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Step by Step 4月24日 ■□互いを高め合う謙遜□■

 何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。ピリピ2章3節


 謙遜とは、自分はそのままで相手を高くすることです。多くの人は、謙遜を自分を引き下げることによって相手を高くすることだと誤解しています。以前の僕はそうでした。今もそうなってしまうことがあります。自分を引き下げる謙遜は劣等感や自己卑下に繋がり、相手を引き下げることによって自分を高くしようとする優越感や高慢に繋がります。自分を引き下げる謙遜でなく、相手を高める謙遜を身に付けたいものです。

 聖書が教える人間観は、「人は神にかたどって造られている(外見でなく内面のこと、存在の尊さのこと)」ということです。ですから人を引き下げ、傷付け、バカにすることは、人の原型である神を引き下げ、傷付け、バカにすることにつながってしまうのです。

 ですから、自分の近くにいる人を、子供からシニアの方々まで神にかたどって造られた特別な存在(VIP)であることを認め、引き下げないようにしましょう。同時に自分自身もまた神にかたどって造られている特別な存在(VIP)であることを認め、自分を引き下げないようにしましょう。相手を高める謙遜を実行し、お互いを高め合う相乗作用を興していきたいものですね。

 相手を高める言葉や態度を具体的に連想してみませんか。

 いつもありがとう、すごいね、さすがだよ、好きだよ、かっこいい、楽しいね、面白いね、信じてるよ、応援するよ、頼りにしています、おいしい、かわいいよ、すてきだよ、いてくれて本当に助かる、一緒に頑張ろう、何か協力できることない、励まされます、笑顔、固い握手、賛同する頷き…など、いっぱいありますね。

 これらは自分が人から言ってもらいたい言葉や態度だと思います。自分も相手も引き下げないで、お互いを高め合う関係ができると、どんなに毎日が楽しく、モチベーションが上がることでしょうか。えっ、そんなこと口が裂けても言えない…って。口が裂けても言ってみましょう。空気が動き始めます。

■祈り■
 神よ、私に真の謙遜を与えてください。自分や相手を引き下げて、自分の存在を確認するのでなく、お互いを引き上げながらお互いを高め合うことが出来ますように。イエスの御名によって祈ります。

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