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人生37年目の私がようやく「ニュートラルな自分」を取り戻した話(ポジキャリ受講記録)

こんにちは、さはるといいます。
私の文章に目をとめて頂き、ありがとうございます。

こちらの記事では、ポジウィルさんの「POSIWILL CAREER」を受講した記録を残したいと思います。
どなたかの参考になれば幸いです。


【自己紹介と受講前のはなし】

〇まずはざっくり経歴を
大学(心理学部)卒業後、不動産会社に就職。4年働いた後、転職して教育関係の仕事に就きました。今年度37歳になります。
家族構成は夫が1人、小さな娘が2人です。現在下の子の育休中。

〇昔からどんな悩みがあったのか
幼少期より、自己肯定感の低い人間でした。これは確実に母親の影響で、トレーニングの中でも扱って頂きました。
それが根幹にあり、派生として、
・常に不満感がつきまとっている
・少しでも失敗すると、幼少期の育てられ方が悪かったから、こんな自分なんだと自己否定をする
・特技や趣味等、私といえばこれ、というものを持たない自分は価値がないとやっぱり自己否定する
などなど、色々と拗らせていました。

〇そんな中、今現在の悩みは?
上にある悩みを恒常的に抱えながら、更に現在頭を悩ませていることとして、
・娘にイライラをぶつけてしまう(すぐに怒る)
・今の仕事が自分に合っていないと感じる為、転職するかどうしようか
というものがありました。

悩んでいるのに、暇さえあればついついインスタを見てしまう私。(そして罪悪感を抱き、まだ自己肯定感が下がるのループ)
転職しようかなーどうしようかなーと転職に関する情報発信をしているアカウントを幾つか見ていた時、無料相談ができるということで「POSIWILL CAREER」を知り、まあ無料なら…と申し込んでみました。

せっかくの無料相談なんだから、とカウンセラーさんから聞かれることに遠慮も恥も捨ててどんどん答えていると、「色々とがまんしているのがもったいないですね」と。
話した内容はほとんど覚えていないのですが、この言葉が妙に引っ掛かりました。

私は何かを我慢しているつもりはないのに、トレーナーさんは我慢していると言っている。じゃあ、私は何を我慢しているのだろう?

もう一つ、無料相談の中でご紹介頂いた「認知の歪み」について調べてみたところ、どうやらものすごく歪んでいそうだぞ、と。(皆さんも調べてみてください)

何を我慢しているのか知りたい。認知の歪みを正したい。
でも、飛び込むには勇気のいる金額である。

1週間悩みに悩んで、これでだめなら私は今の私のまま一生過ごすんだ!と決意し、受講の申し込みをしたのでした。
(ちなみに夫は、受けたいなら受けなよ、と大変あっさりしていました。ありがたいことです)


【受講スタート】

〇自己分析
そうして始まったトレーニング。トレーナーさんは鬼塚りかさんという女性の方でした。(トレーナーさんの選定は自分に一番合いそうな方でとお任せしました)
明るくはきはきと話して下さるので、私もとてもお話ししやすかったです。

今回の受講での私的山場は、自己分析。
そこで見えてきたのは、幼少期の私の生存戦略「我慢すること」でした。

母のしつけは厳しく(本人曰く、1人っ子だからわがままに育ててはいけない思っていたとのこと)、褒められた経験はほぼ無し、むしろ「なんでできないの?」と言われ続けていました。
その為、「とにかく母に怒られないようにすること」が日々の目的となり、

・母の顔色をうかがう(機嫌が悪くならないように)
・母がやって欲しそうなことは、やりたくなくても我慢して行う(やって欲しくなさそうなことは、やりたくても我慢して行わない)

というのが習慣になっていたようです。
それは、大人になり母と離れてからも、母ではない目の前の相手の顔色をうかがい、相手の気持ちを察して我慢して行動する…という風に続いていました。

この幼少期の「我慢」が癖になっていて、それが積もって辛くなっている。
カウンセラーさんから指摘されたことの正体を、あっという間に掴むことができました。

相手の気持ちを察して、我慢してやっていることは本当に「やって欲しい」と言われたのか?
そうでないなら、我慢してやる前に考えたり、相手に聞いたりして、やらない選択肢を持って良いんだ、と。
自分1人ではたどり着けなかった、新しい考え方を知った時、肩の力がふっと抜けた感覚がありました。

