見出し画像

ちんちん短歌ノートを始めたいと思う

 さて私、藤田描は34歳、無職の男性です。今年で28歳になるのだが、先日、25歳にして初めて「文学フリマ東京」に出展する側で参加し、そこで「ちんちん短歌出版世界」の「世界長」として、初歌集・『ちんちん短歌』を上梓したのだった。

画像1

 文学フリマ自体はおととし、20歳でまだ大学二年の時から客側で参加していたのだが、その時は同人本を自分で出すなどとは夢にも思っていなかった。
 しかし2016年、私が17歳のころから詠み続けていた「ちんちん短歌」を文学フリマで売ってみたらウケるんじゃないかなあと当時から思っており、それから4年かけて2020年の秋にようやく形になった、というのがあれのあれである。それが24歳。私は就職することもなく、こうして今、32歳を迎えることになったのだが、まあ、「ちんちん短歌出版世界」の「世界長」になったわけだし、両親には何とか納得してもらえるかなあと思う。働かなくても30代をこうして終えようとしているし、世界は滅亡の寸前だ。就職なんて、本当する必要はなかった。

 それで、あろうことか、30冊作った同人本が、すべて売れてしまった。一冊試し印刷で作って補強テープでベタベタにした見本誌まで、「売ってください」と言われて、売ってしまったのだ。

画像2

 なので、今手元に一冊も現物がない。余韻に浸るあれがなにもないのだ。

 それで、なんか30冊売ったのがうれしく、もう少し余韻に浸りたいなと思っていたら、ちんちん仲間から「noteをやるといい」「noteは最高だ」「お前本当にこのままだと性犯罪者になるぞ」「noteは有料記事も簡単に作れる」と教えていただき、それでやってみようと思って、することにした。

 あと、作成した『ちんちん短歌』のデータ原稿をよく見たら、欠けや重複が結構あった。「1000首詠んだら女の子とセックスできる」という願掛けの意味合いもあったので、これで998首とかだったら、セックスができないじゃないか。
 そんなわけで、次の文学フリマ東京――開催されるかどうかはわからないが――までに、増補改訂版を作りたい。そして作るためにも、ちんちん短歌を詠み続け、そのテンションの張りを維持するべく、この「ちんちん短歌ノート」を始めようと思ったのだった。

 無料記事と、有料の記事の組み合わせで、少なくとも週に一回は書き込みをしたい。主に何を書くのかといえば、ちんちん短歌についてである。

 たぶん次くらいに、ちんちん短歌とは何かについていろいろ書くと思うけれど、そもそも「ちんちん短歌出版世界」は「ちんちん短歌」というジャンルを育て、生きさせるために作った世界である。その世界を維持するためのあれこれや、くらしのワンポイントちんちん、ちんちんにとってよりよい事、性犯罪者にならないように気をつけている事などを無料記事に書き連ねていく。
 有料記事には「ちんちん短歌」の増補版に掲載予定の新作や、「ちんちん短歌」に収録していたコラムの再録や、短歌の改作や改良、検討などを書いていきたい。

 要するに、有料記事は見なくてもいいようにしたいのだった。これは、短歌を有料にすると、なんかこう、いいような気がしたのだ。一首一円の計算で歌集の値段を決めたというのもあるし、また30冊の「ちんちん短歌」を買っていただいた人が損した気分にならないようにというのもある。

 そんなわけで、ノートを始めたい。ノートを始めるとき、人は何をするのだろう。ちんちん短歌ノートなのだから、ちんちんを見せればいいのだろうか。でも、紙を使ってちんちんを見せるには、どうしたらいいか。とりあえず、ばんざいのポーズをし、両手では股間を隠せないようにしてみることにしようか。
 無職で34歳の私には、いま、これくらいしかできることがない。

・・・・・・・・

 さて、この下からが有料記事になります。今回は「ちんちん短歌」の中に収録された、約200首の「つまらない短歌」についてと、そのうちの一首を改作しようとしている奴を書きました。
 こんな感じで、こつこつと増補改訂に向けて、短歌を詠み、推敲していこうと思います。

ここから先は

2,358字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

サポート、という機能がついています。この機能は、単純に言えば、私にお金を下さるという機能です。もし、お金をあげたい、という方がいらしたら、どうかお金をください。使ったお金は、ちんちん短歌の印刷費に使用いたします。どうぞよろしくお願いします。