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I'm 汀艷 / 나는 정염이다 / 我是汀艳 2024年3月

はじめに

皆様、ごきげんよう。役者/エッセイストの汀艷(ていえん)と申します。
2024年3月から再始動するにあたって、初投稿は自己紹介をさせて頂きます。
私は、とある(売れない)(あざとい)作曲家のオルター・エゴです。何故、このようなミステリアスな芸名もといペンネームを名乗っているのかと言いますと…実は、かくかくしかじかで…話すと長いですが、皆様が飽きられませんようにさっぱりと白状すると「年齢も国籍も性別も曖昧な存在になりたかった。」というのが主な理由です。

年齢不詳

私は初めてお会いする方に、実年齢よりも少しだけ若く見ていただけるようで、ドモホル●リ●クルが買える年頃の2~3年前まで、補導されかけたり、年齢確認されたり、とある男性には「合法ショタ」という言葉を賜ったりしたものですから、私も調子に乗って基礎化粧品にこだわり、スキンケアやメイク、ウィッグを用いたヘアアレンジを楽しみ、そのうちに、人物像のコンセプトを決めて、ファッションを通して、その人物になりきるということに興味を持つようになったことが、回り回ってオルター・エゴで活動を始めるきっかけになったのだと思います。私じゃない誰かだと自己暗示をかければ書ける物事も沢山ありましたから、今となっては「汀艷タイム」は自身の活動を広げる大切な時間となりました。時には、初めてお会いする方が年下だと知ると、その方の年下というていで立ち振舞って、後々タネ明かしをするという遊びも楽しんでいます。(果たして、いつまで続けられるでしょうか。)

国籍不詳

私の見た目に関するちょっと面白いエピソードをお話ししますと、私はいわゆる「Theアジア顔」らしく、銀座を歩けば、中国からいらしてる爆買い観光客の団体に呼ばれて(?)しばらく紛れ込んでしまうし、新宿の家電量販店では、店員さんに広東語で接客して頂いた事もありますし、(咄嗟に「那个…」に聞こえる何かを発してしまったのかも知れません。) 上野や新大久保では、韓国語で話しかけられることもしばしばあります。但し私は、魅惑の香港スターとも流行りの韓流スターとも似ても似つかぬ別の生き物ですので、(いやいやいや、なれるものならなりたいですけどね!) あくまでアジアの何処にでもいそうな顔なのでしょう。(イケメンでないのが大変悔やまれますね。) これは使えると思いました。●●人というバイアスが無いとも言えることは、言語的な問題はさておき●●人の役は勿論、▲▲人の役も■■人の役もすんなりと憑依できる強みだと気付きました。

性別不詳

私は自認している性別がありません。ですが、世の中の秩序には区別というものが当然必要なわけです。ノンバイナリーの私も、もれなくジェンダーバイアスに幾度もそれなりの威力で激突してきたのです。演劇のワークショップに参加しては、男役の気持ちがよくわからないだの嘆いておりましたが、元来能天気な私はそれすら途中で折り合いをつけて楽しむようになりました。だって、タカラジェンヌさん達は、現実の男性よりもうんとカッコ良いんですもの。それなら、戸籍上男性の私の方が男を演じるのに少しばかりぶがあると心が張り合ったのです。そして、ノンバイナリーの視点から演じる男性像・女性像を探求したくなりました。そして、よりセンシティブなジェンダーアイデンティティーをお持ちの方の心情を、近い視点から演じることが、きっと私にはできるのでしょう。LGBTQを象徴する色として虹色がありますが、私も何色でもない何色にでもなれる色でいたいと思っています。

TeiEn's Essence

名前の由来は(実は)単純明快で、私が習っている古典芸能の歌詞に「波打ち際」という言葉が多く登場することから「汀」、私の現代音楽作品で、よく仰って頂く「キラキラしている作風(綺麗過ぎると酷評されることもありますが…)」から「艶」、そこから、永遠の憧れである女優の上原まりさんの古典芸能での芸名「柴田旭艶」と「艶」が被ってしまうのは畏れ多い(と同時に、同じ響きの名前を名乗りたい。)という思いから、同じ意味を持つ異体字の「艷」、これが汀艷(ていえん)の主成分です。ね、シンプルでしょう。音楽という領域から、あまりにもはみ出してしまう表現活動に於いては、この素敵な名前で密かに密かに活動していました。

実は2年程前に、過労とストレスとストレスとストレスで血を吐いて倒れてしまい、長期の療養に入ったときに一度抹消した活動ですが、人生一度きりですので、やりたいことは全部挑戦すると決意して、筆を握り直しました。
見守って頂けたら嬉しいです。
これからどうぞよろしくお願いします!

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