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14.優秀な彼女は管理職

どーもティンクエです。

これまで出会った女の子たちの思い出を残していこうと思います。

ヤマなし、オチなし、イミなしの備忘録ですので、お暇な時に。



27歳、若手管理職


27歳にして管理職。

優秀な彼女とは、Bumbleと言う日本ではまだ珍しいアプリで、出会った。


「お酒好きですよね?笑」

彼女からのそんなメッセージで会話が始まった。

そんな彼女のプロフィールも、もちろん、酒好きオーラが全開だった。メッセージをしていても、土日、平日関係なくほぼ毎日飲んでいた。

そんなわけで、基本週末は埋まっている彼女とのアポイントは、平日ど真ん中の水曜日となった。


仕事終わりの集合だが、お互いリモートワークということもあり、お互いの家に近い場所にした。

ブラウンのタイトスカートにカーキの厚手のシャツをシャツインで着こなす彼女は、年相応の落ち着いた女性という感じだった。顔は本田望結似の可愛い感じの子だった。


乾杯は、店員さんがお勧めしてくれたこともあり、シャンパンだった。乾杯からフルスロットルの彼女に「まだ、平日!」と思ったが、声には出さなかった。

彼女は、27歳と言う若さでメガベンチャーの管理職になっている。優秀な人なんだろう。ただ、それゆえのストレスも多く抱えているようだった。

仕事の愚痴を聞きいていると、彼女のボルテージが上がったらしく「日本酒いく?」と誘われた。「まだ、平日!」と、今度は、声に出して突っ込んだ。もちろん、そんなツッコミがブレーキになるわけもなく、彼女は日本酒と二つのおちょこを頼んでいた。仕事の出来る子だ。

日本酒をつぐ彼女の手を見ると可愛い爪をしていたので「爪かわいいね」と褒めると、「アプリの男は爪褒めれるの!?」と喜んでいた。

アプリの男の優しさに珍しさを感じる彼女自身は、マッチングアプリの初心者らしい。

そんな彼女がBumbleという新参アプリを選んだのは、8つのマッチンアプリを使いこなす友達からの勧めだそう。

「その友達、プロじゃん!」と、彼女の話をツマミにお酒が進んでいった。


お会計をしてお店を出ると、彼女は二次会に行く気満々だった。彼女の気分は良さそうだし、そのまま手を繋いでも嫌がらなかったので、

「ホテルで飲もっか♪」と誘ってみた。

「え、なら、帰る。」

と、割とテンション低めに言われた。

「ガチ目にダメなやつだ」と思った。

それでも彼女は、お酒をまだ飲みたいらしく迷っていた。「でも、お酒は飲みたいし〜」と、1人で葛藤していた。

なんな行けそうだと思ったので、「とりあえず、コンビニでお酒買お?」とコンビニまで歩き出した。

彼女は、まだ自分の中の天使と悪魔で戦っているようだったが、ついてきた。

そして、結局、お酒を買ってゴールイン。


アプリ初心者の彼女だったが、既に一人と会っていた。その時はキスだけして、その後は断ったらしい。

「今回はなんで?」

「久しぶりだったから、欲に勝てなかった」

とのこと。ちなみに、彼女の久しぶりは2週間くらいだそう。「久しぶりかそれ?」とは、言わなかった。

確かに、ほぼ毎日飲み歩いていたらそうなるだろう。それでもその日あった人とみたいな経験は、これまでなかったらしい。


若手で管理職になった彼女の仕事のストレスは、お酒を含めて、こうやってストレスを発散しないとやっていけないのだろう。

と、良いことした気分に勝手になった。

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