甘い卵焼きの思い出
「元気をもらったあの食事」
その言葉を聞いて、すぐに浮かんだ料理。
両親が共働きで、いつもおばあちゃんが作ってくれた甘い卵焼き。
卵にはいつも数字が書いている。
鶏が産んだ日付。
家にある鶏小屋から毎日うみたての新鮮な卵で作った卵焼き。
目玉焼きでもなく、ゆで卵でもなく、決まって卵焼き。それも甘くて薄い卵が何重にも重なった卵焼き。
どんな時も変わらず、同じ味で楽しい時も辛い時も悲しい時もいつでも変わらず出てきたあの卵焼き。
同じ卵焼きでも自分が作ったら何かが違う。
食べながらおじいちゃんやおばあちゃんが、いろんな話を聞いてくれた。
懐かしいな。
またおばあちゃんの卵焼きが食べたいな。
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