おんな、にできること

　新生活に武者奮いをしているまむしです。スーツ姿で世に出ておられるお兄様方お姉様方を尊敬の眼差しで見つめながら電車に揺られている日々を過ごしています。当たり前じゃないはずのことを当たり前にこなさなきゃいけないなんて凄すぎる‥。
　最近パワー溢れる女子たちと会話をすることが多くなってきて大変楽しい日々を過ごしているのですが、いつも思うことは女の子って本当に逞しくて、強いです。自分の性別を誇れるとか、胸を張って主張できる訳ではないけれど、私に付き合ってくれる"おんな"たちのしなやかさ、逞しさたるや。その人それぞれから紡ぎ出される言葉たちに耳を傾けて人生の舵取りを学ぶだけで精一杯な時もあります。私だってそんじょそこらの人よりパワー溢れる"おんな"なんだからね‥！と胸を張っていることの愚かさが顕著に感じられて、とても愛おしい時間になりますね。未熟未熟。
　

　おんなという性、最近ではフェミニズムという名前に形を変えて進出してきた文化ではあるけれど、未だに社会で生きることを困難とする障害になりうる時があります。おんなだから、おんなだと、おんなだし。みたいな、そういう呪いが覆い被さって身動きが取れなくなっていく。単純に、そんな理由で歩みを塞がれるの、私はとてもとても悔しいです。それでも自分の人生を他者に委ねなくてもいい時代に生まれちゃったものだから、そんな呪い跳ね除けていたいよね。男という性に依存せず、女という性を恨まず、あくまでも主を"じぶん"として謳歌出来たらいいな、これからも。