見出し画像

私の失敗 小火(ぼや)の2

天ぷら鍋の小火から二年くらいたった時、また火を出してしまいました
その日は夫の同僚が、夏休みの子どもさんも連れて東京から遊びに来ました
お客さんたちを二階の部屋に案内してから、お昼ごはんの支度をしようと私だけ一階の台所へ行き いつもの圧力鍋では7人分のご飯は炊けないので 久しぶりにガス炊飯釜で炊くことにしました

ガス釜を使うときは、二股に分かれているコックの、普段使わないに方に
ガス釜のホースを接続しますが ガスホースが長すぎて柔らかかったので、ガスコンロの五徳の上に乗っかってしまったのです
それに気付かずに 私はガスコンロを点火してしまいました
すると目の前に、道路舗装工事などで見たことのある ガスバーナーの炎が噴射してきて、ガス栓を止めようとしても 壁のような炎に阻まれて、近づけない状態でした

これは前の小火のクッションなどでは消火できないと諦め
流し台の奥にあった家庭用消火器を引っ張り出し
説明書の通り1から6迄のアクションをして、炎めがけて噴射しましたらエッ?と驚くほど直ぐ消えました

しかし、このピンク色の消火剤は空になるまで噴射し続け、その後始末が大変でした。
見回すと、この粉末は台所だけではなく、隣のリビングの床にも砂山のように厚く敷き詰められていたので、箒と掃除機で目立たない程度に片付け
圧力鍋でご飯を炊き、なんとか7人分のお昼ご飯に間に合わせ、
夕方 友人一家は、ご機嫌で帰って行かれました。

その後、リビングに入った家族は、なんとなくピンクっぽい床、壁、空気に何が起きたのかと怪訝な表情で、私の説明を聞いてもピンと来ない感じでしたが、とにかく、みんなで雑巾がけをして やっと落ち着きました
次の日、二階へ行くと階段だけでなく、部屋にも粉末が残っていたので
噴射力の凄さに本当に驚かされました