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30代会社員 女性 何者でもないことをやっと自覚したけどやっぱり何者かになりたいと思っ…

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30代会社員 女性 何者でもないことをやっと自覚したけどやっぱり何者かになりたいと思ってしまう系アラサーの呟きです

最近の記事

マチネの終わりに 平野啓一郎

過去は、変えられる。過去をどう思い出すかは、未来の出来事によって如何様にも変わる。 自分がこうすれば良かったのではないかという自由意志と、そうなるべくしてなったのだという運命論。どちらの考えを支持するかによっても、過去の捉え方が変わる。 自分にも同じような、過去の記憶がガラッと変わってしまうような追経験があったからこそ、このメッセージがとてもしっくり来た。今は、過去にも影響を及ぼす。過去が、幸福な、暖かい記憶として思い出されるよう今を重ねていきたい。 そして、洋子のよう

    • 心を引っ張りだして、日向ぼっこさせる

      急に、不安に襲われることがある。ホルモンバランスの変化と、思い出したくないことを無理矢理思い出してしまうような出来ごとがきっかけで。 以前は、ホルモンバランスに左右されることはそんなになかったと思う。 心は、常に凪か、さざなみでいられた。 ある一つの出来ごとがあってから、少しでもホルモンバランスが崩れたり、トリガーになるようなことが起きると、心が大津波を起こすようになった。 不安を抑えるメラトニンが減ってしまったのかもしれない。 自分にもこんなに弱い部分があったんだ

      • 君は誰と生きるか

        永松茂久著「君は誰と生きるか」 (ネタバレあり) これからも、何度も読み返して、心に刻みたいと思う本だった。 今目の前にいる人を大切にできずに、遠くの人を喜ばせることなんてできない。 一番大切な人、辛い時でもそばにいてくれた人は誰か。 もらうより与える人になる。人には返報性の原理があるので、与える人は与えられる。それが自分の幸福につながる。 エネルギーは有限なので、与えても返ってこない人に与え続ける必要はない。自分が与えるに適した人ではなかったということ。 ビジネスでも人

        • 器用で不誠実な男と、不器用で誠実な男

          不誠実な男は得てして器用だし、誠実な男は不器用だ。 男は一般的にどうだ、なんていうジェンダーバイアスに当てはめた議論は良くないと思いつつ、今日だけは許して欲しい。 男と女が2人で出かける。 女としては、酔った流れでそんな関係になっちゃって、そのままズルズルと関係が続いたりしようもんなら、例え自分に他の相手がいようとも、なんだか気になってしまい、ともすると本気になったりする。 でも、誠実な男は決してそんなことはしない。 きちんと順序を守り、誠実に告白し、そして相手にも誠実

        マチネの終わりに 平野啓一郎

          20代のときに思い描いていた30代になれてる?

          20代のときは、30代はとてつもなく大人でおばさんだと思っていた。 漠然と、30代になったら子供はいるかもしれないけど、一方で、自分のことで精一杯でまだまだやりたいことだらけな自分が子供が欲しくなる想像がつかなかった。 実態はといえば、既婚妊活中。 まだまだ自分のことをおばさんとは認められないお年頃。 でも、20代の無敵さを見る度に、自分はもう30代で、良い大人だし、いわゆる「若い女の子」枠には入っていないのか、と実感する。 自分の年齢が嫌とかは全然無いし、人生味わい尽

          20代のときに思い描いていた30代になれてる?

          見なければいいのに、見て勝手にショックを受けるSNS

          そんなこと、ないだろうか? 元カレ元カノのSNS、元カレ元カノに関連する人たちのSNS、リアルが大変充実していそうな友人のSNS… 見なければ知らなくて済むのに、見てしまう。見たら案の定落ち込む。 わざわざ非表示にしているのに、その人のページに飛んで見てしまったり。 いっそSNSなんてやめちまえと思ってアプリを削除したのに、結局Googleから検索して見てしまったり。 気になる情報を見つけたら、さらに関連の情報を探しに周辺の人のSNSまで見てしまい、見つけたら見つけ

          見なければいいのに、見て勝手にショックを受けるSNS

          怠け者 ということ

          私は、筋金入りの怠け者だ。怠け者=ずぼらという方程式が全員に当てはまるかは分からないが、生粋のずぼらでもある。 小学生の頃は、ストッキングをかぶって寝れば寝癖が付かなくて次の朝楽だと読んで実践した。 中高生の頃は、次の日の準備が少しでも楽になるよう、次の日に履く靴下まで履いて寝ていた。 それから、三日坊主でもある。 このnotesも、すでにサボりそうになっている。 最近読んだ本に、有能な怠け者が指揮者に向いていると書いてあった。 怠け者は、自分が楽をするために周りに仕事を

          怠け者 ということ

          みんな最後は無になる、ということ

          私には、もうすぐ100歳になる祖母がいる。 共働きだったので、祖母に育てられたようなものだ。 90を超えたあたりから痴呆が始まり、出かけた後、自分の家に一人で帰るのが難しくなった。 自分のことが、よく分からなくなるんだと、そう言っていた。 その後、更に痴呆が進み、孫の名前を言っても、10秒で忘れるようになった。 もう100歳になるのだから、自然の流れだろう。 悲しい、とかではなく、ああ、人生、こんなふうになっていくんだなぁ、としみじみと思った。 どんなに頑張って富を蓄

          みんな最後は無になる、ということ

          30代女性の生きづらさと、自分の軸を持つということ

          30代女性は苦しい。人生ハードモードだ。 そう感じている人は、どのくらいいるだろうか? なにせ、30代女性は厄年が2回あり、前厄、後厄を合わせると実に6年も厄につつまれているわけだ。 私は、ぶっちゃけ厄年なんてどうでもいいと思い、きちんとお祓いにも行かなかったが、1度目の厄パッケージ3カ年を終えた今、がっつり厄につつまれてたー!と感じている。 30代女性には、選ぶべき選択肢が多過ぎる。 そして、選択した後の人生が変わりすぎる。 結婚するかしないか、子供を産むか産まないか

          30代女性の生きづらさと、自分の軸を持つということ

          アウトプットの練習

          私は、アウトプットが苦手だ。 正確には、アウトプットしたものをインターネット上で公開して世に晒すのが苦手だ。 苦手になったのには、はっきりとした原因がある。 中高生の頃は、ブログブームだったし、私もバカみたいにブログを書いてはネットに公開していた。 だが、バカすぎて、校則違反(禁止されているパーマをかけたとかそんなこと)まで書いては公開し、それが先生にばれ、四者面談(先生3人と私)となった。 校則がめちゃくちゃ厳しい学校だったのだ。 薄暗い個室で先生3人に睨みつけられ

          アウトプットの練習