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心を込めて

 心の深みで話す、心の深みで聞く。なかなか難しいことですね。敢えて言い換えると、「頭で話せば頭に届き、心で話せば心に届く。頭で聞けば知識だけが届き、心で聞けば心が届く」となるでしょうか。

 もっと分かりやすく言えば「思いやり」を込めて話し、「思いやり」を込めて聞くということになるでしょう。

 「このことをどうしてもあの人に知って欲しい、このことを知ってもらうことによってあの人に幸せになってほしい」という熱い思いを込めて話すとき、つまり自分の益ではなく相手の益に焦点を当てて話すとき、言葉は相手の心に届くのでしょうね。

 同じように、自分でなく相手に焦点を当てて話を聞く、つまり「あの人のお役に立ちたい…、あの人の幸せに貢献できることは何だろうか?」という心で、相手の話に耳を傾けるときに、相手の必要に気づけるようになるのでしょう。

 話すにも聞くにも、自分じゃなく相手に焦点を当てることが秘訣なのです。


***参照聖句***
わたしたちひとりびとりは、隣り人の徳を高めるために、その益を図って彼らを喜ばすべきである。キリストさえ、ご自身を喜ばせることはなさらなかった。ローマ15章2-3

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