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臆病だけどチャレンジャーになりたい



最近の私はひどく小心者で、臆病者で、例えば近所への外出ひとつで、具合悪くならないかなとかなんとかかんとか考えて、疲れて、パニックを起こして寝込んだりする。昔の、特に中学生頃の、自信に満ち溢れた私が見たら大笑いするんだろうなぁ。まぁ、ここまで生きてやってるんだから感謝してよね、中坊の私よ。

今の自分が嫌いかと言われればそんなことはなくて、むしろ自分が可愛くて仕方ないから、その自分が苦しいなって感じる時間がつらいんだと思う。大切にしたい存在である私を、自分の性質でセルフ首絞めしちゃってる今の状態が耐えられない、みたいな。自己愛高めでよろしい。

さっき、今の私を大笑いしそうだなんて言った生意気中坊の私は、思えばとてつもなくチャレンジャーで、多忙だった。週5と言われて入部した吹奏楽部は結局ずっと週7で、年間休日30日いかないくらいの超ブラック部活の副部長で、楽器2つを掛け持ちしながらソロも吹いた。成績は最初振るわなかったけど、担任の先生とウマが合わなかった(から見返したい)のと、教科担当の先生が大好きだった(から褒められたい)のとで猛勉強をして、結局卒業まで成績は上位だった。部活の大会の翌日から塾の合宿に参加して、四日間、日付を越えるまで勉強をしたり、友人と自習室に残って勉強して、気晴らしに塾の周りを散歩しながらどうでもいい話(形状記憶合金で矯正器具作ったら歯抜けちゃうかなぁとか)してまた勉強に戻ったり。両親には金銭面含めたくさん苦労をかけてしまったと思うけど、こうしたい!って思った通りに動いてきた。きっと体力的にはきつかったんだろうけど、気を病んだりすることなく過ごせたから、私には多忙と、えいやっ、と踏み込むチャレンジャーみたいな生活が似合うのかもしれない。


人生の夏休みも残り半年を切ってから思うけど、やりたいことはやれるうちにやった方が絶対にいい。でも、それができなかった。から苦しい。

恋人や友人は、「やりたいことがたくさんで時間が足りない」って言うけど、私は、やりたいことより不安があまりに大きくて、ついには不安がすべてを覆ってやりたいことすらわからないような、そんな気すらするようになった。えー、悲しいな。


きっとあの頃の私には戻れない。というか、不安を感じるようになった自分も、まとめて抱きしめられるようになりたいから、あの頃みたいにはいかなくていい。けど、臆病なままで、少しだけ、チャレンジャーになりたい。別にね、起業するとか市長選に立候補するとか、本屋大賞を受賞するとか、そういう大それたことじゃなくてよくて。今まで着たことがないような服を着てみるとか、役に立つ云々関係なしに興味のある勉強をしてみるとか、知らないアーティストの曲を聴くとか、そういうことを、日々のやるべきことの隙間に組み込めていけたら、楽しくなるんじゃないかなぁ。たぶん。





最近、21歳にして運動不足を指摘されたのと、いろんな媒体でおすすめされていたのとで、毎日お散歩をすることにした。とりあえず目標は低く、1日5000歩。時間帯はいつでもOK。始めてから1週間で達成度は3/7。
散歩した先で発作起こしたりもするけど、外の空気の心地よさっていいね。


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