックするものです。食事や生活リズム、思考の癖や障害受容などのカテゴリに分かれており、僕なりの判断基準で数値化して評価する仕組みにしました。

実際に障害者雇用の人事マネージャがこれを採用し面接での質問内容を一定にして、回答内容から各項目をチェックしていったようです。そうすると、今まで何となくで確認していた項目が明確かつ具体的に質問することができ、回答する側の特徴が更に浮き彫りになったようです。

面接件数が多くなると、各カテゴリでどんな特徴があるのか把握し比較検討することができたとのことでした。

スキルや能力だけでなく、その方の取り組みや健康意識などコミュニケーションの仕方など現場の人間関係に合わせた形でマッチングすることができるため、非常に有効であると僕は自負しています。

但し、今後の課題点としては以下のことをアドバイス頂きました。

課題点
・60分という枠組みの中で納まるようにまとめる
・1次面接(人事)、2次面接(現場)で66項目を分けられるところを分ける
・判断基準や点数などをより会社に合った形に精査していく

66項目のポイントを会話から拾っていくため、限られた時間の中で確認していくことは困難です。

長い時間を取れないということもあるので絞り込んで60分程度で済むように最適化していきたいなと思います。

また、全ての質問を人事担当者がする必要ななく、現場担当者の面接においても66項目の中から質問するのもありだと思いました。

特に思考の癖やコミュニケーションに関わる部分は、実際に一緒に仕事をする現場の方々の方が知っておきたい部分だと思います。

その場の思い付きで私生活のことを聞くのではなく、しっかり評価基準として確認することで面接した方の普段からの意識を確認することができます。

全ての項目が良い必要はありません。誰もが多少思考の癖があるものです。現場の方がその癖に気づき、どの程度であればコミュニケーションしていく上で問題ないのかを判断できれば良いと思います。

思考の癖については会話の中から気づいていかなければならないため、例えば、障害発症時にエピソードを聞いた時の言葉尻やニュアンスから洞察していかなければなりません。こういう思考の癖を発見していく方法についてはまだまだこのツールの課題だと思っています。現状ではどうしても面接官の会話力に依存してしまうところになります。

会社経営をしている僕の友人も障害者雇用はどんな人を雇ったらよいかわからないと言っていました。ITならITのスキルに専門性のある人を雇いたいと思いつつ、法律的にはすぐにでも雇わなければならないため、贅沢は言えないとも言ってました。

そのため、長期就労を希望するのであれば、これまでのキャリアと現場の仕事に勘所があることは大切ですが、それ以上に生活のリズムや健康意識、思考の癖やコミュニケーションを重視した方が良いと僕は考えます。

スキルについては現場で養っていくことは可能ですが、再就職して生活のリズムを根本的に改善していくことは難しいです。まず、ご本人が気づくことを期待するには楽観的すぎると考えます。休職中や離職中にしっかり生活の基礎を見直してきているかが、障害者雇用で最も評価すべきポイントだと思います。

既に障害者雇用に経験のある企業なら、障害者雇用にかかる費用が莫大であることをご存知だと思います。国からの援助だけでは足りないでしょう。現場の正社員にかかるメンタルの負担も考えると決して安くありません。

そのためにも合理的配慮にかかる負担は背負いつつも、雇用する側に心理的負担の少ない方を採用していきたいと思います。そのための今回のツールを作成してしました。

今後、このツールを僕自身のサービスとして商品化していきたいと思います。そのためにもっともっとブラッシュアップしていきたいと思います。

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