自分で動き出すまで
立ち止まっているのにも意味があるのですね。
まるでマグロのような人がいます。立ち止まると死んでしまうと思い込んでいるかのようにいつも動いています。でもそういう人は強制的に立ち止まらされてしまうかも知れませんので要注意です。
人間が安定的に活動するためには、身体的にも精神的にも動と静が必要です。身体的で言えば、睡眠と活動です。精神的で言えば、静思タイムと活動タイムです。静思タイムで過去を振り返ったり、将来について考えたり、今何をすべきか考えたり、自分にとって一番大切なことを見つめ直したりできます。そうです。静思の時とは“刃研ぎの時間”です。
みなさんは“刃研ぎの時間”を持っていますか。一日に一度、一週間に一度、数ヶ月に一度、一年に一度、定期的に“刃研ぎ”の時間を持ちましょう。クリスチャンは毎日そして週に一回、刃研ぎの時間を持つことが勧められます。それによって心の健康と心のエネルギーを沸き起こすことができるからです。
人によっては、心を長く停止しないと動き出せないという時があるかも知れません。そういう時は本人も焦らず、周りの人も焦らず、待ってあげましょう。心が自分で稼働し始めるまで待ってあげることが重要です。決して無理矢理動かそうとしないことです。心にエネルギーが貯まってくると動き出し始めます。
***参照聖句***
わたしの魂よ、沈黙して、ただ神に向かえ。神にのみ、わたしは希望をおいている。詩編62篇6節