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【詩】真夜中

「真夜中」

真夜中に茂みから
ニャーニャーと鳴く
小さな子猫

体が弱く風邪を引き
他の兄弟達にうつらないよう
母猫に見捨てられたか

あるいは
どこかを怪我し
歩けなくなったか

泥だらけになって
お腹が空いて
温め合う兄弟もいない

どんなに鳴いたところで
母猫は戻らない
このまま干からびて死ぬだけ

自然の成せる業
星一つ見えない
曇天の真夜中

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