そしてもう1つ知ったのは、相手の機嫌の悪さは相手の課題である、ということ。
相手の顔色をうかがい、機嫌を損ねないよう行動し続けてきた私にとっては目から鱗でした。
(そしてもちろん、私の機嫌が悪くなるのは私の課題であるということは、日々忘れないようにしたいと思います)

いやいやいや、そんなこと言ったって詭弁でしょ?と、トレーニングを受ける前の私は思ったに違いありません。
でも、そうではなく、「そうなんだ、相手の気持ちを察して行動したり相手の顔色をうかがったりしなくても良いんだ」と腑に落とせたのは、りかさんが丁寧に自己分析に寄り添ってくれたからでした。

いくら知識として知っていても、頭で理解しても、心が納得しなければ元の考え方・我慢の癖に戻ってしまうのではないでしょうか。
この心の納得を持つことができたのは、トレーニングを受けたからこそでした。(とはいえ癖になっていることはなかなか抜けないので、元の私に戻ってはそうだったそうだったと癖を見直す、日々訓練です)

〇自己分析を終えて
山場の自己分析を終え、自分の思考の癖を把握し、すっきりした私。そう、分からないから怖いだけで、わかってしまえば対処できる。

とはいえイライラしやすい、娘に怒鳴ってしまう自分はまだまだいるので、次はご紹介頂いた本を読んで、イライラにどう対処していくかの知識をつけ、実践。トライアンドエラーで心の?脳の?トレーニングです。

これを続けていくうちに、「イライラを相手にぶつける」頻度がが少しずつ減り、自己肯定感が下がる機会が減っていきました。
長年の悩みが少しずつ少しずつ解消されていっています。

〇ライフキャリア設計の中で見えてきたこと
もう一つ、自分の中でびっくりした発見があったのは、ライフキャリアの設計についての面談中でした。
私はとにかく時間の融通がきく仕事がしたいと執拗に話していたのですが、その理由が、自分の口からぽろっと出たのです。

「やりたい時にやりたいことをやりたい」

育休中の現在通っている趣味の裁縫教室を、仕事復帰してからも通いたい、とか。
平日の日中にあるイベントに有給をとって行ける環境が良い、とか。

自分がやりたいと思ったことを、我慢しないでできる。
それが私にとって大切なことだったのです。

それに気づいてから、「私と言えばこれ」という趣味や特技が無くても、まずはやりたいことに挑戦してみればオッケー、と思えるようになりました。
そんな訳で、こちらでも自己肯定感が下がる機会がほぼ0に。

何かを見つけなきゃ、身につけなきゃ、という焦りが無くなり、なんだか毎日が楽しいです。


【受講終了後】

〇トレーニングを終えて
劇的な変化があったのか?そう聞かれると、自分的には「いいえ」です。
りかさんが最後のトレーニングの時に「自己肯定感は高すぎても低すぎても良いものではないと思うので、今のさはるさん、ニュートラルな状態だと思います」というような内容を仰って下さったのですが、この「ニュートラル」という言葉がすごくしっくりきています。

変わったのではなく、ニュートラルな状態を取り戻した。
これが、約1ヶ月トレーニングを通じて得た今の私です。

(とはいえ、夫に「私変わった?」と聞くと、「娘に怒る回数が凄く減った」との回答をもらったので、トレーニング前に欲しかった変化が手に入りました。やったー!)

今のままの私じゃだめだという焦りがない。
のんびり生きたい、なにか目標が無くても良い、やりたいことをやりたい時にやりたいで構わない、そんな自分にオッケーがだせる、今の状態がすごく楽ちんです。

モチベーションを高く持ち、人生の目標を達成するためにひた走る…のは向いていないようなので、私は私らしく、心穏やかに生きていく為の心の筋トレをがんばっていきたいと思います。
その為に、まずは良いタイミングがきたら、転職活動をがんばって(欲しい生活を手に入れるための努力は苦ではないようです)、家庭の時間・自分の時間を今以上にとれる環境を手に入れたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
ポジキャリ受講生には、こんな風にゆるっとした人生設計をしている人もいるんだよ、と、どなたかの励みになれば幸いです。

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